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- / ISBN・EAN: 4907953022089
感想・レビュー・書評
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【みえない雲】隠れた秀作。チェルノブイリ原発事故の悲劇が現代のドイツで起きたらという話。全く期待せず見たら予想外に面白く涙なしには見れない作品だった。パニック映画としてディープインパクトに負けないほど良く出来てる。終盤の暗転の連発は少し過剰、でも良い映画。85点
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相当マイナーなドイツ作品ですが、まあまあでした。原発事故によって引き裂かれてしまいそうになる恋人...。
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星4つにするか迷ったけれど……。
実は、某通販雑誌の「付録」として手に入れた本作品。
率直な感想は「ウィークデー真っ只中の夜に見る映画じゃなかった……」ーー重かったデス。
救いのある結末は、思ったより明るくて良かったのですが、その後の主人公たちに訪れるであろう不幸が予想される(主演女優さんの経歴から予想できる)ことを考えると、なんとも言えない気持ちになります。
前半がパニック映画、後半が放射線障害を強調した作りとなっているので、前半後半で時間の流れが大きく変わっていて、ちょっと分かりにくいかなという印象も持ちました。
様々な事実が見える映画です。ただ、この映画が真実のすべてではないので、十分に自分自身が知識を得ていく必要も感じます。 -
日本ではパニックは怒らなかったが…
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「見えない」「知らない」事に対する恐怖は、国籍を問わず、民族を問わずあるものなんだな…と、言うのが冷静な感想。
福島原発とはシチュエーションが事なるので(高濃度放射線が出ている事が、すぐに市民に伝えられたりしなかったから)全てが似ているとは言えないけれど、
被爆してしまった人への様々な差別や、被爆者が感じる葛藤は、見ていて とても切なかった。
原子炉を廃炉にしても、問題が単純に解決する訳ではなく、
人間が作り出してしまった過ちは、長い時間がかかっても(政治家に任せるとか、誰かに一任するとかじゃなく)小さい事でも1人1人が参加することで、歩み続けなればいけない様に思う。 -
作中の事故がチェルノブイリ型のもので、「一気に高線量被曝が広がった」ことを「市民がすぐに理解した上でのパニック」という作りになっているため、現に被害の渦中にあった身からすれば「福島原発事故の恐怖を思い出す」という作りではない。
何しろあの時は爆発した直後の集団パニックがなかったので、そこがひとつのメインに据えられていることに加え、被曝症状が間を置かずに発症している点も、おおもと違和感の正体なのだろう。
とはいえ、原発事故がドイツで起こったらああなる、ということで、結果として脱原発したという流れの中で生まれた作品である。日本の異常さみたいなものがむしろ明確に見えてくる点では、「さあ、自分だったらどうする?」というロールプレイ教材に使うのがいいのかもしれない。 -
映画館でみた。いまのところ、個人的に生涯no.1の映画。
ドイツという国が以前から大好きだったが、
この映画を見て、好きをとおりこしてなにやら、ドイツ人という人たちに対して尊敬や畏敬の念がうまれた一作。
人にすすめることはないけど。これを見た人と話をしてみたいとは思う。