サンシャイン2057 [DVD]

監督 : ダニー・ボイル 
出演 : クリス・エヴァンス  真田広之  キリアン・マーフィ  ミシェル・ヨー 
  • 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
2.98
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  • (6)
本棚登録 : 235
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142567420

感想・レビュー・書評

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  • 誰かがあそこまで運ばなければならない…

    衰えたとはいえ直視することさえ出来ない太陽に対し、
    まるでコウモリ傘の陰にでも隠れるかのように、
    遮蔽シールドを盾に一か八か太陽に肉薄していく宇宙船…
    運ぶのは核兵器一発…太陽の内部で爆発させ、
    連鎖反応によりもう一度太陽を生き返らせ…
    チャンスはたった一度だけ。

    この映画は、故郷の地球に住む人々からは知られることもなく、
    太陽にもう一度火を灯すことにより、
    命を懸けて未来をつなごうとする8人の男女のハードな物語です。

    ところで、この映画の中で一瞬とても気味が悪い瞬間…
    ミッション中に消息を絶ったイカルス1号の船内探索する際に
    突然映像に表れるサブリミナルイメージ…
    セリフには表現されていないが、瞬間的に見える、
    既にいないクルーたちの無邪気な笑顔は、
    ボクに声もなく語りかけてくる…

    「我々はかつてここにいたのだ」

    我々人類もいつかそのような声なき言葉を発するしかない、
    「かつての存在」となる未来を選択するのだろうか?
    そんなことを、映画を見ながら、ふと思った。

    無機質な船内に人工的に再現されたシダの群生。
    水、空気、ほど良い陽の光…地球環境を再現した
    バーチャル映像の部屋。
    宇宙では人間は生きられない…

    わずかな酸素の増減で数学的に命を左右され、
    ひとつの新芽の発芽に喜びを表すクルー…彼らの苦悩を見て、
    この地球で生きているという、奇跡的な出来事を、
    美しい映像表現の中で強く感じさせられます。

    いつも確かにそこにあるのに見つめることのない太陽…
    塵によるフィルターを通して見る夕陽でもない限り
    まともに太陽を見ることなどできやしない…
    でも、この映画はなんだか太陽を見たような気がしてきます。

    見つめることのできない太陽が確かなものであるのと同じほど、
    人が今ここにいる…というのも確かな出来事。

    「カネダ…何が見える…? カネダ…?」
    完全に身を晒し、真っ直ぐに太陽を凝視することになる彼は、
    かき消える瞬間…本当にあの時に何を見たのだろうか?

    詩情感が滲む映像の美しさは、数あるSF映画の中でも秀逸です。
    特にクルー全員が、太陽と自分たちの間を
    音もなく横切る水星のシルエットを見つめるシーンは
    何か心に滲みる。

    スターウォーズなどに代表されようなスペースオペラが、
    あまり心に響かないような人にはお奨めのハードSFという感じです。

  • 2007年日本
    キリアン・マーフィ、トロイ・ギャリティ、真田広之



    真田広之、、、、脚本選べよ!!
    この作品は何なんでしょう?
    太陽に核爆弾、アトムか?と思ったけどアルマゲドン?エイリアン?何?何?何?


    ★1つでもよかったかも、、、

  •  衰えた太陽を蘇らせる為に人類の存亡を賭けて太陽へ向かう宇宙船。しかし、連絡を断った1号を発見し。。。

     真田広之やクリス・エヴァンスなど豪華なキャスティング。太陽光の描写も美しさと怖さがあって良い。ストーリーも全体的に緊迫感があって、途中までグイグイ見せてくれる。
     なのに、終わりまで見るとあらっ?となる。誰も助からないのは想定内だからいいとしても、1号の生き残りの描写が中途半端で、話がぼやけてしまった印象。

  • 内容が分からない。。

  • 「サタ☆シネ」にて。たしかに「クライシス2050」を思い出す設定で、だからこんな邦題にしたんでしょうか。でもこんな昔のB級映画のタイトルをパクって何の得があるのかな。私は中学生のときに劇場にまで行って観てるからよく覚えてるんですけど(笑)

    遺棄された宇宙船をめぐってのサスペンスの部分はなかなか面白くて、「乗組員が1人多い!」ってところも面白い。でも結局、頭の狂った○○が襲ってくるという陳腐なホラー展開にがっかり。

  • イギリス製作とのことで、いろいろ英国らしい作品。
    でもサスペンスホラーの要素って必要だったのでしょうか?
    そのせいで悲壮な旅路に理知的に対処する乗組員の話が
    一気にB級SFの方向に行ってしまったような気が。
    あの彼はどんだけ超人なんだろう・・・ってかんじだし^^;

  • 途中からだけれど久しぶりに見入った映画。言いたいことがはっきりしていて、かつ細かいところまで作り込まれているのが素晴らしかった。

    あと名前の付け方ね。
    見終わってこの映画のコンセプトに思いを馳せた時にああ!って納得できる。

    映像も凝っていて、個人個人の視点と心理が上手に表されていてぐっときた。

  • 消息を絶った宇宙船の元船長がラスボスってのが、ありきたり過ぎて、品がなく、しょぼい。

  • 宇宙飛行士という人物は狭い空間で長期間集団生活を送らないといけないため、協調性がある人が選ばれると聞いている。あれほど何度ももめている様子を見ると宇宙飛行士として選ばれた人たちのようには思えない。
    将来、誰でも行けるようになり、単に専門的な知識に優れる人が選ばれるようになるのかもしれないが。また緊急事態のため上記のような人選が行われなかったのかもしれないが、それでも・・・と思ってしまう。
    それは後半問題になる、イカロス1号の船長についても思える

  • ダニーボイルだから期待したけど2007年当時の最新VFXを駆使って時点でゼログラビティに勝てるはずが無くて、決して悪い映画じゃ無いのに無駄にしょぼく見えて、申し訳なくなった。
    とはいえ、映像はとても綺麗で、我らが真田広之も出ています。

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