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- / ISBN・EAN: 4934569629913
感想・レビュー・書評
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すげ〜 AIなんだなガンダム
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GYAOで垂れ流されてたのでつい……。
ウルトラセブンや最初のガンダムは我々にとっては空気や水というか、主食。白ごはんのような存在です。「ガンダム」という単語を聞くとガンダムと名がつくのちのシリーズ全体を思い浮かべる方が多いだろうけど、違うのよ。ガンダムというのは『機動戦士ガンダム』だけなのよ。唯一無二です。
とにかくすごい作品ですので、もし観たことがない方がいれば死ぬまでに是非一度は観て頂きたい。劇場版三部作だけを観て済ます方がけっこういるけど、あまりお薦めしません。テレビ版から観て下さい。しかし、ブクログではガンダムの評価って低かったりするから驚く。
ガンダム放映時、私は1歳だったのでリアタイでは観ていなくて、Zガンダム世代です。だから、作品としてのガンダムは理解できるけど、現象や革新的作品としてのガンダムはどうやっても経験できない。
初めて観たのは1986年の再放送にて。8歳だったので内容はそんなに理解できてなかった。次に、10歳頃に劇場版三部作をビデオで観まして、『めぐりあい宇宙』で「何これすごい……」と完全にやられました。
その後、高校生の頃に深夜に再放送をしていて、第3話『敵の補給艦を叩け!』でまたまた「何これすごい……」となっちゃいました。
第3話と第14話『時間よ、とまれ』と第15話『ククルスドアンの島』は劇場版ではカットなので、お薦めはまずテレビ版。
ガンダムのことを語り出すとものすごく時間がかかるし、氷川竜介先生の全話解説を読んだ方が良いなと思いますが、一応メモ的に。
第1話『ガンダム大地に立つ!!』
庵野秀明が研究しまくって「完璧だ!こんなの、絶対に越えられない!」とか言ったとかなんとか。そしてエヴァにも踏襲される。ガンダムのマニュアルが爆風で飛んでくるのはご都合主義だけど笑。
絵コンテはもちろん富野総監督、演出が貞光紳也さんで今更びっくり!!『凶銃ムラマサ』の人です……。
フラウボゥのくだりで毎回泣いてしまう。テムとアムロの父子関係が、ガンダムを単純なビルドゥングスロマンにはしていない。
他、ゲリラの少年兵の話や、アバンタイトルでコロニー落としという単語をセリフで言っていないのもポイント。
第2話『ガンダム破壊命令』
1話と2話は前後編的なので1話の続き。カイさん登場、シャアとセイラの再会。この時点ではまだ明かされてないが、シャアの復讐譚で、兄妹が敵味方に別れているというシェイクスピア劇。生身(ノーマルスーツ)のシャアをビームライフルで狙わせるところが重要なお禿げポイント。
シャアとの初めての戦闘。アムロがブリッジに帰ってきてからのキャラの芝居がすごい。次の3話で決をとるシーンも。ブライトとアムロの確執の始まり。
第3話『敵の補給艦を叩け!』
1話2話が面白いのは良いとして、問題は3話。これがヤバい。アムロの作戦を聞き入れるリュウさんの器のデカさ。補給、兵站という概念。
つまり、無限に弾が撃てることはありえないし、やられたMSが次の回に何事もなかったかのように復活はしないということ。人間にもストレスは溜まるし、食料だって尽きる。それをちゃんと描いた作品。
ザクが量産型で第1話から3機編隊というのがガンダムのエポックな点だけど、旧ザクという過去の機体が出て、時間的な広がりを見せる。
ブライトとアムロの間に入るリュウさんマジで良いやつ。なのでのちのリュウさんの回に向けて号泣する準備はできている。
第4話『ルナツー脱出作戦』
この回も今観ると最高に面白い。ガンダムは連邦vsジオンの構図だけど、連邦軍=けして善ではないというのが明確に出ている。官僚体質、事なかれ主義。WB側は現場主義。
擱座したマゼランをWBがブチ壊すというのが……マゼラン=大艦巨砲主義、大和=ヤマト的で、お禿げ総監督の「ヤマトをぶっ潰す!!」という怨念…いや気迫がとても感じられて良い。
(WBのメインキャラ名は航空機から取られている。マゼランとWBは戦艦と空母の関係。)
ガンダムというのは15歳の少年を戦場に放り込んで、ただひたすらに追い詰めるというとんでもない話。富野に言わせれば「修羅の連続」。だから「君は、生き延びることができるか」。
富野総監督と宮崎駿は1941年生まれの同い年で、どちらも父親が兵器関係の仕事をしていた。テムとアムロの父子関係を考えるときに重要な点。
安彦さん(天才)は1947年生まれで、モロに全共闘世代。 -
初代!!!!いやはや次世代へと続くあのガンダムシリーズの初代というだけあってやはりとても面白い。
キャラは魅力的だし名言バンバン飛び出すしなにより赤いすい星の!!シャア!!!!ザビ家も良い -
全ての始まり。
「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」(シャア)-
「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで...「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。
宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
この1ヶ月あまりの戦いでジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。人々は自らの行為に恐怖した。
戦争は膠着状態に入り、8ヶ月あまりが過ぎた・・・。」(永井一郎)
先週、永井一郎さんがご逝去されたとのことで、ニュースではあらゆる世代でお馴染みの「磯野波平」役を代表作として挙げていました。もちろんそれはそれでいいのですが、自分の世代でいえば、やっぱりこれになります。
この他にもこの作品では、ドレン少尉やデギン公王などをはじめ、様々な役をこなしておられました。
他のアニメで印象に残っている役といえば、
『宇宙戦艦ヤマト』の佐渡先生や徳川機関長、『ド根性ガエル』で「教師生活25年」の決めセリフを言っていた町田先生、『未来少年コナン』のダイス船長、『うる星やつら』のチェリー、『ルパン三世 カリオストロの城』のジョドーなどがあります。
こうしてみますと、なかなか代表作に恵まれていたといえるのではないでしょうか。その分、多くの視聴者に知られた「声」でありました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
最後の締めはこれで。
「起動戦士ガンダム、次回『ガンダム破壊命令』。君は生き延びることができるか?」(永井一郎)2014/02/02
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ガンダムシリーズで唯一全部観た
Z以降は観てない
普通に面白かった
しかし個人的にここまで伝説的な作品になってる所以はわからなかった -
リアルロボットのくせにカラーリングが白というのが気にくわなくて敬遠していたが、それを補うだけの丁寧な話の進め方をしていると思います。今まで記号的だったアニメに、感情の機微という概念を持ち込んだとされるガンダム。フラウボウが戦闘前のサイド7を思い出して泣くシーンや、アムロの生身の人を殺すのをためらいMSに乗った途端「いける!」と撃ち始めるあたり、うまい。ワッケインが「私が責任を取る」と言った途端、軍法会議ものの手段にうってでるのも心理学にもとづいてるよなぁ。
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ストーリーは言うことないが、さすがに若干設定に無理があるかと。ガンダムチームのみで戦局変わり過ぎ・・・