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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988104042903
感想・レビュー・書評
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軍閥が描かれてたかというとうーん、という感じもしなくもないが、戦争したい人、国を愛したい人、悩む人、それぞれがそれぞれの信念と思惑で生きていて、そういう人が集まって自体が深刻になっていくプロセスはリアリティがあった。人は皆信じたもので輝き、信じたものに足を掬われる。
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ドキュメンタリー映画といった趣。実際の映像も多用し、東条英機を中心に戦争に突入する状況、敗戦への道のりを描く。1970年だと当事者もけっこう生きていて、天皇の扱いとか難しかったのではなどと思った。
東条英機が首相になったのは、軍部にもにらみがきいて、抑えがきくので戦争を回避できるだろう、という読みでなった、というのをNHKの番組で見たことがあった。この映画でも、「陸軍大将の時は、戦果だけみてればいいが首相となるとおかみの平和志向にも尊重しなければならないので大変なんだ」という部下へのセリフがあった。しかし一旦開戦すると、負けを直視せず本土決戦だ、という風に変わっていく。
1970.8.11公開
2021.2.6アマゾンプライム無料 -
太平洋戦争を政治の側面から描いており、いろいろ勉強になる映画でした。
まずは、2.26事件から太平洋戦争の末期に至るまで、東条英機に権力が集中していくプロセスが興味深かったです。陸軍と海軍とが主導権争いを行いながらも、責任だけはとりたがらないという酷い状況で、東条英機が「任せておけん」とあえて火中の栗を拾っただけのように思いました。
こうみると、戦争の泥沼化を招いたのは、陸軍と海軍とのメンツをかけた対立が一因だったということですね(まさしく「軍閥」)。陸軍が潔く中国大陸から撤兵することができれば早く停戦に持ち込めたものの、過去の戦果というメンツにこだわる余り、そのタイミングを逸してしまったわけですし。
「懲罰徴兵」なんてことがあることも初めて知りました。この毎日新聞の記者の徴兵をカモフラージュするために追加で徴収された者だちが硫黄島で玉砕したというのも痛ましい話ですね(映画ではそこまで描かれなかったですが)。
映画としては、最後が尻切れトンボだったのが残念。この作風(?)で終戦から東京裁判まで描いてほしいかな(長すぎるか)。 -
この作品は 1970年の作品
東条英機 に ポイントを置いていることに
意味があると思われる。
『A級戦犯』の筆頭 である・・・
東条英機が何を考え行動してきたのかをトレースしている。
東条英機は 小林桂樹 が熱演している。
2・26事件 から始まる。
天皇を中心とした政治をスローガンに
青年将校たちが決起して 総理大臣たちに 天誅 を下す。
結果としては 成功せずに 銃殺刑にされる。
陸軍内部では 彼らを犬死させないという機運があがり、
積極的な戦争推進派になっていく。
関東軍は 東条英機が司令官だった。
東条英機は カミソリといわれ
近衛内閣のときに陸軍大臣に就任する。
戦争が激化しようとする中で、
天皇から 東条英機が 首相になるように命が下る。
軍のトップが首相になれば、軍事政権に等しい。
戦争に反対するものは すべて逮捕される・・・
非国民 というレッテルを貼られることになる。
真珠湾攻撃、マレー沖開戦、シンガポール攻略
破竹の勢いで 進んだ日本軍は
ミッドウェー海戦での敗北、ガタルカナル島の敗戦・・・
加山雄二が演ずる新名丈夫記者(毎日新聞)が
『竹槍でB29は落とすことができない』と書いて
国民から 喝采を浴びるが・・・
東条英機は 激しくおこる・・・
新名記者は軍に召集させられる・・・
海軍は陸軍と交渉し、加山雄三は従軍記者になる。
特攻を見送る なかで、自分自身が何をしえたのか を問う
黒沢年男が、特攻隊役で 加山雄三に絡む。
『真珠湾攻撃のときは バンザイバンザイと書いた。
今頃になって戦争に反対したって、
勝つ戦争ならやってもいいのか?』という。
結構痛いところをつく。
東条英機は 敗北を目前にしながらも
勝つことを 信じて疑わない。
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