rabbit hole
- Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M) (2007年6月5日発売)
- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4997184877657
感想・レビュー・書評
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1stEP。残響系らしい哀愁のあるメロディラインと80-90年代のオルタナ系ロックから影響を受けたサウンドは「和洋折衷」を感じさせる。わりかしポップな感じなのでとっかかりやすいのはなかなかいい特徴。
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漂うメロディに対して拍子をするすると入れ替えていくリズム。
しかし、それが突拍子も無く聴こえないのは、
その変わり方は非常に自然に移り変わっていくところだろう。
さらに、その歌詞、これがとても不思議なおとぎ話のような、
目まぐるしく聴くものを導くワンダーランドなのだ。
これらが一体となると、もうそれはこのバンドしか作れない、
唯一無二の世界へと変わるのである。 -
1stミニアルバムにして、底が見えない世界観を感じられる一枚。
その空気を支えるのは、夜と朝が入れ替わる瞬間のわずかな世界の隙間に
ひっそりと存在する物語をすくい上げて編み上げたような歌詞だと思いました。
幻想的な雰囲気と残酷さは童話にも似て、柔らかくも儚く胸に届きます。
『鍵盤のない、』では語り部分もあって、物語を強く印象付けられますね。
そして、この独特な歌詞に変拍子を多用した楽曲が加わります。
こうして書くと癖が強い音楽かと思われるかもしれませんが、
メロディラインはとてもポップで、そこに乗るボーカルも水か氷のように澄んでいて、
曲としては不思議な調和がとれている聴きやすいバンドミュージックです。
ただ、まだ最初の一枚ということで、変拍子に若干振り回されている
曲展開のぎこちなさも一部で感じられるのは仕方ないところでしょうか。
このまま成長したら、末恐ろしいバンドになりそうな予感がしますね。
全体を通して1曲という印象を持つほど曲間の流れは自然すぎて、
反対に個別の曲の感想が書きづらいのですが、強いて好きな曲を挙げるなら、
1曲目にして彼らの持つ音楽の芯を感じられる『She Hates December』、
イントロが夜になって息をひそめる人々なら、
サビは暗闇に風穴を開ける眩いほどの月という印象の『夜の人々』、
風が街並みを吹き抜けていくようなサビのメロディとは対照的に、
白くて冷たい歌詞が語りを通じて降り積もる『鍵盤のない、』です。 -
まあさかさあまあさあーのフレーズが頭から離れない。
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内面的な作品。
自分に対する劣等感と、
周りに対する冷めた感情。
ハタノ氏の見方が好き。
サイレン・鍵盤のない、 -
残酷に澄んでいる
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不思議の国のアリスが
モチーフだったり
するんでしょうか
全曲繋がってるように
聴こえた
童話みたいな世界観
と言っても決して
かわいらしいものではなくて
ある程度成長した時に
すごく残酷な物語だと
気づいたりしますけど
そういうかんじ
この人たちの音は
次の展開が
予測できない
She Hates December
鍵盤のない、
がすきです -
身内購入
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01.She hates December
02.Alice
03.ブリキの夜明け
04.夜の人々
05.サイレン
06.鍵盤のない、 -
ピープルは、人によっては中毒になるバンドだと思う。『鍵盤のない、』の世界観が好きです。
オススメ曲→鍵盤のない、