善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]

監督 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
出演 : ウルリッヒ・ミューエ  セバスチャン・コッホ  マルティナ・ゲデック  ウルリッヒ・トゥクール  トーマス・ティーメ 
制作 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク  ガブリエル・ヤレド 
  • アルバトロス (2011年10月17日発売)
4.20
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本棚登録 : 1425
レビュー : 277
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318008479

感想・レビュー・書評

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  • ★★★ HGW XX7 ★★★

    真実を言ってる人間は、言葉を変えて表現しようとする
    嘘をついている人間は、同じ言葉を何度も繰り返す

    冒頭、学生相手に秘密警察の将校ヴィースラー大尉が
    淡々と述べていたが・・・異議あり!

    真実は言葉を変える必要はない

    だいたい嘘つきはよく喋る
    嘘の上塗り、語るに落ちるじゃないか

    こうやってヴィースラー大尉に楯つくと
    あたしの名前に×が付けられ
    盗聴の対象者となるのかな

    とにかく覗きと盗聴は悪趣味だ

    ラスト
    ポスティングのバイトをしているヴィースラー
    には親しみを感じた

    あれって健康的なバイトだ
    いつかやってみたい
    1時間でいい
    真夏はイヤだ

  • かなり良い映画だと思いますが、あまりに悲しい話で私には辛かったです。予備知識があれば見なかったかも。

    東西分裂時代の東ドイツが舞台で、恋愛関係にある劇作家と女優が反国家的ではないかと目を付けられ、盗聴され監視されるが、盗聴している優秀なスパイの男が次第に劇作家と女優に同情してしまい…というストーリー。

    国の援助がないと活動できない時代の女優の選択した行動とその結末があまりに悲し過ぎました。

    東西統一してからのラスト十数分が素晴らしく、この十数分で救われましたが、最近はあまりに悲しい映画は見なくなっているので久しぶりに堪えました。

  • DVD
    ーーこのソナタを真剣に、本当に真剣に聴いた人は、決して悪人にはなれない。

    反逆者の芸術家における5つのパターン、という論文が出てくる。科学的根拠をもとに、ひとつしかない真の幸福を求める。
    ドライマンもパターンを使う。たとえば、ネクタイの象徴する意味。最後まで中産階級から抜け出せない大臣の描写が面白い。
    ドライマンもヴィースラーも確かに東側の人間だったのだろう。しかし彼らはソナタを聴いてしまった。詩を読んでしまった。

    二人にとって真の幸福とはなんだったのか、それが知りたい。

  • 恋人たちのストーリーを垣間見ることで、仕事マシーンだった彼の世界に色が着いて行く。その過程の演技に脱帽。目の表情が序盤と終盤で大きく変わる。

    ドラマの登場人物に感情移入するのと同じだろうか。交代の時間が来てもヘッドホンを話し難く、名残惜しそうな様をみせるシーンがとても印象に残っている。
    そういう作り込みが丁寧で、瞬きする間も惜しいくらい喰いついて観ていた。

    言うまでもなく、ラストシーンの一言は鳥肌物。
    これほど美しい映画に生涯何本出会えるのだろう。

  • 良かった。ラストの落とし方もとても良かった。
    あなたの気がつかないところで、誰かがあなたのことを想っている。とても静かに見守っている。そういうことを気付かせてくれる。生真面目さゆえに持ち合わせた男の不器用な繊細さは心揺さぶるものがある。

    誰かのために何かをしてあげたい、気持ちを伝えたいという思いは、どんな創作物にも存在する一面だ。だからこそ芸術・創作活動は常に時代に翻弄されてしまうもので、それに関わる人々の様々な想いが直に伝わってくる。いつか、私も、誰かのためにソナタを届けられたら、と思う。もしかしたら届かないかもしれない、届けられないかもしれない。でも届くかもしれない。この映画を見ると、そんな一縷の希望を信じたくなってしまう。

  • スノーデンはいつの時代にもいる。
    観終わった瞬間に最初にそう思った。

    「国家」 対 「人としての尊厳」

    いつの世も、その戦いに多くの人が挑み、大半は敗北。
    それでもこの映画のように、歴史には決して残らないが、無名で無言の戦いがきっとあったはず。

    勇気とは違う何かに突き動かされる。
    ほんの一握りの人かもしれないけど。

    スノーデンは民主主義の行き過ぎに戦いを挑んだ。
    ヴィースラーは社会主義の行き過ぎに戦いを挑んだ。
    二人とも、その行動を誇ることなく、ただただ人としての尊厳を一番に置き、「孤独を選び」その戦いに挑む。

    そんな風に、現実社会とリンクしました。

    最後の1分間。
    これを観るためだけに、2時間がある気がする。
    ホントにいいラストでした!!

  • 表情変えない、はげたつぶらな瞳のおじさん、何したいのかよくわからん。
    デリヘル呼んでる描写は笑えた。

    他の役もどういう思惑か、国という大きさがあるためか、ぴんとこず、何度も寝てしまった。。なんとか最後まで観る。

  • ベルリン旅行の復習をかねて観賞。すばらしかった。社会主義に忠実で優勝な役人であるヴィースラーと、西の文学に傾倒し芸術家たちと交流するドライマン。監視・盗聴する側とされる側。一見すると共通点などないような二人の男の物語。
    登場人物それぞれのキャラクターがリアルで、汚い気持ちも含めてわかるなあと思えるから、時代や国境を越えても人間の心理ってあまり変わらないのだなと思う。
    ラストシーンは秀逸。
    理想通り生きることは大人になればなるほど難しいけれど、大事なものは何か、を見失いそうになったら何度でも見返したい映画。
    そしてまたベルリンを歩きたい。

  • 心が動かされる理由は、
    おそらく様々あるのだろうが、
    人間が、人間の尊厳を守ろうとするからだろう。

    それぞれの愛を描いた、静かだが確かな作品。

    ドイツの歴史を思い出す。

  • 請求記号:07D091(館内視聴のみ)

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