善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]

監督 : フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 
出演 : ウルリッヒ・ミューエ  セバスチャン・コッホ  マルティナ・ゲデック  ウルリッヒ・トゥクール  トーマス・ティーメ  ハンス=ウーヴェ・バウアー 
制作 : ガブリエル・ヤレド 
  • アルバトロス (2011年10月17日発売)
4.19
  • (381)
  • (271)
  • (162)
  • (19)
  • (6)
本棚登録 : 1455
感想 : 287
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318008479

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★★★ HGW XX7 ★★★

    真実を言ってる人間は、言葉を変えて表現しようとする
    嘘をついている人間は、同じ言葉を何度も繰り返す

    冒頭、学生相手に秘密警察の将校ヴィースラー大尉が
    淡々と述べていたが・・・異議あり!

    真実は言葉を変える必要はない

    だいたい嘘つきはよく喋る
    嘘の上塗り、語るに落ちるじゃないか

    こうやってヴィースラー大尉に楯つくと
    あたしの名前に×が付けられ
    盗聴の対象者となるのかな

    とにかく覗きと盗聴は悪趣味だ

    ラスト
    ポスティングのバイトをしているヴィースラー
    には親しみを感じた

    あれって健康的なバイトだ
    いつかやってみたい
    1時間でいい
    真夏はイヤだ

  • 冷戦末期の東ドイツ。冷静に反体制派を追い詰めてきたシュタージ局員ヴィースラーは、演出家と女優のカップルを監視するうちしだいに感情移入し、彼らを守るために危険を冒すようになる…。
    ヴィースラーと女優クリスタが差し向かいで語るシーンは2つあるが、言葉をうらぎる意思を伝えあうウルリッヒ・ミューエとマルティナ・ゲデックの演技は圧倒的だ。
    それにしても、壁の崩壊まで生き残った演出家と監視者は、冷酷な体制に立ち向かったある種の英雄という位置づけを獲得することができるけれど、生きのびられなかったクリスタの存在は、この政治史の中でどのような位置づけを得るのだろうか。
    彼女は、体制側だけでなく反体制派である同じ演劇人の男たちからも「政治に巻き込まれる」べきでない存在とみなされている一方で、政治的でない女性とみなされるからこそ、容易に権力者によって性的対象とされる。それはまさに権力と必死に交渉しながら生き抜く闘争なのに、彼女は私的な問題としてひとりで解決せねばならない。そして政治的忠誠心ではなく恋人への性的忠誠を裏切ったことにより、自らを死に追いやることになるのだ。
    そのとき劇作家が問題のタイプライターで書いていたのは、東ドイツにおける文化人の自殺という「政治的問題」だった。だがクリスタの自殺は、文化人の自殺という政治的な問題のひとつにカウントされることはないだろう。
    この、政治的に対立する男たちの間で性的忠誠心を試され犠牲に追いやられる女というエピソードは、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』の中にも出てくる、ある意味では定番の悲劇だ。女たちは、男たちの間の対立と連帯の物語を彩る、美しい悲劇として挿入され、実際のところ二重に性的に搾取され続ける。「善き人」たちが奏でるソナタが隠すこの暴力と沈黙にどう抵抗するのか。

  • 恋人たちのストーリーを垣間見ることで、仕事マシーンだった彼の世界に色が着いて行く。その過程の演技に脱帽。目の表情が序盤と終盤で大きく変わる。

    ドラマの登場人物に感情移入するのと同じだろうか。交代の時間が来てもヘッドホンを話し難く、名残惜しそうな様をみせるシーンがとても印象に残っている。
    そういう作り込みが丁寧で、瞬きする間も惜しいくらい喰いついて観ていた。

    言うまでもなく、ラストシーンの一言は鳥肌物。
    これほど美しい映画に生涯何本出会えるのだろう。

  • かなり良い映画だと思いますが、あまりに悲しい話で私には辛かったです。予備知識があれば見なかったかも。

    東西分裂時代の東ドイツが舞台で、恋愛関係にある劇作家と女優が反国家的ではないかと目を付けられ、盗聴され監視されるが、盗聴している優秀なスパイの男が次第に劇作家と女優に同情してしまい…というストーリー。

    国の援助がないと活動できない時代の女優の選択した行動とその結末があまりに悲し過ぎました。

    東西統一してからのラスト十数分が素晴らしく、この十数分で救われましたが、最近はあまりに悲しい映画は見なくなっているので久しぶりに堪えました。

  • DVD
    ーーこのソナタを真剣に、本当に真剣に聴いた人は、決して悪人にはなれない。

    反逆者の芸術家における5つのパターン、という論文が出てくる。科学的根拠をもとに、ひとつしかない真の幸福を求める。
    ドライマンもパターンを使う。たとえば、ネクタイの象徴する意味。最後まで中産階級から抜け出せない大臣の描写が面白い。
    ドライマンもヴィースラーも確かに東側の人間だったのだろう。しかし彼らはソナタを聴いてしまった。詩を読んでしまった。

    二人にとって真の幸福とはなんだったのか、それが知りたい。

  • スノーデンはいつの時代にもいる。
    観終わった瞬間に最初にそう思った。

    「国家」 対 「人としての尊厳」

    いつの世も、その戦いに多くの人が挑み、大半は敗北。
    それでもこの映画のように、歴史には決して残らないが、無名で無言の戦いがきっとあったはず。

    勇気とは違う何かに突き動かされる。
    ほんの一握りの人かもしれないけど。

    スノーデンは民主主義の行き過ぎに戦いを挑んだ。
    ヴィースラーは社会主義の行き過ぎに戦いを挑んだ。
    二人とも、その行動を誇ることなく、ただただ人としての尊厳を一番に置き、「孤独を選び」その戦いに挑む。

    そんな風に、現実社会とリンクしました。

    最後の1分間。
    これを観るためだけに、2時間がある気がする。
    ホントにいいラストでした!!

  • 良かった。ラストの落とし方もとても良かった。
    あなたの気がつかないところで、誰かがあなたのことを想っている。とても静かに見守っている。そういうことを気付かせてくれる。生真面目さゆえに持ち合わせた男の不器用な繊細さは心揺さぶるものがある。

    誰かのために何かをしてあげたい、気持ちを伝えたいという思いは、どんな創作物にも存在する一面だ。だからこそ芸術・創作活動は常に時代に翻弄されてしまうもので、それに関わる人々の様々な想いが直に伝わってくる。いつか、私も、誰かのためにソナタを届けられたら、と思う。もしかしたら届かないかもしれない、届けられないかもしれない。でも届くかもしれない。この映画を見ると、そんな一縷の希望を信じたくなってしまう。

  • 愛と理想を持ち、虐げられながら戦う芸術家と、

    体制の行使に生きてきた主人公のコントラストが、

    より一層、主人公の孤独を際立たせて、途中から可哀想に思えました。


    管理され、虐げられている芸術家も気の毒なのだけど、
    管理してる政府側の主人公も、かわいそうに見えてしまう。


    ヴィースラー(主人公)は、芸術家たちに出会うまで、
    自分が孤独であることに気づいていなかった。

    「国家(体制)以外に、自分が愛するものを持っていないこと」に、気づいていなかった。

    (国家が、愛を捧げられる自分の理想と違うことに、気がついていなかった。)



    芸術家たち(愛や理想のための戦い)を知ることで、

    政府のために残酷で非情になれた人間が、変わっていく・・。



    事件の後、

    ヴィースラーが、自分の負ったリスクを、何年も淡々と受け入れて生きていくのに感動しました。


    彼は、恋人や家族を作るなどの、現実的な救いを求めない。
    でも納得しているのです。

    ここも、
    事件後に、芸術家がそういう救いを手に入れている姿と、対照的でした。


    最後、
    芸術家の行動によって、救いは目に見える形に。


    孤独な人間でも、尊厳を持って生きていけるし、幸せを見出すことが出来る。

    そう思わせてくれた映画でした。

  • 表情変えない、はげたつぶらな瞳のおじさん、何したいのかよくわからん。
    デリヘル呼んでる描写は笑えた。

    他の役もどういう思惑か、国という大きさがあるためか、ぴんとこず、何度も寝てしまった。。なんとか最後まで観る。

  • ベルリン旅行の復習をかねて観賞。すばらしかった。社会主義に忠実で優勝な役人であるヴィースラーと、西の文学に傾倒し芸術家たちと交流するドライマン。監視・盗聴する側とされる側。一見すると共通点などないような二人の男の物語。
    登場人物それぞれのキャラクターがリアルで、汚い気持ちも含めてわかるなあと思えるから、時代や国境を越えても人間の心理ってあまり変わらないのだなと思う。
    ラストシーンは秀逸。
    理想通り生きることは大人になればなるほど難しいけれど、大事なものは何か、を見失いそうになったら何度でも見返したい映画。
    そしてまたベルリンを歩きたい。

  • 心が動かされる理由は、
    おそらく様々あるのだろうが、
    人間が、人間の尊厳を守ろうとするからだろう。

    それぞれの愛を描いた、静かだが確かな作品。

    ドイツの歴史を思い出す。

  • 請求記号:07D091(館内視聴のみ)

  • ふと見つけたレビューで気になってレンタル。
    ドイツ映画は今まで見たことなかったけれど、非常に良かった。主人公の表情がほっとんど変わらないのが、とあるシーンでの感動を最大限表現していると思った。
    終わり方が好みです。
    なんとなく、戦場のピアニストを再見したくなりました。テーマが似てるしね。

  • 「No, it's for me」
    と応えるその言葉と表情。
    静かに救われるラストが本当に感動的。

    人に優しく誠実に、見返りを求めず、
    自分の選択に誇りを持って正しく、そして美しく生きたいと思う映画。
    そういうふうに生きていれば、きっと今も見守ってくれている誰かがどこかで手を差し伸べてくれると信じたい。

  • 国家に忠誠を誓っていたヴィースラー大尉が、反体制の疑いがある劇作家ドライマンと同棲相手クリスタの盗聴監視を続けるにつれ、気持ちが変わっていく様が面白い。
    危険を冒してまで裏で二人を助けたりするのにも感動。
    ドライマンのピアノに涙するシーンも印象的でした。
    なんといってもラストがいいですね。
    台詞にグッときました。
    無表情が多かったヴィースラー大尉の誇らしげな、嬉しそうな表情もすごく好きです。

  • 観終わった後、いかにも職務に忠実そうだったヴィースラー大尉が、なぜ変わってしまったのかと色々考えてしまいました。
    「善き人のためのソナタ」を聴いて突然、善人になってしまった訳ではもちろんないのでしょう。
    ドライマンとクリスタからの影響もあると思うのですが、人間らしい感情や良心はもともと彼が持っていたもので、どんな権力も人間の心だけは支配できないということなんだろうなぁ。。。と思いました。
    きっとソナタは凍っていた心を溶かすきっかけになったんでしょうね。

    ラスト、大尉のひと言と笑顔が素晴らしいです。

    (2006年 ドイツ)

  • 久しぶりに打ち震えて泣いた。東西ドイツ統一をついに体感できた、という感動。それを味わわせてしまう作品。だから彼の自殺でも彼女の裏切りでも和解のシーンでもなく、ラジオからベルリンの壁が崩壊したと聞こえてきたあの静かな静かなシーンで震えて泣き出しました。

    小学生のときにベルリンの壁が崩れ、そのときはニュースで何度も映像が流れ、ああすごいことが起きていると目が離せなかったし、頭では歴史的な事件だ、とんでもないことが起きているんだ!と理解していても、その凄まじさっていうのは体感はできないわけで。ほんとにすごいことなのになあ、ピンとこない、当事者じゃないゆえの当たり前のズレのようなものを感じていたのです。そしてそれはやはり体感などしえないものなんかと思っていたのですが。

    映画って、傑作ってすげえなと。あれを体感させられるというのは、それこそ凄まじい。

    東西ドイツ統一という事実の言葉では語りきれないので、やはり「変身」の話として語りたいです。そも、東の(社会主義の)洗脳が解けて幸せになれたね良かったね(もひとつオマケに、北朝鮮や社会主義はやっぱイかれてる怖いわー)ということじゃなく、「そもそも私たちの側が、ある日突然、壁を壊されて統一されて、資本主義も民主主義もダメでしたよと言われることがあり得る」とリアルに想像できることがキモだなと思いました。

    そう、だから正直、主人公の翻心には、いやそんなに簡単に変わるものだろうか?という疑義を感じてしまったのです。二時間という枠もあるし、しかし丁寧に変身を綴ってあったし、それが如何に名伏しがたい衝動であり、模倣であり、それによる離陸と着地かは、本当に本当に作り込んであったのですが、東ドイツという国家と思想に形作られた己を、そこまで短期間のうちに逃れるものだろうか、と。変心はしていないのかもしれません。ラストあたりになって、変わってしまったことに気づいたくらいかもしれない。でも例えば私たちのいま持つ価値観は、その程度で翻るだろうか?

    翻るかもしれない、と思わせる芸術の、芸術が差し込む世界の一撫で。あの鮮やかさには、希望を見てしまう。だけどそれ以上に、ベルリンの壁が壊れたと聞いた瞬間の、あの世界!あれといったら!

    日本では、玉音放送でそれが訪れたのか、非常に気になります。無かったんじゃないかな、と思えるが故に。

  • 逃れようのない世界で。

  • 東ドイツの監視社会が描かれている。一番怖いのは今まで信じてた人に裏切られるよりも、疑うことですな。

  • 旧東ドイツで公安の男の物語。盗聴する中で対象者に感情移入してゆくさま、権力者のクズぶりへの失望感を、演技というか表情でえんじている監督兼主演の才能が光る作品。トーンは話がそうだけに落ち着いた、でも静かながら感情の起伏が激しいもので、そのあたりの「押し殺した」感のセンスを愉しむ作品なんだと思う。
    ありがちなシリアスなトーンといえばそうなんだけど。
    ポランスキーの雰囲気って感じ。

  • 1984年共産党政権下の東ドイツ。国家保安省のヴィースラーは劇作家ドライマンと妻で女優のクリスタの監視を命じられ、家に盗聴器をつけ24時間彼らの生活を見張る。彼らの友人である演出家が自殺し嘆き悲しむ2人は<善き人のソナタ>をピアノ演奏する。その曲を耳にしたヴィースラーは涙を流す。ヴィースラーは監視生活を続けながらも彼らに不利な情報はさり気なく見過ごすようになる。
    自分は監視されていないと確信したドライマンは、東ドイツの実情を西側のマスコミに投稿する。投稿した原稿を打ったタイプライターの所有者を探す国家保安省は妻クリスタを脅し、ドライマンのタイプライターの隠し場所をききだす。ヴィースラーは密かにタイプライターを移動するが、自責の念に駆られたクリスタは自殺を図る。国家保安省の上層部はヴィースラーが証拠隠滅しているとし彼を閑職へとばす。
    その4年後、ベルリンの壁は崩壊する。そのさらに2年後、ドライマンは彼が盗聴されていたこと、監視係HGWXX7が嘘の報告をして彼を守っていたことを知る。ドライマンはヴィースラーに会いにいくが、声をかけずそっと立ち去る。数年後、本屋にドライマンの著書<善き人のためのソナタ>がならぶ。「HGW XX7に感謝をこめて」という献辞をみたヴィースラーはその本を購入する。

    静かな映画だけどヴィースラーの演技にどんどん引き込まれる。1980年代に東ドイツでこんな監視体制が敷かれていたことにも驚き。拷問や監視のプロだったヴィースラーが芸術に触れて人間らしさを少しずつ取り戻す。クリスタの悲劇的な死からベルリンの壁崩壊、一度も顔を合わせることのなかった2人の心が静かに通い合う展開は情緒的にならないのに深い感動がやってくる。脚本が天才的にうまい。

  • 最後の表情とセリフがたまらなく、泣きました。素晴らしい映画でした。

  • フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、2006年作品。旧東独政権下での市民の監視、盗聴等にあたっていた主人公を描く。彼は、反体制の可能性のあった劇作家の生活の監視にあたっていたが、命令に反して、致命的な情報を握りつぶしてしまう。

  • 良く出来たドイツ映画

  • 2006年 ドイツ
    監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

    ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ

    84年の東ドイツ。東西分裂の中、東で行われていた国家による監視。反体制派をとことん監視する実像が描かれてます。
    東の国家に忠誠を誓っていた国家保安省(シュタージ)のヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)が劇作家ドライマン(セバスチャン・コッホ)と同棲している女優クリスタ(マルティナ・ゲデック)をエグイほどに監視してるうちに二人に共鳴していくお話。この任務がうまくいけば出世できるのに!なぜか二人に共鳴し、シュタージの逮捕から守るって展開。

    ところが!!
    何をもって共鳴したのか伝わってこなかった、いや、理解できなかった。
    何かを見落とした模様(悲しい、、もっかい見ないとなんない)
    ドライマンとクリスタの何気ない会話、愛、そしてドライマンの奏でる音色で何かを感じたんでしょうか。
    自分自身の愛のない規律正しい生活とドライマンのクリスタに対する無償の愛を比べて、そして自分の上司達のヘドが出るような個人的な行いと比べて。
    って、めっちゃ想像の世界に入ってしまってますが(笑

    いつもいつも感じる北朝鮮のスパイが南に入って生活して不思議に思わないのかって疑問に通じてしまいます。

    ドライマンは結局、出世できずに地下室で働くことになり、、、そしてやがて東西の壁は壊れてドライマンは自分の監視のネタバレを知る。
    このシーンは要ったのかなぁ?もうちょっとシンプルにネタバレして欲しかったなぁ。
    ラストにヴィースラーがドライマンの本を「自分のために買うんだ」って買ってる顔がぐっと来た、よかった。

    そうそう、顔と言えばヴィースラーがエージェント・オブ・シールドのコールソンに見えてしまって、、きっと感情移入できなかったんだろうな(笑

  • ラストシーンの表情!

  • 独裁政権末期の描写がとてもリアルで、淡々とした運びながらまったく飽きさせない。
    まじめ一辺倒でやってきたシュタージの局員の複雑な心の動き、翻弄される人々の弱さ。

    壁崩壊後、落ちぶれた生活を送っていた主人公が、ふと本屋でその本に出会い、自らへの謝辞を巻頭に見る。思いが伝わっていたことがわかる瞬間。
    本屋の店員に贈り物かと聞かれ「いや、これは私のための本だ」と言うシーンに思わず涙した。

  • 2007年アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
    時は、1984年東西冷戦下の東ドイツ東ベルリン。反体制派を取り締まる国家保安局シュタージ局員は、劇作家とその恋人の女優の監視・盗聴を命じられる。これを命じた大臣の目論見とは?この恋人たちの行く末は?そして、ベルリンの壁崩壊後のこのシュタージ局員は?

  • 冷戦下の東ドイツ。信念を貫き通す2人。シュタージの実態も垣間見える

全287件中 1 - 30件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×