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- / ISBN・EAN: 4571147371651
感想・レビュー・書評
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作り価値も見る価値もない下品な映画。
予告編の通りで、なんの意外性もない。
この映画を見たら、香水が買いたくなるか?
いな、ま逆。
気分の悪い映画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
芸術的すぎて、理解しかねる場面も多かったけど
逸話として完成度が高いと思う。
映像がとてもキレイでグロくて
オチも不思議で、シュール加減がちょうどいい。 -
グロかったり、
ラストがナンセンスだと感じたりしましたが
素晴らしい映画でした。 -
原作は未読、映画から鑑賞。原作が面白いのは薄々小耳に挟んで居たが、今になって観てみるととても素晴らしい作品であった。匂い、馨りを映像化したのは斬新で画期的であり、同時に耽溺してしまう。芳香に対する蠱惑、率直にグルヌイユに感情移入してしまった自分が居る。生娘の香りこそが至高、というのも納得できる。
あの時代だから、石鹸やシャンプーなんて余り無いだろうから、最後の上流階級の生娘以外は"真"の体臭を発して居たことであろうか。寧ろ、少し匂って(現代人からすれば臭い)いたこと間違いない。グルヌイユにしか感じとれぬ匂い、生気に似た様なものを蒐集する悦び、それだけが彼の糧であり、己の存在理由なのだ。
グルヌイユから云わせれば、現代人の化学香料満載の体臭を漂わせた生娘など眼中に入らないばかりか逆に軽蔑、敬遠するのではなかろうか。そのままの状態、即ち汗や角質、生の皮膚からの体臭だからこそ良いのであって、清潔性の向上してしまった現代人から漂うのは悪臭なのかもしれない。常人には理解の及ばぬ世界と嗅覚、思い切り堪能させて貰った。
究極の香水を完成させるに至る犠牲はかなり大きい。13人もの生娘を生贄に捧げねばならぬ。グルヌイユの真似を現代ですれば、極刑確実(劇中でも極刑だったが)、快楽連続殺人鬼史の仲間入りである。それまでして生娘から抽出した香水を、世を統べる匂いを生み出したかったグルヌイユ。あのラストも中々良かった。
私も色々な芳香(香料に非ず)は好きな方なので、同感してしまう場面があった。現代では只の異常性癖者扱いされるのがオチなんだろうけど。煙草辞めようかな。鼻が効かなくなるしなあ。ははは。
長々語ったけども、究極の"感覚美"はグルヌイユと同じで"匂い"だと思う。視覚的な美には飽和がある。匂いの様に不可視だからこそ美しいのだ。そして、それを嗅覚を通じて感じ取れる人間の構造に感謝。 -
冒頭の画面が
それはもう「腐敗」に満ち溢れていて
あ、これは綺麗かもー、とドキドキ観始めていたのですが
思っていたよりも猟奇的ではなくて
とても寓話的で静かな作品でした。
750人が裸で絡み合う噂のシーンは、さすがに圧巻。
エロティックというよりかは
全体的に熟した果実のような、絵画的な色調は
なんかもう、こう、宗教画を見てるような印象でした。
最後の最後が壮絶すぎたけれど
でもあの終わり方は、すごく、すき
脚本がクリスチーネ・Fの方らしくて、またびっくりでした。 -
18世紀半ば、フランスの魚市場で生まれた匂いに敏感な男が女性を素材に人の心を支配できる究極の香水を作るが最後はその香水を大量に浴びてその香りに群がってきたホームレスに貪り食われるというホラー映画。
という要約はちょっと違うかもしれないが、まぁだいたいそんな感じ。 -
なんだか驚きの連続でした。
ええーーーーーっっっ!!!!
ってな感じの映画。
死体が美しかった -
ベン・ウィショーが!!!かわいすぎて!!!!!
匂いという目に見えない感覚を扱っているはずなのに、なぜか漂ってくるんですよね、強烈に。それぐらい映像に入れ込ませる感じがすごい。
処刑台のシーンはなんじゃこりゃ……でしたけど、それでもカメラワークにはっとさせられた。
(2006年 トム・ティクヴァ監督)