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- / ISBN・EAN: 4547462042552
感想・レビュー・書評
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1999年公開のアメリカ映画。
1967年、
精神不安定から
自殺を図ったスザンナは、
両親により強制的に
精神療養施設に入れられることに。
そこで
『境界性人格障害』と診断された彼女は、
エキセントリックで魅力的な患者
リサと出会う…。
様々な心の病に苦しみながらも
健気に行き抜こうとしている
同世代の女性たち。
彼女たちとの交流を通じ
やがて少しずつ
スザンナは
自立心を取り戻していく…。
名作『カッコーの巣の上で』の
女性版とも言える
大好きな映画です♪
アイスクリーム屋や
『ダウンタウン』を弾き語るシーンは
今でも思い出せるし
観るたびに
心の柔らかい部分に響いてきます(T_T)
少女たちの不安定な精神状態を、
この映画はあくまでも
病気としてではなく、
思春期の揺れる心情からくるものとして描いています。
病気と
そうじゃない人たちとのボーダーラインって
なんなんだろう…。
周りの人間に理解されなければ、
それは異常(病気)なんだろうか?
自分に正直で
壊れやすい心を持った普通の少女たち。
ただ
心の降り幅が
人より大きいだけ。
自分たちの周りに普通に生活している人たちの中にも
多かれ少なかれ
彼女たちと同じ悩みを抱えてる人たちは
沢山いるだろうし、
その辺の境界線って
本当に曖昧なんだなって思い知らされたような気がします。
『心の病』というテーマを借りて、
人と解り合うことの意味や
人生は自分が選びとるものという
メッセージも秀逸な傑作です♪
キャストには
原作に惚れ込み
自ら製作・主演(スザンナ役)をこなした、
『シザー・ハンズ』
『リアリティ・バイツ』の
ウィノナ・ライダー。
エキセントリックなリサ役には、
この作品で
アカデミー賞と
ゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞した
アンジョリーナ・ジョリー。
けどこの作品に関しては
完全に
アンジーの一本勝ち(笑)(^O^)
前髪パッツンで
存在感抜群の彼女を
初めて知った映画でした。
他に
凛としたウーピー・ゴールドバーグ、
まだ初々しい
ブリタニー・マーフィーの熱演も心に残ります。
安易なハッピーエンドでは終わらない作品だけど、
自分を好きになれない人や
自分の存在に
疑問を持ったことのある人なら
必ず何かが残る映画だと思います(o^-^o) -
~●~* 自分を壊したがっている時期の子供~●~*
原作はスザンナ・ケイセンの「思春期病棟の少女たち」
個人的には非常に惜しい作品、なにかが欠けている。
どっかの女子寮か?と思うほど楽しそうで
精神病院とは思えない自由さだ。
途中から人懐っこいルビーという猫が登場します。
このルビーが図らずもアニマルセラピーとして大活躍します。
そうまさに動物介在療法となったんですね。
アンジェリーナのカジュアルないでたちと、
ツンツンの前髪と鋭い目つきが印象的でした。
でも、猫のルビーが一番よかったな。
惜しい。 -
同じ精神病棟が舞台でも、「カッコーの巣の上で」は人権抑圧が主題であって、本作は思春期の少女の繊細さと脆さを描いた青春映画といったところでしょうか。キャストの熱演は目をひきますが、わかりやすいカタルシスのないモヤモヤした映画なので、個人的には苦手。
とりあえずこの映画に関しては、製作・主演のウィノナ・ライダーがオスカーを獲ったアンジェリーナ・ジョリーを僻んで「この役を演じれば誰だってオスカーを獲れる」と言い放ったというエピソード以上に面白いものはありませんw -
「私が異常? それとも世界が異常? 心が壊れてしまっても、つらい秘密をもっていたとしても 異常ではない 揺れが大きいだけ」 そんな言葉が印象的だった。
怖いのは、見たくない自分に直面させられることなんだろうな。そのためにあの手この手で目を背けている。その人の抱えてるものを的確に指摘すればいいってもんじゃないよね。その人が受けとめられる形で、タイミングで。でも多少の痛みは避けられないものだと思った。 -
前に観てから20年ちょっとたつ。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーがとにかく美しかった記憶で、今回もまったく同じ感想。
主人公スザンナは境界性人格障害と診断され入院させられるが、限りなく正常に近く見える。だからこそ本人は生きにくいし周囲も理解しにくいのか。日常でこの診断を受けている人はまぁまぁな割合でいるはずなので、良い視点が1つ増えた。 -
Amazonのコメント欄を半分くらい読んだだけだが、とにかく評価が高くてビックリした。
もう何度も見ている、という人も多く、さらには「自分が入院した時と重なる」「自分の考えていたことと同じだった」などと書いている方もたくさんおられて、映画よりむしろコメント欄の方が私には衝撃だったかも。
そうか、同じような病に苦しんでいる人には非常にリアルな映画なんだなぁと、とてもに勉強になった。
しかし、私には全然ぴんと来なかったなぁ。本当に。
悩める方々に申し訳ないくらい、私はこの手の苦悩には無縁かもしれない。(だからAmazonコメント欄にビックリしている訳なんだけど)
そして、正直な感想として、これをもう一回見たいともあんまり思わないです。
思春期に見ていたら、もう少し共感できたかもしれません。
思春期って、だれもが心の病にかかっているみたいなもんだから。自分自身振り返っても、ちょっとしたことで自分のベースがグラグラしていたと思う。
ところで、ずっと「アンジェリーナ・ジョリーの映画」だと思っていたので、ウィノナが主役だったのでビックリした。彼女が出ていることすら知らなかった。
この映画がどこかで言及される時って、ほぼ100%、アンジェリーナ・ジョリーの役についてなので。
けど、私にはアンジーの役は怖すぎた・・・・
特に、退院した友達の家でキレて友達をなじっていたシーンには震えあがった。
ああいう場に居合わせたら、どうしたらいいんでしょうね。対処の方法を、私は知らないなぁ。 -
アンジー劇場だったけれど、
他の俳優陣の演技も素敵だった。
60年代のアメリカの精神科病棟が、
現実的にどのようなところだったかはわからないが、
原作はノンフィクションということで、
案外再現率は高いのだろうか。 -
正常と異常のボーダーライン
異常さとは弱さなのか、強さなのか
ひたすら、ウェノナライダーとアンジェリーナジョリーのうつくしさに目を奪われていた -
ウィノナ・ライダーよりもアンジェリーナ・ジョリーを見るための映画。
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舞台は1960年代後半のアメリカ、主人公は17歳の多感な女の子で、アスピリンの大量服薬を経て、親に言い含められ精神病院の女子閉鎖病棟に入院する。
1960年代と現在では彼女たちに対する分析も、障害者福祉のありようも変わっている。が、彼女たちの生きにくさ自体が変わることはない。
なぜならその生きにくさは、とどのつまり現代人共通の精神の不条理に通じているからだ。
彼女は私たちであり、その共感がつよく観る者の心を打つ作品である。 -
アンジェリじゃん!とリサが登場した瞬間思わず声出しちゃいました。色々と印象に残るいい映画でした。また観よう~!
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心の傷やショックを癒すために、揺れや症状があるのかも。
書くことや吐き出すこと、そして、他人と時には心に血を流し、痛みを覚えながらも、自分をぶつけることが、自分を取り戻すために必要なこと。 -
promiscuous
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見終わって一番はじめにおもったのは、まったく人ごとではない だった。すこしずつ登場人物のおんなのこ達の考えてることが分かるような気がして動悸がして冷や汗が出た。
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高校の時見ました。
当時はいい話だと思いました。
今観たら、「病んでるから入院とか、甘えんな!」とか思ってしまうかも知れません(笑)
でも若い頃は病んでいいと思う。そして必ず乗り越えてほしい。 -
怖い映画かと思ってみるのをさけていたけれど、勧められたのでみてみました。病気をかかえる人の話かとおもいきや、自分へのメッセージとしてとらえられる場面もあり、見ごたえがありました。
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リサが一番正直だから隔離される。言いたいこともやりたいことも、そこに善悪の判断や遠慮なんか無い。リサには心を痛めるという、きっと人の一番大切な部分が欠けている。誰もリサを見ない。彼女が支配的で暴力も厭わないから。だからずっとリサは暴れ続ける。少女だった頃、本当の自分を察して欲しくてジリジリと焦げ付くような思いをしていたのを思い出す
コメントありがとうございました!
私も色々と参考にさせて頂いて、コメントなど残すこともあるかと思いますがよろしくお願い...
コメントありがとうございました!
私も色々と参考にさせて頂いて、コメントなど残すこともあるかと思いますがよろしくお願い致しますm(_ _)m
有名な作品ですが、実はまだ観たことがありませんでした。
タイトルから、青春がテーマでけっこうアッパーな?(笑)映画だと思っていて避けていたんですが、レビューを読んで、観てみたくなりました
テーマとしてすべての人に共通する悩みをさらけ出すといったものは好きなので、観てみようと思います!
コメントありがとうございました(^O^)
実話が基になっているので
リアリティあるし、
コントロールできない思春期の心の...
コメントありがとうございました(^O^)
実話が基になっているので
リアリティあるし、
コントロールできない思春期の心の揺らぎを
経験したことのある人なら共感できるだろうし、
音楽や
アンジーの名演も含めて
時が経っても
記憶に残る映画だと思います。
また機会があれば
チェックしてみてくださいね♪
こちらこそ
これからよろしくです(^_^)