ローズマリーの赤ちゃん [DVD]

監督 : ロマン・ポランスキー 
出演 : ミア・ファロー  ジョン・カサベテス  ルース・ゴードン  シドニー・ブラックマー 
制作 : アイラ・レヴィン 
  • Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D) (2007年8月24日発売)
3.65
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レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113758307

感想・レビュー・書評

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  • 「戦場のピアニスト」でも有名なロマン・ポランスキー監督作品。ローズマリーというと「笑って!ローズマリーちゃん」というアメリカの脳天気ソングを連想させますが、まったく関係ないみたいです。

    ちょいと前に観た「悪魔のワルツ」と非常に近い線です。狂気的な悪魔儀式と、その存在をただ一人知ってしまう主人公。そして、それが妄想なのか現実のものなのかがはっきりしない点でも同じです。

    ただ、「悪魔のワルツ」とは美術関連の質がまったく違っていて、ロケ地はニューヨークですが、ヨーロッパを意識したであろう60年代特有のセンスが盛り込まれた家具や服飾となっています。テーマ曲にしてもハープシコードを使ったり、歌もスキャットだったりします。

    1度観ただけでは、ドラマ的に展開される箇所での伏線をうかがい知ることができないので、複数回観ていくと色々気付かされるかもしれません。観ているだけでもフランス映画風の映像を楽しめますが、直接は示されない、カトリックが悪魔から受ける恥辱的な行為の数々は結構スキャンダラスかもしれません。

    主人公が妊娠したあたりから途端に傷つきやすくなり、他人の意見に流されて妄信と言われても仕方ないような口ぶりや素振りを連発してしまうのですが、この主人公の主眼から一度足りとも離れない作品なので、本当にどこまでが敵なのかわからなくなり、人がときに抱く「不信」の感覚を見せつけらてるように感じます。

    グロテスクな描写はほとんど登場しません。安心してモッドなパーティー会場でビデオセット。

  • グロテスクなシーンはないけど、見ているうちにだんだん私もローズマリーの目線になっていって怖かった。妊娠してないのに自分まで子宮がズキズキと痛みそうな、「もし自分だったら…」と思うと居ても立ってもいられない、緊張感のある恐さ。
    グロテスクな映画じゃないだけに妙にリアリティがあって、こういうホラー映画もあるのか…と思った。むしろ血がいっぱい出てくる作品よりずっと怖い。見た後に人間不信になっちゃいそう。

  • どこからがほんとうで、どこからが妄想なのかわからない気持ち悪い恐ろしさ。冒頭からかなり伏線は敷かれているので、あとでもう一度観直してもおもしろそう。美術や衣装はまさに60年代という感じ。オープニングクレジットが良い。

  • 繊細な恐怖を与える作品だなぁ。
    とくに女の人には尚更なんじゃないかな。妊婦には見せちゃいけない映画かもしれない。
    最後までじわじわと魅入ってしまった。そして変な汗かきっぱなし!
    とくにローズマリーを演じるミア・ファロー。彼女が最高によかった!彼女の魅力による本作の貢献は大きいと思う。普通に彼女のファッションや、暮らすアパートの部屋のインテリアなどを観ているだけでもお洒落で満足できる。
    ローズマリーが隣の奥さんからもらうお守りのデザイン素敵ですよね。
    「ローズマリー」や本作の鍵をにぎる「タニス」の薬草とかそのワードにも本作の静寂した美しくも冷ややかな空気感をもたらしてくれる。

    それにしてもオカルト集団怖!!!!!
    ホラー映画は普段あんまり好きではないのだけども本作はすごく好きです。
    母性ってすごいなぁって思った。
    悪魔に呪われた赤ちゃんでも腹を痛めて生んだ我が子は我が子。
    最後の複雑ながらも母の顔をただよわせる表情が物語ってましたね。

    テーマ曲もまた一層そのじわじわな恐怖感を高めてくる。素晴らしい!

    というかこの映画のロケはダコタハウスで行われたのか・・・!!何気に驚きました。
    ミア・ファロー、彼女が主演する映画という点も含めて地味にビートルズ的なネタが満載なんですね。笑
    ダコタハウスって本当に悪魔いるんじゃないの?っていう。

    ちなみに一緒に観ていた妹や母には評判がよろしくなかった。
    好き嫌い出るのかなぁ。妊娠とか悪魔とか生理的な問題かもしれないけど。
    ローズマリーの赤ちゃんが気になるような見たくなかったような。笑

    私はすごく大好きです。本作。

  • すごいゾクゾクさせる映画。
    何か怖いものそのものを映すわけではない。
    視点はローズマリーの視点。


    現実的レベルにとどまるのか、超現実の介入があるのか、が最後まで明かされない極めて幻想的な作品。


    見てて感づくとかそういう問題じゃない。
    その物語の恐怖感/不条理さを感じることが大事。


    狂気な人は狂っているように見えて、狂ってなかった。
    狂ってない方が、変(狂気)だった。
    すごい面白い。


    もう、役者さん、得にローズマリーがすごい。
    あの人の表情・演技でその場の不安感や恐怖感がビンビン伝わってくるかのよう。

    家具や色合い、どこか悲哀を帯びた子守唄のような音楽まで、完全なホラーでに持って行くわけじゃなく、あくまでも現実と超現実の間をゆらゆらさせて、次に何が起こるかわからなくさせるあの感じが凄いと思った。
    ロマンポランスキーって、やっぱ凄過ぎる。


    恐怖とは、人間の想像の産物が生み出した悪魔とか、ゾンビとかが恐怖なのではなく、人間のなかにある邪が恐ろしいということ。

    何を考え、どんな野心や邪心を持っているのか、人間の内面が見えないということが恐ろしいということ。
    そしてローズマリーがようやく安らぎを見せるのは、悪魔の血を受け継いだ我が子をあやした時。
    優しさと、そして言いようのない切なさの無慈悲なラスト。

    静かに流れるテーマ曲が、母親になる喜びに溢れていて、愛する夫と生れてくる赤ちゃんと幸福になるつもりだった、そんな遠い昔の夢を見つめるような、悲しくも優しく流れる。


    ホントに忘れないと思う。
    ラストのローズマリーがゆりかごを覗き込んだ時のあの表情の複雑なこと。
    自分がカトリックで、神の加護にある自分が生んだ悪魔の子、、でも、我が子は我が子。
    あのショットで、この映画が100点の映画になった気がした。


    ちなみに、、、
    原作は『ローズマリーの赤ちゃん』のアイラ・レヴィン。

    レヴィンはTIME誌かLIFE誌を読んでいて、妊娠中に鎮痛薬サリドマイドを飲んだ母親から障害児が生まれているという記事を見て『ローズマリーの赤ちゃん』を書いたらしい。

    そして、
    ローズマリーの赤ちゃん」の撮影終了の後、1969年、ポランスキーの妻であるシャロン・テートが惨殺されるという事件が彼を襲う。

    それと、
    この物語の舞台となるアマート「ダコダ・ハウス」は、ジョンレノンとオノヨーコが住んでたことでも有名らしい。

  • 正気の沙汰じゃない。

    ファッションを見るだけでも楽しい。

  • 可愛い

  • ミア•ファローが着てた服全部欲しい。

  • タイトルはよく耳にするものの、内容自体は知らなかった作品をようやく鑑賞。露骨なホラー映画ではなく、ヒロインであるローズマリーが猜疑心を募らせ不安定になっていく様をドラマチックに描いて恐怖をあおるという、むしろサスペンスのど真ん中をいく作品だったのが意外。このローズマリーが、なんともはかなげで頼りないので、彼女があからさまな罠にかけられていくシーンでは、観ていてハラハラしっぱなしだった。
    公衆電話のブースの中で危うげにほくそ笑む演技がとても印象的。

  • ミア・ファローが可愛くて,洋服やインテリアもおしゃれで満足。
    内容は,アメリカホラー映画のびっくりさせる怖さとか,日本映画の陰鬱な怖さとかがなかったので,最後まで見られた。

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