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- / ISBN・EAN: 4934569630384
感想・レビュー・書評
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先週深夜に放映されていて、ヤサコやフミエの顔が香港映画のOP的に縦長だったからアスペクト比おかしくない?と思っていたら、今週また同じ回をやってたからびっくりした。結局また観てしまったけど、『電脳コイル』は何回観ても面白い。繰り返しの視聴に耐えられる作品です。サラッと観ても面白いけど、脚本がきちんと作られていて、よく観ないと伏線だと気付きにくい。仕掛けが何層にもなっている。
磯光雄さんといえば、世代的にはポケ戦のハイゴッグのシーン。元々スーパーアニメーター。アニメーター上がりの監督が宮崎駿や庵野秀明、そうでなく演出のみが高畑勲や富野由悠季で、磯さんは前者。たぶん、長年ずっと温めてた企画だったと思う。私は細田守や新海誠よりも磯さんを支持しているので、このあと何作か作っていれば……で、新作だけれど関東関西中京のみの劇場公開でソフト発売、あとはNetflixらしい。時代の流れとコロナのせいか……劇場アニメという意義がもはや薄れている。売り方としてはガンダムUC以降の感じ。
脚本、第7話に宮村優子参加(あんたバカァ!?じゃない方の)。宮村さんは『わげもん』の脚本もやってたが、どういう経緯で電脳コイルに参加したのか。
この作品は、細かい部分の芝居がとても良い。多少オーバーアクトかもだし、今観るとカットのテンポがすこし気になる箇所があるけど良い。
キャラデザは本田雄さん。私はエヴァの前の『メタルファイターMIKU』の頃に知っていたから、たぶん当時すでに有名だったんだと思う。第1話の小ネタで「平松産婦人科」(平松禎史)と「井上漢方薬局」(井上俊之)。井上さんもスーパーアニメーターだし、他はエヴァのスタッフだから百戦錬磨。日本のアニメーターのガチで凄い人たちが作っている。ウィキペディアにも書いているけど、すごく動きが良いのに動画枚数は少ない。上手い演出と上手い作画があれば、動画枚数を減らせるという良い見本。
声優、ヤサコは折笠富美子。マッドハウスだと『千年女優』。マッドハウスの『パーフェクトブルー』→『CCさくら』の岩男潤子さんみたいに流れがあって面白い。折笠さんのちょっとした喋り方が良い。イサコの桑島法子はミスマルユリカだけど、個人的にはハトプリのキュアサンシャイン。髪型も声も近いし、すしお繋がりでもある。そしてやはりハラケンのパクロミねえさん!パクロミさんの少年ボイスは最高だと思う。ジョルノはパクロミの方が好きだった。
1〜3話までがデンスケに寄生したイリーガルの話。4話はダイチの黒客の話。そして5話からハラケン。ダイチとフミエちゃん話の始まりである……この流れの8話のお祭り回が最高。ハラケン回の6話がすごく面白いです。この回は何回も観たい。
6話でフミエがヤサコの違法なものを全部外したはずなのにキュウちゃんに攻撃される。これは……?
1巻の感想で「日常ハードSFとか、ジュブナイルハードSFとでも言うべきか。学校の怪談、都市伝説、天沢退二郎、藤子F先生など」と書いたけど、もっとある。陰陽師、クトゥルフ、NHKの少年ドラマシリーズ(伝統的!)……。そして、今回見返してようやく気づいたのは、いとうせいこうの『ノーライフキング』!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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まだまだ普通に楽しめた前半戦。
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[○10/12/16鑑賞]やばい。第5話までみたけど、全然引き込まれない。自分とは感性が合わないアニメなのか?