バジリスク ~甲賀忍法帖~ DVD-BOX (アンコールプレス版)

出演 : 鳥海浩輔.水樹奈々  木崎文智 
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4560229550954

感想・レビュー・書評

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  • 「二人手をたずさえて、両家を縛る宿怨の鎖を断ち切ろう」四百年の永きにわたる甲賀と伊賀の宿怨を断ち切り、共に生きることを誓い合う甲賀の弦之介と伊賀の朧。
    しかし、愛し合う二人は、殺し合う運命にあった……
    慶長十九年。齢七十三歳の家康は悩んでいた。暗愚の兄・竹千代か、聡明な弟・国千代か?混乱を極める徳川三代将軍の世継ぎ問題に決着をつけるため、
    甲賀を国千代派、伊賀を竹千代として忍法の二大宗家を相争わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法殺戮合戦の結果、どちらか生き残ったほうにそれを賭けるという厳命を下した。
    先代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」が解かれ、手綱を解かれた猟犬のごとく、怨敵に挑んでゆく忍者達! 己の肉体こそが最大の武器! 人知を超えた秘術をもった、個性溢るる忍びの面々。
    老若男女二十人二十色、超人奇人が相乱れ、秘術の限りを尽くして繰り広げられる忍法争いがいま始まる! !
    凄惨な戦いの果てに、一人、また一人と失われていく仲間達……勝つのは甲賀か、伊賀か? 果たして、生き残るのは一体誰なのか! ?
    そして弦之介と朧、引き裂かれた二人の愛の行方は……?
    山田風太郎の忍法小説「甲賀忍法帖」をせがわまさきがコミカライズした「バジリスク甲賀忍法帖」のアニメシリーズ。
    異能な忍者同士のバトルを躍動感あるアニメーションで描きつつ、非情な世界に生きる忍者同士の絆や愛憎がしっかり描かれているし、陰陽座の和風ロックもキャラクターのイメージ通りの声優陣も良く、せがわまさきのコミックのアニメシリーズがもっと見たくなるアニメシリーズ。

  • たった5巻の漫画が、まさかの2クールのアニメになりました。1クールでも描けないことはないですけどかなり駆け足になったでしょう。
    その分、漫画にはなかった伊賀甲賀忍者たちの日常や背景が丁寧に描かれて、感情移入しやすくなってます。いいシーンだけでなく、拷問シーンなどもこちらが辛くなるほど長く描かれてますけど(^_^;)
    忍法合戦だけを楽しみたい方は少し間延びしているように感じるかもしれませんが、私はこのくらいキャラクターをしっかり描いてくれるのもアリです。なにせ死ぬときはもうあっけないほど一瞬なんだもん。1人、また1人と忍者が退場していくのは寂しいもんです。

    原作の面白さは折り紙つきですが、アニメもうまく料理してくれてます。脚本、楽曲、演出、演技、文句なしの良さ。1話の風待将監と夜叉丸のバトルシーンから、それはもうカッコいいです!

    ネタバレ↓

    忍術の組み合わせの妙で、次々、倒し斃されていく彼らの姿に不謹慎ながら胸躍ります。たとえ、それはチートでは?って忍術でも、ジョーカーとも言える主役2人の技(但し限定的に封印中)で、持ち味を逆手に取られ斃されたり…!まさかそう来るかー。
    視聴者は、服部半蔵や徳川家康の視点で忍法合戦を楽しみつつ、ロミオとジュリエット的な2人の最期の決着に涙します。

    人間離れした技と、忍者たちが仲間や愛する人といる時に見せる日常の表情、そして苦悩がたっぷり描かれていて、最高に面白い。

    左衛門は、愛する妹を嬲り殺されたことに怒りつつ、自分も誰かの愛する人であったろう敵を殺めてしまったことに躊躇いと苦しみを感じ、また弦之助の「人は近しくなり相手を知ればいがみ合うことはなくなる」という言葉に、今は叶わぬ無念を感じ苦悩しています。その相反する感情を持て余しながら、戦いに挑む姿が魅力的ですね。

    ところで、見返していてやっと気付いたのですが、最期朧が胸を突いた時、周りで見ている徳川のものたちは、『弦之助の瞳術に朧は敗れ自刃した』という風に思った、のだったのですね。視聴者は、朧も弦之助もお互いに技を掛け合っていない、朧は自殺であると分かっているから、周りがそう思ってるとは気づかなかったのですが、確かに瞳術にかかっても同じくあの最期になりますね。
    御福が慌てたのも、朧が自害したからではなく、破幻の瞳が瞳術に敗れた、と思ったからってことか。
    まあ、と知ったとしてもあまり内容には影響ありませんが。

    弦之助が最後に、朧の勝利を記したのも、自分の術を破る術を持ちながらもあえて最後まで使わなかった朧への愛と敬意なんだろうなあ。
    そして1話の彼らの祖父母と同じように川にながされ、非業の死を遂げる。これ以上ない綺麗な終わり方ですね。

  • 原作の世界を損ねない見事なアニメ化。忍びたちの情感的な部分もさり気なく補っている。

  • 非常に悲しい話であった。
    特に朧がかわいそう。

  • ラストの回想シーンは何度見ても泣いてしまう。

  • 漫画にない話が入っているが、邪魔ではなく逆に良かったです。
    あれは原作の方にあった話なのでしょうかね?
    歴史上どっちが勝つかは最初からわかっているのだが、
    なんとも報われない話です。
    朧の仲間や里より男の事ばかり考えて、いつまでもベソベソしている姿は、
    伊賀が気の毒でイライラしっぱなし。少しは仲間の死を嘆いたらどう?
    まぁそれをカバーしてくれる、双方の10人衆の戦闘。
    忍術の相性で勝敗が決まる感じが面白い。
    朧のウザさに嫌気がさしているのに、
    漫画でもそうだったのだが、アニメ版でもラストは泣ける。

  • これは金を出して買う価値があると思う。キャラクターの一挙手一投足に、迫力と緊張感を兼ね備えた素晴らしいアニメ。
    あと、陰陽座のこの作品への力の入れ具合は異常。

  • バジリスクのアニメ。原作、漫画とも微妙に違う物が加えられてますが、全体的に作画も安定していて、戦闘も迫力があり、ストーリーも綺麗に纏まっていて素晴らしい。要所要所で一旦号泣スイッチが入ったらヤバいです・・・。

  • 10対10の団体戦。話のテンポはあまり良くない。とりあえず全員死ぬ

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