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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988013360143
感想・レビュー・書評
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何かあると暴力を振るう駄々っ子みたいな主人公にはじめから辟易していたが、それは最後まで変わらなかった。
電話口の客の声が、明らかに明瞭な役者の声で、作り物臭さが半端ない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと迫力があった方が良い
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以前、本で読んだ事があったが、見事に嫌味なくコメディタッチに仕上がっていると思った。配役のチョイスが絶妙で楽しめる内容だった。
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上質なユーモア表現と豊かなストーリー造形に定評があり、今年5月「明日の記憶」(第18回山本周五郎賞受賞作)の映画化や「僕たちの戦争」のドラマ化で大きな注目を集めている作家・荻原浩と、「ロボコン」等、瑞々しい感性で心温まる映画を撮り続けている若手監督・古厩智之のコラボレーションによる新感覚のヒューマンドラマ。 なんとなく居場所をみつけられないまま大手広告代理店を辞め、中堅食品会社「珠川食品」に転職した佐倉凉平は、入社早々役員会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動になってしまう。そこで出会ったのは、やる気はないのになぜかクレーム処理にだけは天才的な手腕を発揮する中年社員・篠崎や、どこか壊れ気味の元社長秘書・宍戸、保身がすべての室長・本間、ストレスで首が片方にしか向かない神保、健康マニアの山内、フィギュアおたくの羽沢など、ひと癖もふた癖もある面々。すぐにでも会社を辞めようと思った凉平だったが、篠崎の独特な手法に振り回されながら様々な苦情処理に奔走するうちに、働くことの意味、会社とは何か、といったことを真剣に考え始める。
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「タマちゃんラーメン」でおなじみの珠川食品に勤務する涼平。しがらみや前例主義に巻き込まれながら奮闘する日々だが、ある日、涼平は暴力騒ぎを起こして、リストラ要員の吹き溜まりである「お客様相談室」に異動になってしまう。
お客様の声は、神様のひと言。理不尽な電話が涼平を襲う日々。ヘンな上司。職場の秘密。そしてお客様相談室の仕事を通して涼平は会社と自分を見つめ直していく。
荻原浩の原作をWOWOWにおいて古厩智之監督でドラマ化、2006年のクリスマスイブに放送された。主演の涼平役は伊藤淳史。長い原作を2時間ドラマの枠で映像化しているため、涼平についての設定が削られていたり、ある重要な人物がまるごといなくなってたりして、ストーリーはかなり変更されているが、それでもテーマ性はしっかり引き継いでいるので原作者も気に入っているらしい。特におでんの例えのシーンとかね(共感必至)。
キャストについては篠崎役の陣内孝則がハマリ役。というか原作者はこの人をイメージして小説を書いたんじゃないかと思うほどだ。その他の配役もいい感じにハマっていて、観ていてすんなりドラマに入り込めた。原作の魅力と監督の力量が上手く噛み合ったコラボレーションだ。
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