長州ファイブ [DVD]

監督 : 五十嵐匠 
出演 : 松田龍平.山下徹大.北村有起哉.三浦アキフミ.前田倫良.原田大二郎.榎木孝明.寺島進.泉谷しげる 
  • ケンメディア
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4539373011611

感想・レビュー・書評

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  •  はじめの生麦事件や公使館焼き討ちなどがコメディかと思うくらい滑稽に描かれていたのが不思議だったけれど
     後半からのイギリス留学した「長州ファイブ」の勤勉さ向上心、そして日本という国家への想いの強さがより強調するためだったのかと理解した

     たぶん良い印象になるように誇張はあるとは思うけれど……
    彼らがイギリスで確実に学び、生きて日本に帰り、未来の日本に結果を残していることに感動した
     彼らがイギリスの文明の高さだけではなく、貧富の差という現実にも触れていることも描かれていたのが印象に残った

    海外ロケや、蒸気船や汽車などの再現に、かなりお金とたくさんの人が動いてる映画だなと思った

    松田龍平くんの侍らしい立ち居振る舞いとシルクハットや洋服の着こなしが様になっていてカッコよかった
    殺陣に英語に手話と、きっとすごく大変だったと思う
    その努力はしっかり実っていると感じた

  • 明治維新のころに幕府の禁を破ってイギリスに渡航した長州藩士5人の物語

    帰国後、それぞれの分野で日本の発展に貢献した偉人たちであり、現在でもロンドン大学には石碑が残っている。彼らがした苦労に比べれば、現代の我々の生活など以下にお気楽なものだろうか・・・頼るものも、情報もない異国の地でたった5人の日本人が生活していくことがいかに大変で心細いものであったか、想像に余りある。そのことに気が付かせてくれただけでも、大変な名作。

  • 素晴らしい作品。幕末物と言えば、坂本龍馬や新選組ばかり取り上げられるが、彼らよりもっと実際的に現実を変えようとした若者がいた。切った張ったではなく、外国へ留学して地道に学び、そこで得た知識(知見)によって、後の明治の世を作り上げていく。それはドラマとしては盛り上がりにかけるかもしれないが、そういう地道な作業をする者こそ、真の改革者なのだ。

    長州ファイブはそういう若者たちの先駆けであり、似たような若者が後に続いたからこそ、あれだけの近代化を成し遂げることができたのだ。チャンバラごっこより、もっと真剣に日本の将来を考えていたと言えるだろう。

    彼ら勇敢な若者たちに共通するのが、その品格の高さだ。野蛮人のような格好をしていても、内面にある誇り高さは外国人を圧倒した。初めはイエローモンキーのように見ていたイギリス人たちを、その品格によって対等の存在とみなさせたのだ。これが、日本だけがアジアで唯一急激な近代化を成し遂げ、わずか数十年で欧米列強の仲間入りできた秘密だったのではないだろうか…。

    卑怯なことはしない、真面目に地道に頑張る、品位を失わない。日本がずっと教え続けてきた精神が、若者の冒険心と結びついた時、これだけのことを成し遂げられるという、素晴らしい例だったのかもしれない。これは今の日本人にもそのまま通用するものだろう。日本にはそういう素晴らしい精神が宿っているのだ。

  • 長州の優秀な若い五人の武士が、密航すれすれでイギリスに渡り、欧米の進んだ制度や技術を学び、日本の近代化に向けて力を尽くすという物語。五人それぞれに物語があるし、主人公のほのかな恋物語もあって、盛りだくさんで内容が散漫な気もしたけど、世の中の為に、命をかけて学ぶことが、現代では考えられないくらい、すごいことだと思う。立ち居振る舞いや侍としての誇りを持って生きる姿も本当に美しいと思った。それだけじゃなくて、シルクハットにフロックコート、おまけにボウタイの松田龍平君に美しさが非常に良かった。目の保養。

  • 冒頭の生麦事件のシーンがすごかった。ひきこまれる。
    生麦事件は薩摩がおこしたものだし、「長州ファイブ」に直接は関係がないのだけれど、幕末の雰囲気、異人と日本人の対立など、緊張感を感じさせられます。手に汗握ったしね。
    ボーッと見て楽しめる娯楽作品というわけでもなく、小難しい映画でもなく、その中間。
    なんか勇気をもらえる映画でした。

  • 幕末の長州。開国と攘夷に揺れる動乱の時代に、英国へと留学を試みた5人の若者がいた。伊藤俊輔、井上聞多、山尾庸三、野村弥吉、遠藤勤助。
    故郷のため、国のため。“生きたる機械”となることを誓い、彼らは遠き異国の地へと旅立つ。

    BGMが少なく、暗い感じはしますが結構楽しめました。松田翔太の山尾庸三も結構いい感じです。
    少ししか出てきませんが、久坂さんもなかなか格好良かったです。高杉さんは渋い・・・!!ちょっと24歳にしては老けてました・・・。

  • 花神読んだ流れで長州ファイブを鑑賞。鎖国が徹底されていた時代に、攘夷を声高に叫ぶ長州藩より、エゲレスに渡った5人の武士の実話を元にしたストーリー。
    何がいいって、松田龍平。きっとあのような顔立ちは当時はいなかたはずだろうけど、意気を感じる聡明さがとても時代に合っていた。いい役者だねぇ。井上馨や伊藤博文といった後の日本の礎を築いた彼らが異国で何を思い、何を感じ取ったかがよく伝わり、当時の衝撃が身近なものとして感じられた。
    火縄銃撃ってる日本人が蒸気機関車が30年前から動いているのを見たらそりゃーおったまげる。日本版ブッシュマンってところか。

  • 歴史の勉強にはなりました。伊藤博文と井上馨はもちろん知ってますけど、その他のの無名3人も帰国後は優秀な官僚又は技術者として日本の近代化に貢献したのだなぁ。

    ドラマとしては、渡英後のカルチャーギャップなどの苦労がもっと描けていれば良かったし(意外と順応が早く、苦労してる様子がない)、キャストの魅力も欠けたのが残念。

    tvk「映画の時間」にて。

  • 出国禁止の時代に長州藩からエゲレスへ留学へ行った五人。藩という枠を越え、それぞれ日本近代化に尽力した。

    ま〜生麦事件からエゲレスが日本(というか他国特に未開の国)をどう思ってるかなんてわかっているが、それでもその機械を学ぼうとした人達がいたおかげの今なんだなあと思う
    伝記があれば読みたくなった

  • 時は幕末1863年、尊王攘夷が叫ばれる世の中に異国イギリスへと命懸けで向かった男たちがいた。彼らこそが「長州ファイブ」だった。

    日本の危機が近づく中、芸者とともに踊り、セックスを楽しむ長州の人々。一般の侍だけでなく尊王攘夷というイデオロギーをもった長州藩の者でさえ、享楽に身を沈め退廃的である状況。そこから北村有起哉演じる志道聞多(井上馨)は異国の工業技術を会得するため、仲間を集めてロンドンへと出向する。彼らがそこで観た技術の高さへの驚きは、私にはとても想像できない。馬よりも速い鉄道機関車や造船技術、貨幣製造技術は、彼らの目には果たしてどう映ったのだろうか。

    本作では残念ながら、役者陣の演技がイマイチ光っていなかったように思う。主演の松田龍平も終始一貫畏まり、無愛想で(それも武士としての振舞いだったのかもしれないが)、感情や態度の強弱がもう少し必要だったろう。また、物語の展開も最初は"動"があったが、次第に"静"へと変化していき、まさしく竜頭蛇尾になってしまった感が否めない。まぁでも、彼らの「学びたい!」という熱意はひしひしと伝わってきて、そこは良かった。
    現代の人々には、ここまで他者から学ぼうとする意欲があるのだろうか。彼らのように命を懸けてまで、国のために何事にも耐えようとする決意があるのだろうか。私は彼らの心の強さ、それを感じることができたのを嬉しく思う。

  • 時間があれば

  • 録画を観ました。面白かったです。
    長州ファイブは名前だけ知っていて具体的に何をした人たちなのかは知らなかったのですが、帰国後も歴史に名を残していた人たちだったのですね。
    攘夷の為に渡航したイギリスで国力の違いを実感して日本や日本人を意識し、学んでいったことをちゃんと活かしている。鎖国していたのでカルチャーショックはすごかっただろうな。
    前半は主人公は伊藤博文…?と思いましたが、後半の山尾庸三の、淡い恋?の相手とのひとときは良かったです。手話での静けさ。帰国して彼女のような人たちの為の学校を開いたのにじーんとしました。
    寺島進さんの高杉晋作は渋過ぎてちょっとイメージが…それは気になりました。
    幕末はやっぱり面白いなぁ。

  • 維新3傑は知ってましたが、長州5傑は知りませんでした。幕末、長州藩出身の5人がイギリスに渡り西洋の文明を学んでくる。その中の一人、伊藤博文はアメリカに行ったのは知ってたけどイギリスに行ったという事をはじめて知りました。

    それぞれに学んできたものを日本で創業する。そして創業の父と呼ばれる。この5人の中には歴史的に有名な人物もいれば、そうでない人もいる。いや、これは私に知識が無かっただけかもしれないが。最初は数年間は学ぶつもりでいたが、2人は西洋の文明の落差に落胆して早々に帰国した。外国との争っている場合ではないと説くために。

    主役の松田龍平演じる山尾庸三。この人の事は知りませんでした。日本工学の父と呼ばれる。日本初の盲唖学校を設立しました。キッカケとなる留学先で知り合った女性との関わりが出てきます。

    この映画、他の方のレビューを見ると、良くもなく悪くもない無難な評価がなされてますが、私的には高評価をつけたいです。

    私的に印象に残ったシーン。知合いの女性が暴漢に襲われる。山尾が助けに入るがやられる。殴られて倒れた所に木の棒があった。それを手に取る。暴漢はナイフをチラつかせる。山尾は見事な剣術裁きで暴漢を倒す。

    伊藤がドヤ街的な所に娼婦を買う。行為を済ましての会話の中に、日本から文明を学びに来た事に対して、文明が高くともこの国は富める者とそうでない貧しい者がいると娼婦は語る。別れ際に「気持ち良い事はどこの国の人も一緒。」みたいなことを言う。この事もキッカケの一つとなり伊藤は早々に帰国を決意する。ちなみにこの場面、エロいシーンは出て来ません。

    富めるものとそうでないもの事は山尾と女性との絡みの中にも出て来ます。

    多少のフィクション的な事も含まれているかとは思いますが、興味のある歴史小説を読んでいるような楽しさが味合えました。

  • 2015/12/15
    五十嵐さん演出。

  • 山口弁が聞けるかなぁと思って借りてみたんですけど、ちょっとイントネーションが違った‥‥。
    内容自体はそんなに悪くはないと思いますけど。

  • 絞るなら絞りきった方が良い。中途半端さは否めない。

    「ポリスじゃあ!!」←爆笑w

  • 青森などを舞台とした作品です。

  • 実歴映画。結構おもろいかも?
    江戸幕府末期、日本をかえるためイギリスへ渡った
    伊藤博文や井上馨、山尾庸三らの物語を映画化した作品。

    脚本よくて飽きず、当時の彼らの外国文化への驚きを
    想像できた。

  • 幕末、

    真の攘夷とは、異国の文明をとり込むことだと、

    強い志を持った5人の長州藩士が英国に渡った話。

    とにかく、印象的なシーンが多くて刺激的。

    幕府に内緒で(見つかってたら殺されてる)、

    命張って、今とは比べ物にならない差異のある異国へ渡り、

    現地でそれぞれに、国を想って、物事に取り組む。

    その様子が、武士の心あってのことで、強さを感じる。

    そこまで国のためにやったことももちろん凄いが、

    この5長州ファイブの人というのが、

    初代内閣総理大臣伊藤博文、初代外務大臣井上馨など、

    実際に明治に結果を残してる人たちっていうのが凄い。


    主演の松田龍平が、素晴らしく美しい。

  • 前半おすすめ。

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著者プロフィール

1958年青森市生まれ。弘前高校を経て立教大学文学部日本文学科卒。在学中から映画制作を始め、89年『津軽』劇映画デビュー。岩波映画で四宮鉄男に師事。TBS『兼高かおる世界の旅』にもスタッフとして参加する。監督作品に『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『みすゞ』『二宮金次郎』など。最新作に『島守の塔』。

「2022年 『「戦争がもたらすものを撮る」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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