新人

アーティスト : 筋肉少女帯 
制作 : 大槻ケンヂ  筋肉少女帯 
  • トイズファクトリー (2007年9月4日発売)
3.93
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本棚登録 : 126
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988061862347

感想・レビュー・書評

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  • 2013.5.30初

  • 筋肉少女帯が2007年に発表した13thアルバム。筋少の再始動1作目でした。ジャケットのイラストが"ロッキン・ホース・バレリーナ"の七曲町子ってのが良いね。"イワンのばか"や"モーレツア太郎"のセルフカヴァーもあるけど、新曲が多いのが嬉しい。 "ヘドバン発電所"が好き。

  • 今ごろだけど聴いた(その2)ので、レビューへ。友人の勧めで「シーズン2」を聴いて打ち震え、筋少ファンに戻って6日後、一作さかのぼって本作を聴いた。今回は冷静。でも素晴らしかったのは確か。聴き始め「仲直りの歌」で驚く。70年代のハードロックンロール風で明るくてびっくり。
     5回くらい聴いて気に入った曲は以下の曲です。ほとんど全曲ですが……。

     「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」
     橘高さんお得意のハードでキャッチーなジャパメタソング。一回聴いただけで耳に残るメロディ。そしてタイトルから分かるように大槻ケンヂ氏節が満載の詞。秀逸。

     「その後 Or 続き」
     大槻ケンヂ氏がお兄さん風に歌う爽やかで暖かい曲。「そして人生は続く」辺りのような曲調。これも筋少の十八番的なナンバー。ほのぼのしつつちょっとふざけた歌詞も座りがいい。

     「抜け忍」
     内田さんの曲。ムーディでちょっと人をからかうような曲調。江戸時代の忍者村から逃げてきた男が主人公というなんとも面白い歌。

     「Guru 最終形」
     大槻ケンヂ氏の曲。美しいメロディ、ムーディなバックの演奏の中、「血みどろ」の歌詞が映える。白いシャツを染めた血の赤が引き立つように。

     「ヘドバン発電所」
     橘高さんの曲。「ノゾミのなくならない世界」を思い起こさせる単音リフとアップテンポのナンバー。いい曲だ。首振りたくなる。歌詞も大槻氏らしく‘たった一人の少女に、たった一つの電球を燈す為’ヘッドバンカーたちが頭を振るというもの。
     
     「未使用引換券」
     本城さんが書いたスラッシュっぽい目茶苦茶かっこいい曲。それにしても、’未使用引換券’って発想が凄い。

     「交渉人とロザリア」
     橘高さんの曲、綺麗なピアノのフレーズでムーディに始まり、アップテンポになる。本城さんのカッティングの響きがひたすら美しく、大槻ケンヂ氏の不思議な歌詞を包み込む。ロザリアっていう連続射殺魔が登場する。

     「愛を撃ち殺せ!」
     本城さんの曲。速いカッティングのキレと響きが秀逸で、曲を引っ張っていく。これもいい。この曲にもロザリアが登場する。

     「黎明」
     エディさんの美しいピアノ曲。ザ・クラシック。

     あと、このアルバムには「イワンのばか」と「モーレツア太郎」という2曲のセルフカバーが入っている。個人的にはセルフカバーは嫌いなのだが、この2曲は結構楽しめた。「イワンのばか」のギターソロがオリジナルと全く同じなのが橘高さんらしい。普通こういうセルフカバーではギタリストはちょっと違うソロを弾くことが多いのだが……。橘高さんは、レコーディングでアドリブで弾いたソロを、曲の一部として存立しファンが覚えているからという理由で、コピーしてCDのままのソロを弾く。あれだけアドリブで弾ける人だから、ライブでもアドリブで弾きまくって、その場限りのソロを弾いて楽しみたいはずだけどそうしない。きっと今回のレコーディングでも「イワンのばか」というすでに存立した曲を壊したくなかったのだろう。最後に橘高さんの弾きまくり部分があるのが嬉しいおまけ。2曲ともサウンドが格段にレベルアップしておりパワフルだ。

     橘高文彦ファンとして聴くと、この作品での彼のプレイは楽しめた。王道メタル的な弾きまくり部分が随所に満載!

     このレビューを読んで下さった方が、僕のように解散後離れていたような人の場合、買った方がいいです。文句なし!

  • 「トリフィドの日が来ても2人だけは生き抜く」
    最高。
    不惑にしてこの詞を書ける大槻ケンヂはやはりすごい。
    (エッセイ読んで納得したけど)
    この曲を聴くだけでも買う価値はあると思う。

  • ジャパニーズでプログレッシヴでオルタナティヴでハードロックなバンドの再集結後の2007年のオリジナル作品。80年代に彼らが一斉を風靡しながらもメンバーが散り散りになり、#2のタイトル曲が表す通りもう一度一緒にバカやろうぜ!ってな感じの、全盛期に勝るとも劣らない内容の素晴らしい筋少らしいアルバムになっております。オーケン氏の現実感があふれつつもどこかカリスマティックを感じる歌詞と、サンホラがもはや逃げに使って嫌いになりつつある\"台詞\"の部分も、オーケン氏ならすべてを許せてしまうから不思議でしょうがない。まぁこのバンドはソングライターが何人もいるから良い影響を与え合ってるってのもあるんでしょうか。橘高氏のギターも相変わらずクレイジーに弾きまくりで、その中にもクールなセンスを感じられるから好きだわ。M山氏から聞いたんですけど、「新人」と書いて「ニート」と読むらしいですね。やっぱ彼らのおかしなセンスは大好きです。

  • おかえり、そしてありがとう!

  • 筋少復活。仲直りって素敵。

  • 今までメタルだったのにロックに分類されちゃう筋肉少女帯の復活アルバム。

    特筆すべきは三柴理が参加していること。

    逃げ方を誰にも教えなかったのはだってあなたを残して何にもいらない。

  • このアルバム、なにがいいってジャケだと思うのは俺だけなんだろうか?<br />
    「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」が
    図抜けて素晴らしいと思うのだが、ジャケ的には「ヘドバン発電所」だね。<br />
    今こそロック少年たちは筋少を過去へと葬り去るべく、妄想力を全開して頭の悪い曲を作ってかなきゃならんと思うが、基礎教養が足りんのよなぁ。

  • 筋肉少女帯復活Newアルバム。
    捨て曲なし。何回聴いても飽きない。むしろ何度も聴くにつれて益々引き込まれていきます。

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