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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102322335
感想・レビュー・書評
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1999年の映画『皆月』を観た。
花村萬月の吉川英治文学新人賞受賞作を、『鬼火』の望月六郎が映画化した作品。
当時は清楚な知的美人というイメージだった吉本多香美が、ヒロインのソープ嬢を体当たりの熱演で演じきり、大きな話題となった作品。
ほかに、主人公の中年男の妻(謎の失踪をする)役で荻野目慶子が出演していて、彼女の少女時代を知る世代には哀しくなるような変貌ぶりを見せる(こちらも熱演ではある)。
全体に、吉本多香美の熱演以外には見るべきものもなく、日本映画のショボさを改めて痛感させる作品。
終盤の海辺の岩場の場面で、ぶざまにフラフラ揺れるカメラはいったい何なのか? あれでも「気の利いた演出」のつもりなのか?
なお、吉本多香美はすでに女優業は引退状態のようで、インスタに石垣島での幸せそうな暮らしぶりをアップしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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