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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4933672232034
感想・レビュー・書評
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新婚の妻がパリに憧れてこっそり出て行き、持ち物をなくしてかえるに帰れない。夫は怒って舟を出航させてしまう。なんとも洗練しているとは言いがたい舟、水夫の様子で、妻も浅はかだし夫もキレやすくダメな奴なのだが、これがなんともいい映画なのだ。てっきり「アタランタ号」だと思ってた。劇場でかなり前にも見たけど、今回見て良さがやっと感じられたってところか。
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ミシェルシモンが、船内で壊れたレコードを指でなぞると、音楽が流れる。映画でしかできない芸術表現。
【ストーリー】
ル・アーヴルと田舎町を結ぶ艀船、アタラント号。今しも若い船長のジャン(ジャン・ダステ)が村の娘ジュリエット(ディタ・パウロ)と共に乗り込んできた。これから新婚旅行でパリに向かおうというのだ。艀には他に変わり者の老水夫ジュール親爺(ミシェル・シモン)と少年水夫(ルイ・ルフェーヴル)、そしてジュールの飼う何匹かの猫。幸福そうな若い二人の姿にジュール親爺は少しあてられた様。やがてアタラント号はパリに着くが、妻が街の不健全な空気に染まることを気にもむジャンは、しぶるジュリエットをなだめてそそくさと出航命令を下す。しかし隣町のダンスホールで知り合った行商人(ジル・マルガリティス)にパリの華やかさを吹き込まれたジュリエットはいてもたってもいられなくなって深夜夫の眼を盗んで艀を脱け出す。かんかんになったジャンはジュリエットを置き去りにして艀を出してしまう。艀に戻れず途方に暮れたジュリエットは更にバッグまで盗まれてしまう。一方、ジャンも一時は怒りに駆られたものの、さていなくなってみると考えるのはジュリエットのことばかり。そんなジャンの姿を見て、町にジュリエットを探しに出たジュール親爺はレコード屋で彼女を見つけ、無事艀に連れ戻す。こうして元のさやに戻った二人を乗せて、アタラント号は何事もなかったように川を進んでゆくのだった。
オリジナル・ヴァージョンが散逸し長らく幻の傑作として名のみが高かった、ジャン・ヴィゴ監督の残した唯一の長篇。89年に発見されたネガによる最も原形に近い復元版の初公開。製作はジャック・ルイ・ヌネーズ、ジャン・ギネによる原脚本にヴィゴとアルベール・リエラがアレンジ、ダイアローグを加え、撮影はボリス・カウフマン、音楽をモーリス・ジョーベールが担当。出演はミシェル・シモン、ディタ・パルロほか。
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