蟲師 (通常版) [DVD]

監督 : 大友克洋 
出演 : オダギリジョー.大森南朋.蒼井優.江角マキコ.他 
  • video maker(VC/DAS)(D) (2007年10月26日発売)
2.59
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本棚登録 : 437
レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933364611475

感想・レビュー・書評

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  • 実写版の蟲師

  • 高校生の時に映画館で見て、久しぶりにもう一度見ました。多くの人がすでに書いているように、アニメや漫画での、日本の原風景や人々の営みをあくまで日常的な出来事として描いているところが心の琴線に触れ、とても好みの作品です。
     一方映画は、色々レビュー見ましたが、とても不評のようでした。個人的には、霧を抱きながら山々が鬱蒼と生い茂る映像美と、雅楽や三味線とも異なるアニミズムを感じさせるようなBGMだけでも、見る価値はあるかなーと思います。

     ストーリーはとても難しいです。なぜこんなに難解なんだろう、と思って色んな人のレビューを見ていたら、たぶん監督独自の解釈が入っていて、それが、原作の域を飛び出しているから(善し悪しは置いといて)分かりにくいのかな、と思います。

    (以下、ネタバレです)
     原作ではぬいがトコヤミとなって消えていくシーンが切ないのですが、映画では、よりリアリスティックで残酷な結果となっています。
     ぬいは、トコヤミとなり全てを終らせようとするのではなく、かつて夫がせき止めた光脈(?)の入った沼を再び川に戻し、両目を失いますがなんとか生き延びます。(これによって、せき止めたことにより人間が干渉したことで生じたトコヤミは流されるからだ、と会話の端々から解釈しました。)
     ぬいはある意味で、夫のしでかした責任を負ったわけです。もしかしたら、ぬい自身そこで死ぬつもりだったのかもしれないですね。
     そして役目を終えたぬいは、戻って来ない息子に重ねあわせて見ていたヨキへの本当の思いを叫びます。このシーンは、ぬいの最も人間的なシーンなのでは、と思います。しかし、ヨキは去ってしまいます。

     そしてぬいは、身体にトコヤミを抱えたまま、老いて、醜くなり、見捨てられ、落ちぶれていくのですが、漂流して生きる人々の苦しさ、大変さを感じられて、見ているのは辛いけれど、嫌いではないと思いました。(唯一救いなのは、旅芸能の一団に入っていたことですね。また、同伴者の男性も気になりました。口がきけない、ということですが、彼は最後までぬいから離れません。)
     最後のシーンは、ギンコの中にいる蟲”ギンコ”がぬいの中の蟲、トコヤミを食うシーンなのかな、と思いました。そして”蟲師は特別な蟲を身体に宿している”みたいなことをセリフのなかで言っていたので、トコヤミがギンコに食われ、抜け殻のようになったぬいに新しい蟲が宿るように、ギンコが蟲を呼び寄せていたのかな、と思いました。
     そして、これからも変わらず、ギンコは旅を続けるでしょう、みたいな終り方でした。

    いまいちわからないのは、ギンコと蟲のトコヤミの関係です。またいつか見て、頑張って考えたいと思います。

    また、定住しない・できない人々(ギンコを含め)を端々に登場させています。旅人、山伏、芸能人、障害をもった人、そしてギンコ。
     こうした人たちは、なかなか歴史の表には出て来ないので、とても面白かったです。山道や街道をひたすら歩いて、旅をして生きていたんだな〜なんて、当たり前のことを当たり前に感じられて、個人的には、ストーリーを抜きにしても、彼らを見ることだけでも価値があると思いました。

  • 2017年6月15日

    <mushi shi>

  • 話の区切りが突然すぎてしばらく気づかんかったw

    江角マキコの言うてることがほぼ分からんかったwww

    とりあえず虫キモイっていうか
    蟲っていう漢字がコワイw

  • ちょっと前に漫画を読んであったから何とか理解ができたけど、読んでなかったら理解できない内容でした。

    でも、映像は綺麗だったな。

  • 【ハイスピードあらすじ】
    坂本龍一のような蟲師ギンコが滋賀県の山奥で蟲にまつわる悩みを解決。頭に角が生え耳が聞こえなくなった少女、虹を捕まえようとする男、自らも蟲に憑かれ蟲の現象を記録する女、さらにギンコ自身記憶を失っている幼い頃のエピソードをお送りする。

    【以下ハイスピードネタばれ箇条書き】
    ・柔らかい角
    →原作では自分の体内の音を聞くことで治癒するが、映画では蟲を破壊して治療

    ・筆の海
    →なぜかギンコの体内に蟲がいて、淡幽が封じた蟲と対決して廃人に

    ・雨がくる虹がたつ
    →虹郎が淡幽の屋敷に行き、廃人になったギンコを助ける

    ・眇の魚
    →ぬいがギンコの眼をくりぬき、そのまま消滅せず貞子化→成長したギンコに襲い掛かる

    職場の上司の言葉
    「右巻きか左巻きかなんて目視で分かる訳ないじゃないですか。俺だったら見た瞬間に絶対諦めますよ」

    ですよねー。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • 冒頭ホラー映画的な音楽が流れた瞬間から「違うwww」と半笑いで見てましたがだんだん笑えなくなりました…。
    色々言いたいことはあるが、原作で最も大切にされてるものが全て悪い方向に変えられていて残念だった

  • 酷い出来だという話はなんとなく聞いていたが、まさかここまでとは……。

  • 雰囲気は原作のあの独特さがあってよかった。

  • 月刊アフタヌーンで連載され数々の漫画賞を獲得している漆原友紀による漫画「蟲師」を、「AKIRA」の大友克洋が実写映画で監督している。「ワールド・アパートメント・ホラー」で監督をして以来16年ぶりの実写映画であるが、実は大友克洋の最初の映像作品はアニメではなく「じゆうを我等に」という自主制作の実写映画であるから、そういう意味では実写映画に対する思い入れは強いと思われる。

    オダギリ・ジョーを主人公のギンコに起用し、蒼井優が共演するこの作品の評価はあまり芳しくなかったようだ。「スチームボーイ」から3年ぶりの作品でそれも実写映画となれば、意外性もあって期待感も膨らむものだが、ぼくは「スチームボーイ」の後だけに逆に不安の方が大きかった。そろそろ初心に戻って漫画を書いたら、とまで囁かれるほどに大友克洋の評価は下がっていたのである。実際「蟲師」で描かれた映像は、日本映画としてはかなり高い評価をされていいと思うが、 大友克洋の作品となれば”こんなもんかよ”と吐き捨てられてもしかたがない。その程度には良くできていたと思う。

    大友克洋は悲運な作家だ。「童夢」と「AKIRA」で完全体を見せてしまったがために、それ以上でなければ評価されないのだ。でもぼくはまだ大友克洋はさらに先の世界を描ける作家だと信じている。

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著者プロフィール

漫画家・映画監督。宮城県出身。
1973年『漫画アクション』にてデビュー。代表作に『童夢』『AKIRA』など。
1988年、自ら制作したアニメーション映画『AKIRA』は日本国外でも高い評価を受け、海外における日本アニメムーブメント(ジャパニメーション)のさきがけとなった。
2013年、日本政府より紫綬褒章。2014年、フランス政府より芸術文化勲章オフィシェ。2015年、第42回アングレーム国際漫画祭・最優秀賞(フランス)。

「2017年 『TRIBUTE TO OTOMO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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