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- / ISBN・EAN: 4547403007312
感想・レビュー・書評
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ゆらゆら帝国には書きたいことはいっぱいあるのです。解散前後の世間の状況とか。久し振りにこのアルバムを引っ張り出して、同時にツェッペリンのカシミールと並べて聴くと「わかったような気」になりました。これは名盤には間違いない。
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良い意味で力の抜けた最高の浮遊感
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「おはようまだやろう」騒音のような目覚まし時計の音で無理やり起きると、誰に言うわけでもなくそんな事を呟いていた。毎朝早く起きるのは苦痛以外の何者でもないが、それも会社の出勤時間に間に合わせるためなのだから「あえて抵抗しない」。何とかスーツに着替えて外に出たところで意識がはっきりと冴えている訳もなく、あやうく犬を繫いだまま自転車で歩道を走っている通行人とぶつかりそうになる。非常識な出来事に驚いて目が覚めると同時に、無理をしながらも従順に飼い主に従う「やさしい動物」に思わず自分を重ね合わせてしまう。とりあえず「まだ生きている」ことだけは忘れないように、と言い聞かせながらも電車に乗ってぼんやりしていると「なんとなく夢を」見てるような気分になって、思わずまどろんでしまう。「美しい」ものに興味が無い訳ではないが、とりたて現状に不平や不満が有る訳でもない。
「学校へ行ってきます」。元気良くそんな言葉を発しながら家を出て、「ひとりぼっちの人工衛星」について思いを巡らせていた自分はもう過去のものなのだと振り返りながら、とりあえず日常を惰性で生きる。
生温い感覚。底が抜けちゃった感覚。
「空洞です」 -
完成された
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納得
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ゆら帝最後のアルバム。
そして、最最高のアルバム。
細かいレビューは他の人に任せた。
とりあえず、身体にまとわりつく音が気持ち良すぎていつまでも踊れる‼
ずっとライブを見ていたかったのに残念です。
ちなみに、「美しい」はシングル版もかっこいい♪ -
ゆらゆら帝国を知ってから、真っ先にかったCD。まさかこれで最後になるとは・・・・。全部名曲だけど、上げるなら「おはようまだやろう」「ひとりぼっちの人工衛星」「空洞です」がすごく好き。
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我らが妖怪バンドゆらゆら帝国解散前の最後の作品です。坂本さんが「最高傑作」と言い残した作品であり、多くのファンが同じように「最高傑作」と呼ぶ作品。その多くのファンは、そして坂本さん本人もこの作品をもってしてゆらゆら帝国という最高傑作が完成したという意味でこれを最高傑作と呼ぶんだと思いますが、私も全く同意見です。
以下、特に好きな曲とフレーズ。
02.できない - 柴田さんのドラムがかっこいい!「どうしたらいいんだ捨てたら完全な死だ」
09.ひとりぼっちの人工衛星 - 切ない!泣ける。胸が締め付けられる。歌詞も坂本さんの声もギターも全部切ない。「さよなら緑 さよなら引力 さよなら海 野 谷 山 丘」 -
空洞です