お茶漬の味 [DVD] COS-023

監督 : 小津安二郎 
出演 : 佐分利信  木暮実千代  鶴田浩二  笠智衆  淡島千景  津島恵子  三宅邦子  柳永二郎  十朱久雄  望月優子 
  • Cosmo Contents
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4582297250437

感想・レビュー・書評

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  • 古い旅客飛行機が映っていることに驚いた。まさに鉄の塊。

  • (1952/115min/小津安二郎/日本)

    小津監督の作品は、アングルが固定されていたり、セットもきちんと配置が決められていたり、なんだか不自然に感じる。お話の内容は、戦後の夫婦の関わりの変化を描写したもの。贅沢品が街に溢れ、ブルジョアな女性(いつの年代も女性は変わらない)、と男の人は戦争の昔話に花を咲かせる。きっと昭和20年代を生きていたら、そうそうこんなんだった、っていう景色や雰囲気、そのものだと思います。けれど、やはしどこか現実離れしてるなあと思いました。

  • 小津作品観賞二作目。
    昭和の日本の家庭が見えてくる。そういった意味で小津作品は観察しがいがあると思います。
    奥さんという語源のまんまに昭和20年代頃の夫婦は男は外に、女は家の中にといった社会的男女役割がくっきりとあったのですね。
    本作の良家出身のブルジョワ夫人はけして奥さんではなく夫に嘘を言って自由奔放気ままに振る舞う。
    奥さんや家内という語源は家の中にずっといるという意味合いみたいだからね。
    現代人から観ては全然この主人公の夫人は普通の女性として振る舞っているようにしか見えないのだけれども。
    しかし昭和20年代頃の日本の社会的に観点を置いてみると気ままで手の焼く女性なのだろう。
    今でも女性が自由奔放に生きる映画は女性映画として成立して支持を受けている背景があるけれども昭和20年和製版の「セックス・アンド・ザ・シティ」みたいなそういった作品かなと感じた。

    お見合い結婚を拒絶する若い女性、節子さんも昭和20年代以降のこれからの時代を予感させる自分の意志を明確に持った聡明な若い女性。
    冒頭で彼女がジャン・マレー(多分コクトーの「オルフェ」でしょうか)の映画を観に行くのという点からでも予感させる。

    あと本作の面白いところは競輪やパチンコ、野球観賞や豚カツ屋(お店の名前の「カロリー亭」っていう名前も一際印象的。現代人まして女性はこんな名前のお店入りたいと思わないだろう。笑)などなど当時の文化も覗く事が出来る。
    パチンコ屋のキャッチコピー「甘辛人生教室」っていう看板への表記もとても面白い。

    ついついそんなところばかり観てしまった。笑

  • 夫婦の不穏な空気も小津先生にかかれば。

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著者プロフィール

日本の映画監督(1903~1963)。日本映画を代表する監督の一人。サイレント映画時代から戦後までの約35年にわたるキャリアの中で、原節子主演の『晩春』(1949年)、『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)など54本の作品を監督した。ロー・ポジションによる撮影や厳密な構図などが特徴的な「小津調」と呼ばれる独特の映像世界で知られる。親子関係や家族の解体をテーマとする作品を撮り続けた。黒澤明や溝口健二と並んで国際的に高く評価されている。

「2024年 『小津安二郎発言クロニクル 1903~1963』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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