映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い [DVD]

監督 : 寺本幸代 
出演 : 水田わさび  大原めぐみ  木村昴  関智一  かかずゆみ 
制作 : mihimaru GT 
  • ポニーキャニオン
3.32
  • (6)
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  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 125
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013393646

感想・レビュー・書評

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  • 「──風だよね…」

    リメイク2作目。
    面白かった。子どもたちも楽しめた様子。
    子供の頃に観ていた作品がリメイクされて、次世代と楽しめるのはなかなか凄いことです。

    いくつか旧作で好きだったシーン(「頼むぜ名投手」とか美夜子さんとのび太の会話とか)が無くなってたけど、良いオリジナルも足されていてトントンな感じ。美夜子さんが現実世界にもいるようになったのいいね。

    原作で石ころ帽子だったところがモーテン星になってたのなんでだろうと思ったけど、思い出した、石ころ帽子かぶってるのに匂いを追跡されたりちょっと矛盾があったんだよな。当時変だと思ってました。

    今回の冒険は、現実世界のしずかちゃんたち3人は経験してないんだなと思うと不思議な気分になりますね。

  • 脚本は、エンタメ小説に疎い者でも「奇跡の人」とか「ホワイトアウト」とか「アマルフィ」とかで聞いたことのある、真保裕一。
    実は元アニメーターなんだとか。驚き。
    監督は後に「新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜」や「のび太のひみつ道具博物館」を手掛ける寺本幸代。
    ドラ映画監督は3作だが、全部いい。この名前は信用できる。
    「のび太の恐竜2006」はもちろん2006年だが、この「7人の魔法使い」はドラミも入れて7人の2007年。ふむふむ。
    で、悪い意味での問題作「緑の巨人伝」が2008年で、オリジナルやべーと慌てて2009年に「新・のび太の宇宙開拓史」、
    交互に行こうやということか、数年おきにリメイクとオリジナルが入れ替わる計画になっているみたいで、その新ドラを支えた監督みたい。
    以下箇条書き。
    ・個人的には「柔らかすぎるドラえもん」は好きじゃないが、本作はほどよいと思った。緑のウンタラのように無駄に溶けない。むしろ本作の前半、台風の直前の風の描写が素晴らしく、その一環にドラ柔らかさがあると思った。いやほんとに嵐の前の風ってこうだよという。太いキャラクター主線も、いい手触り。
    ・新ドラの苦手ポイントとして涙鼻水ダラダラの感動シーンがあるが、本作では垂れ流し抑え目。そのぶんメデューサ関連の恐怖も抑え目で、そこは痛し痒しか。メデューサって旧ドラでは、ドラのびを追って視聴者に圧倒的恐怖を植えつけた割には、実は世に解き放たれた(要は作劇上忘れられた)存在なのだが、その顛末にドラマを仕込む……旧ドラファンへもいいサプライズ。
    ・新旧違い愉しみおじさんとしては、
    石ころ帽子→モーテン星って理屈っぽすぎね(気にされなくなる/匂い追跡の矛盾を解決)、とか、
    なんで満月は博士じゃなく牧師にしたの、魔界に屋敷が転移させられたときに十字架の上部分が残っているのがピクチャレスクだからか、とか、
    出木杉の見せ場がなくなったのは惜しすぎる、とか、
    月光の魔法抑制力→「月光灯」→オオカミ、って面白いけど話に絡めるとややこしくね、とか、
    唐突にドラミ登場(虫のしらせアラーム!)ではなく、一旦腹痛で未来に戻っておいて伏線づくり、とか、
    四次元ポケットの中ってこんなんなのか!! とか、
    いちいちツッコミと喜びが交互にくる作りで、嬉しいのだが、
    ・最も嬉しかったのは、「鉄人兵団」のリルル「意気地なし!」に並ぶ名シーン「あなた魔法が使える? 悪魔と戦える? ここで二人とも捕まったら、誰が地球を守るのよ!」が、雑味なく再現されていて……さらにいえば、美夜子さんが鎖で張り付け、とか、そもそもチンカラホイ→スカートめくり、とか、時代的に危なそうな描写を信念をもって再現してくれた点に、感謝。
    ・しかも、静香との美夜子の交流を描いてくれた点……。これはただの百合好きとしてのフェチではなく、ドラのびが生み出した期間限定の友情空間に、残された女性ふたりが励まし合うという、実に意義のある新規シーン。作られた時空内という点では、たとえば「SSSS.GRIDMAN グリッドマン」のアカネと六花のような関係を、先取りしているともいえる。
    そんな意義を象徴するのが、花の冠であるという……。髪を梳くとか、髪に冠を乗せるとか、実にいい。
    原作力100に上乗せしたアレンジ力!

  • 起承転結、エピソードの強弱がはっきりしている。初代版の良さを失わず、現代向きにより劇的にアレンジされていてとても好感がもてる。劇場公開時良い噂しか聞かなかったが、なるほど頷けた。

    以降ネタバレ含む。



    冒頭に満月牧師と美夜子らのシーンや、中途に悪役のシーンを挿入し、不安を煽る構成。
    ドラえもんの石像も屋根をぶちやぶって落ちてくるとはかなりインパクト大。のび太くんの石像が空き地にあることをしずかちゃんがいいにくるのは一見不自然だが、それにより問題なく主要キャラ5人の紹介にもなっているところが心憎い。
    この石像については、形が変わっていることについて「柔らかい石なんだ」とか初代版ではあまりに不自然だった台詞が変更されている。雨の中庭に出すよりもドラえもんのポケットの中に入れる方が自然だし、腹痛を起こして未来へ一度帰ることで後々ドラミちゃんが心配する伏線にもなっている。
    魔法世界になってから喧嘩したふたりが、「石になれ」とかかりもしない魔法をかけ合おうとするのはシャレが効いている。
    美夜子のママのエピソードはオリジナル設定だが、より感動的にしあがり面白い設定だったと思う。
    満月博士が満月牧師と呼ばれるのは少し慣れなかったが、無理がある設定ではない。
    五人がのび太くんの家に揃ったときはつい感動してしまった。
    偽物の美夜子とのやりとりも冒険活劇らしいシーンで思わず引き込まれてしまう。
    本物の美夜子がねずみの姿にされているというのも、初めから猫なのよりも、ドラえもんが嫌がって気付くのが遅くなるというのも不自然さがなくなるし、中々魔法を使う出番がないしずかちゃんたちの腕のみせどころにもなる。魔法世界の小学生らしく、遊び心があって良い。
    悪役の手下の正体が美夜子の母、とすることで、物語はより感動的になるし、魔王の心臓のありかも母の口から語られることになる。美夜子がしずかちゃんに、髪をのばしてみる、と話すシーンも、しずちゃんと絨毯の中で話していたシーンとつながり、女同士の会話として心温まるつくりになっている。
    個人的には、やはり違う世界から来たのね、とのび太くんと会話するシーンが好きだったのでそれが無いのは残念だったが、この展開も非常にあり。
    最後に夢だったのかも、として、魔法が使えたのも「まさかね」とのび太に言わせながら、駄目押しで箒が樹上にあるのも良い演出。

    初代版が好きな人間でも満足のいくリメイクだろう。

  • 言わずと知れたドラえもんの新シリーズ映画第2弾。

    今回は名作「魔界大冒険」をリニューアル。
    かなりシナリオが練られており、息つく暇も無いストーリー進行。
    旧作にはないオリジナル性もあり、良く知っている人も見応え十分。

    10分に一度はパンチラ(パンモロ)が出てくるのはご愛嬌(笑)

    オススメです。

  • 「もしもボックス」でのび太くんが作り出したのは、魔法が使える世界。
    そこでは魔界星による地球侵略が企まれていて・・・
     
    新生「ドラえもん」の劇場版第2弾。
    脚本をミステリー作家の真保裕一さんが担当しています。
    映画化もされた「アマルフィ」や「ホワイトアウト」でおなじみです。
     
    ハリポタの世界も同じですが、魔法を使うにも技術が必要。
    のび太くんは魔法の世界でもやっぱり劣等生。
    それでも地球を守るために美夜子たちと共に悪に立ち向かう。
     
    科学技術が否定された魔法の世界。
    エンジニアである自分は、果たしてそこで暮らしていけるのかな?
     
    もちろんこの作品でものび太くんの優しさと、仲間の大切さを思う展開は健在です。
     
    この作品は初見でしたが、いつも通り童心に帰って、勇気と優しさに癒される映画でした。

  • 子供の頃一度観ましたが、息子と何十年ぶりに。敵の強さといい、冒頭の石の謎といい、一度やられた後の挽回といい、今でも十分見応えがありました。ただ、ラスボスの向こう脛が無防備というのは、逆に隠すと怪しまれるからってところですかねぇ。

  • リメイク版は映像が綺麗になってました☆でも個人的には旧作のほうがドロドロとした暗くて怖い雰囲気があって面白かったです。また、今みたいに芸能人を声優に起用していないという点でも昔のほうが良かった気がしますね。ちゃんとしたプロの声優さんの声のほうが私は好き。でもストーリーは相変わらず面白かったです。旧作にはないエピソードとかもあってよかった♪

  • おもしろかった☆
    こうなると昔のオリジナルの方ももう一度観たくなる◎

  • 石像が汗をかいたり、夜中に移動しているシーンはなかなか不気味だったが、それらの謎が終盤に明らかになるという構成は、スッキリしてよかった。
    シリーズ共通だが、ワクワクする冒険か繰り広げられてたのしめた。

  • 子供の頃毎年楽しみにしていて親に連れてって貰った大長編ドラえもん
    今は息子を連れてく立場に

    旧シリーズでは一番好きなシリーズでした

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