選挙 [DVD]

監督 : 想田和弘 
制作 : 山内和彦 
  • 紀伊國屋書店 (2007年12月22日発売)
3.61
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215036269

感想・レビュー・書評

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  • 落下傘候補として市議会選挙に出馬したおっさんの選挙活動の様子を撮ったドキュメンタリー。ナレーションやテロップ、BGMなどは一切なく、映されてる映像からしか内容はわからない。

    出馬した山さんこと山内和彦は、それまで特に政治に関わっていたわけでもないのだが、川崎市議選補選の候補として出馬する。本職は切手・コイン商(マニアック過ぎて笑ったw) 日本の選挙にありがちな名前連呼とあいさつ回りなどの選挙活動を必死に行い、自民党の全面的な支援もあり、当選。

    神奈川新聞の記者からの取材で政策のことを聞かれても、明確なことを言えずに口ごもるという中身の無さなんだけど、日本の選挙にあってはそんなことはどうでもよく、ただ「小泉自民党の山内和彦です。改革を進めてまいります」といか言いながら通行人に握手するだけ。で、当選しちゃう。 

    これが海外でウケる、というのはよく理解できて、まさにジャパニーズスタイルと呼べる特殊性がにじみ出てるんだと思う。「顔を合わせてると意見が違う人でも、なんとなく親しみがわいてくる」みたいなことは一般的にあるけど、まさにその論理で、中身じゃなくて(なんとなくの)人柄・イメージだけで選挙に勝つという。

    こういうドブ板選挙って、結局ムラ社会(地元の有力者、コミュニティ)に媚びて、あとはいわゆる「B層」にどう好印象を与えるかってことだけが重要で、ホントに見ていて哀しくなってしまう。 

    東大出で、大企業とか官僚なんぞになることにも興味なく(たぶん)、細々と切手・コイン商なんてやってた山さんが、新自由主義を進める小泉の下っ端議員になって、「改革を進めます」とかいうのは一体なんなんだかわからない(そしてそれを支持した世論ももちろん意味不明)。

    しかも山さん、郵便局関係者の有権者と話すとき「小泉さんは郵政民営化とかやってますけど、僕は関係ないです。うちも郵便局一家なんですよ」みたいなこと言ってて、なんか笑ってしまった。

    想田監督の出世作でもあり、地味ながらもコミカルで飽きない。
    一見の価値あり。

  • 私はずっと、こういうものが観たかったんだなと、改めて気づかされた。
    何も押し付けられない、ということの快さ。
    何をみて何を感じるか、本来それは自由なことなのに、テレビなどを見ると、あるひとつの感情だけを押し付け、それ以外の感情はまるで悪だとでもいわんばかりである。感じたことに、正解も不正解もないはずなのに。
    注意しなければいけない。思考をやめた瞬間、私たちはたやすく誘導され、その渦に飲み込まれてしまう。

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    仕組みやシステムという、個人がある相互作用の一要因であること。関係や交流の分析的な視座っていうのは当事者が選挙というイベントに分析を導入することは難しい。むしろ鮮やかにシステムを暴いた視点こそがドキュメンタリーとしてフェアな視点だと思う。

  • 日本の選挙制度って、政治って、なんか“滑稽”だなぁと思わされる映画。

  • ラジオ体操 家内はおっかない 開票の時いない おばちゃんの公明党dis 切手 落下傘候補

  • 自民党になぜか選ばれ川崎市会議員の補欠選挙に出馬することになった山内さんの選挙活動を負ったドキュメンタリー。
    想田監督による観察映画の手法がとられています。

    観察映画とは台本、脚本なしで題材をただただ撮影し、編集するのみ。ナレーション、テロップ、BGMがないのであたかもその場にいるような臨場感を味わうことができます。

    主人公の山内さんは政治に関して素人。なんせ気ままな切手コイン商を営んでいたんですから、、、会社を退職する必要もなく立候補できるので白羽の矢が立ったんでしょうかね。
    白羽の矢が立ったといっても地盤も後援会もなく、ひたすら苦労する。
    日本の選挙なんて今でこそ少しは変わりつつあるも選挙カーでひたすら名前を連呼して名前を覚えてもらって書いてもらう。
    このばかげた選挙戦を戦い抜く素人夫婦を観察手法で追いかけてますのでいろいろと伝わってくるものがあります。

    そして海外の人にはとても信じがたい選挙戦で新鮮だったでしょうね。

  • マック赤坂、スマイル!
    選挙をドキュメンタリーとして追いかけるのと同じ手法で成立しうるイベントってたくさんあるんだろう。

  • 観察映画とはよく言ったもので、選挙活動の至るところ、カメラが空気のように存在する。とはいえ、ここまで違和感なくカメラの存在感を消せるまでにどういったプロセスが必要だっただろう。監督はフレデリック・ワイズマンに傾倒しているというが、膨大な時間をかけて撮影されたフィルムを厳選しておよそ2時間に凝縮したのだろうか。

  • ドキュメンタリー映画としてはおもしろいと思う。
    選挙の舞台裏なんてそうそう見れないと思うから。

    選挙の大変さはわかるのに、選挙活動の残念な感じ。とにかく候補者の名前を刷り込むことだけに力を注いでいること。握手とか。演説とか。

    余計に選挙に興味がなくなった。

  • すっげー退屈。

    自民党に担がれた無能で無知な候補の選挙を追いかけるだけの作品なのだが、日本人にとって見慣れ過ぎた風景が何の意味もなく通り過ぎていくようにしか見えない。

    特に常識を超える裏話もそこにはない。

    ただし、こういった選挙の記録映像が世にないとすれば、記録すること自体に価値があるし、外国人には新鮮に写るかもしれない。

    …つまりは、日本人が見てもつまらないだけだから見ない方が良いってこと。

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