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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988182110280
感想・レビュー・書評
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平たく言えば、特ダネ狙いの記者がマッチポンプをする話。鉱山に閉じ込められた男を救出を引き伸ばせるだけ引き延ばして、世間の注目を浴びようとする。狙い通り大ニュースとなって大騒ぎ、町に多くに野次馬が集まってくる。
しかし欲深いのは記者だけではなく、閉じ込められた男の妻や保安官をはじめ、町の住民たちがこれを商機と捉えてバブルに踊り始め、記者との「共犯関係」成り立ってしまう。
この事件の結末は苦いものとなり、最後に記者がとった行動は、悔い改めて反省したようにも思えるし、自暴自棄になっただけのようにも思えます。いずれにせよ、これによって彼の罪が修復されるわけもありまぜん。
スクープだけを狙った、行き過ぎたセンセーショナリズムにも問題がありますし、簡単に扇動される民衆にも問題がある。現代でも通用する批評性を持った映画だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日見た「クライマーズハイ」の中で「チェック、ダブルチェック」っていうセリフが印象に残って、引用元だったこちらの1本も見てみた。新聞記者の物語つながりの1本。一度大きな新聞社にいた事実があると、そこを離れる際に「ダメなやつ」というレッテルが貼られてしまうのは今もあるけど70年も前の作品でもあまり変わらないですね。ゴールドラッシュというか、大きなイベントごとに人が集まるとそれを目当てにまた商売を始める人たちがいて、どんどん膨れ上がっていく。イベントベースでの仕事は、根無し草になりがちだなとまちづくりに関わるようになって思った1本でした。
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『クライマーズ・ハイ』で主人公が言及。
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結末は主人公だけが炭鉱で生き埋めになるのかと思っていたが、さすがそう単純ではなかった。でもレオを助ける形の脚本にして欲しかったなぁ。
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信仰心とか、良心の呵責とか。
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カーク・ダグラス演じる新聞記者は、ホント悪い男だ。
そして、それに負けず劣らずの悪女が事故にあってしまった男の妻。
彼女の悪女っぷりもすごい。
中盤くらいまでは、この二人の悪っぷりにムカムカしながら観ていたのですが、一番の悪は人の不幸に群がって何かのイベントのように楽しんでいた大衆なんじゃないかなと思った。
自分達の行為に罪の意識すら感じず、募金なんかして善人ぶったりしている。
つまり、大衆=映画を観ている私たちなのだ。
そんな大衆の悪を鋭く突いた、ワイルダーにはめずらしくメッセージ性の強い作品。
(1951年 アメリカ)
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