ボルベール<帰郷> コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : ペドロ・アルモドバル 
出演 : ヨアンナ・コバ  ロラ・ドゥエニャス  カルメン・マウラ  ペネロペ・クルス  チュス・ランプレアヴェ  ブランカ・ポルティージョ 
  • ギャガ・コミュニケーションズ
3.73
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  • (4)
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感想 : 146
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4571147372153

感想・レビュー・書評

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  • 深刻な出来事なのに、
    どこか飄々としていて笑えてしまう展開だからこそ、
    3世代の女性たちが抱えてきた痛みが深まり、
    そして許しがもたらされる、
    人生の悲劇性と喜劇性。

  • 殺人事件が起こる映画の何が嫌かというと隠したり詮索したりする心理的取引のシーンがあることだ。しかしこの映画ではその出来事に関してはさらりとしていて新鮮だった。物語はそれでも進んでいきピースがはまっていく様子になるほどとなりなる。ペネロペの美しさは圧倒的で、劇中での歌も好きになった。吹き替えでなくスペイン語でみてほしい。

  • ペネロペ・クルス主演、アルモドバル監督の、女の家族の物語。ペネロペ・クルスはもはや単なる綺麗な女優じゃないですね、大女優の貫禄があります。

    感想を一言で言うなら、「女性は強い、敵わない。」
    いろんな辛いことや秘密をそれぞれに抱えて、それでも笑って、互いの傷を分かち合い、絆を深める。

    最初はセクシーすぎるペネロペ演じるライムンダの、生活感のある映像がミスマッチに思えて違和感あったけど、話が進むにつれて、美しくもの悲しい映像、タンゴの悲しい旋律に引き込まれました。
    実の父に襲われた過去を持ち、村を出てマドリッドで暮らすも、その間に生まれた娘のパウラが、夫に襲われかけ、それに抵抗した際に娘が夫を殺してしまう。
    そんなときに育ての親とも言える伯母パウラがなくなり、死んだはずの母親イレーネが、姉のソレダのもとに現れる。
    タイトルの「Volver」は「帰ってくる、戻ってくる」という意味がある。ペネロペにかかった業のような運命が、娘のパウラにも降りかかり、死んだはずのイレーネはその運命を償うべく、姿を現わす。そして、友人のアウグスティナ、彼女もまた複雑な運命に翻弄された過去を持つけれど、その業を返すべく、最後はイレーネが再び手を差しのべる。いろんなものが戻ってくる、輪廻みたいなテーマなんですかね。

    ペネロペがタンゴを歌うシーンは美しい。スペインの田舎の美しさも醜さもあり、それでも強くたくましく美しい女性の物語、って感じです。観てよかった。

  • 2015/9/29

  • 本作で終始聞かれるのは、小鳥のさえずりのようなキスの音。その音が、生死の境目をスムーズに繋いでいる。

  •  女たちが墓石を徹底的に磨きあげるオープニングから始まる地縁と血縁のドラマ。アルモドバル監督の映画は、一作ごとに地縁と血縁のテーマが濃縮されてますます濃くなっていく気がする。ラストで「幽霊は涙を流さない」と言った母イレーネだが、映画の中盤で彼女がライムンダの歌う『ボルベール』で泣いていた場面を思い出した。あれがイレーネが幽霊でなくなった瞬間、まさにボルベールの瞬間だったんだなあと思ってじんと来た。
     ペネロペ・クルスはもちろんだけど、癌にかかった隣人を演じたブランカ・ポルティージョが印象的だった。何度でも観たい映画( ´◡` )

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「一作ごとに地縁と血縁のテーマが」
      観たいなぁ~「オール・アバウト・マイ・マザー」から新しい作品に接していない。
      「一作ごとに地縁と血縁のテーマが」
      観たいなぁ~「オール・アバウト・マイ・マザー」から新しい作品に接していない。
      2012/03/29
    • 尾崎さん
      5月にも新作が日本で公開されるみたいですねっ
      珍しく男性が準主人公のようなので、どう書かれているのか非常に気になります(>‿<)
      5月にも新作が日本で公開されるみたいですねっ
      珍しく男性が準主人公のようなので、どう書かれているのか非常に気になります(>‿<)
      2012/03/30
  • いやいや……
    ペネロペ・クルス!!!!!!
    見惚れた美しすぎる。
    カンテも素敵だった(*´ェ`*)



    ママのちょうどいい軽さと、ライムンダの強さ。素敵。


    お互いに依存してて、それゆえ反発し合って


    でもやっぱり一番深いところでつながってるから
    最後にはわかりあえる


    とくべつに親密な二人★


    母と娘ってやっぱ他にはない絆がある気がする∀`



    スペイン語もっとがんばりたくなった!



    でもラストがよくわからんかった…

  • 12/11(木)午後4:30

  • ペネロペ・クルスが最高に美しい。地のスペイン語の土臭さと意外な伏線回収しまくりストーリー。

  • 傑作であるが鬱になる映画。いい作品だけども2回見る気にならない。

  • 女として同じ苦しみを味わった母と娘

  • アルモドバルー!

  • ペドロ・アルモドバルはやっぱり最高。今年は全部見返そう。ペネロペ・クルスが美しすぎる。インテリアやファッションの色彩がとても綺麗。親子愛!

  • B。おとぎ話的。ペネロペクルスの胸が美しい。
    DVDのジャケットにも使われている、エンディングロールのイラストがきれい。誰の作品?

    アルマグロで撮影?

  • ペネロペの名演技を見ていると、かつてのソフィア・ローレンを彷彿しました。美人でネアカで働き者。そのたくましさは男をヒモにしちゃうね。日本映画だと、このテーマは救いの見えない暗いものにしちゃうけど、これはコメディみたいに見れました。見終わって、いい映画を見たという満足感があります。

  • 「午後のロードショー」にて。「オール・アバウト・マイ・マザー」もヘンテコな話でしたが、これまたヘンテコな話でした。

    男の遺体を隠すところで「ああ、そういう感じのサスペンスか」と思ったら、そこでその話は終わりで、他人のレストランを勝手に切り盛りしたり、3年前に死んだ母親が出てきたりと、頭の中は「?」でいっぱい。たくましい女性たちの姿を描くことが主眼だとは思いますが、なんともつかみどころのない話で…。

  • 母子の物語と聞いていたのでどんなものか想像巡らせたけど想像のどれとも違っていた。
    そして予想外に良い作品であった。

    登場人物が少ない映画で、舞台も故郷の小さな村・今住んでいる町の2点だけ。思いがけず淡々と話は進んでいくが取り扱っているテーマや事件はかなりヘビーな内容になっている。この国では日本人が想像出来ないような難しい問題が起きているのかもしれない、などとも思ってしまった。

    中盤~終盤にかけて、ペネロペ・クルスの歌声も聴けるのだけど感情がこもっていて大変良かった。淡々とではあるが個々の登場人物に息吹が感じられるよい脚本だと思う。
    派手さはないけれど、いい作品。こういう作品をもっと見たい。

  • ぺネロぺ・クルス主演の映画です。
    スペインらしかった!
    色が鮮やかできれいでした!

  • ペネロペがひとり美し過ぎる。
    ペドロアルモドバル監督の話は先が読めなくてテンポが良くて気づいたら時間が過ぎてるのが好き。
    あと、女性が助け合って生きてるって感じも好きだ。
    ペネロペが歌うシーンすごくよかったけど、歌は吹き替えだそう。表情だけでも惹きつけられたけど。

  • ペネロペが信じられないほどに美しくてそれだけでも観る価値ある。逆に言えばペネロペの美しさが浮いてしまってる。一人だけ美しから。
    あと映像が綺麗。赤い色が、それが流れる血だとしてもとても美しく映った。

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