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- / ISBN・EAN: 4580258650029
感想・レビュー・書評
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良かった。
狩猟採集民より劣悪で貧困な生活を送っている様に思うが、辛く泣く時ももちろんあるが、意外に明るい笑顔。
でも、弟が死んで食べるものがないと泣く女の子の顔が忘れられない。本当にこの日本の豊かさは奇跡だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品の舞台はフィリピンケソン市「パヤタスゴミ捨て場」。アジア最大のスラムと呼ばれる、マニラ市郊外の巨大なゴミ捨て場「スモーキーマウンテン」が、1995年11月、フィリピン政府により強制撤去された。そこでゴミ拾いすることにより生計を立てていた人々の一部は「パヤタスゴミ捨て場」に移り住むことになる。2000年7月10日、そのパヤタスゴミ捨て場で崩落事故が発生し、1000人に及ぶ人々が犠牲となる。この事故を引き金に、その5日後、政府はゴミの搬入を中止した(ニコニコ生放送)。
この作品はゴミが再び搬入され始めるまでの4か月間の人々の生活を追ったものである。
この作品でまず衝撃的だったのが、ゴミ拾いで生計を立てざるを得ない人々が居るということだ。フィリピンは近年他のアジア諸国とともに急速に経済が発展している。しかしそれは一部の人々がなしとげた結果であり、いまだに格差が激しいということがこの作品を通してよくわかる。加えて、この作品で描かれている現実はとても衝撃的なもので、思わず目を背けたくなるようなものばかりだった。
だが一方でこの作品から、人々が懸命に生きようとしている姿がみることができる。人間の弱さをにじませながらも、それでもなんとか生きようと努力する姿は尊敬できるものである。
こういった現実があることを私たちは頭に置きながら、日々の生活を過ごしていかなければいけないと考えた。 -
フィリピンケソン市。スモーキーバレーと呼ばれるゴミ山に暮らす人々の姿を追ったドキュメンタリー。
生死の根本が見えてくるようだ。