ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]

監督 : ジョン・セイルズ 
出演 : ジョー・モートン  ダリル・エドワーズ  スティーブ・ジェームズ 
制作 : ジョン・セイルズ 
  • バップ (2008年1月23日発売)
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :11
  • レビュー :1
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021128643

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  アナザー・プラネットの文字に惹かれて借りてみた。SFの血ですね。

     黒人の姿をした異星人が地球に不時着。ハーレムに迷い込むも、見た目がまんま黒人の姿なので(つま先だけちょっと形が違うくらい)身ぶり手ぶりのコミュニケーションくらいで押し通すと、バーでは「変な奴だ」くらいですまされてしまう。さらに家電製品とか直したりする(超)能力があるのを見込まれて、仕事を見つけてもらったり、下宿先を世話してもらったりとあっさり溶け込んでしまう異星人。

     しかし、ハーレムには彼を追ってきたらしい白人の姿をした異星人二人も現れて…、となるわけだがストーリーの流れを追うよりも、街の景色や人々(おおむね黒人)とのやり取りを見ているほうが楽しい。

     主人公には、異星人的な有徴性はほとんどないのでこれもやっぱりSFにする意味とかあるのかみたいな感想はありうると思いますが、異星人とかロボットというのは人種問題や差別問題を象徴的に描くときによく使われる道具立てであって、これでいいんじゃないかと思います。黒人型異星人というとビッスン『赤い惑星への航海』なんかを思い出しますが。


     パッケージを見た第一印象よりは、声高な問題提起や社会批判の要素は表面上少ないです(一度だけ主人公は積極的に闘いますが)。また人々との交流も、あたたかくも過度にベタベタしたものにならないなど恬淡としているのがいい感じ。
     この作品の製作会社はどうやら Anarchist's Convention Films という何ともこまった名前のようなのですが、これは監督のジョン・セイルズ(John Sayles)が深く関わっているのかな。セイルズは同じ題名の短編小説を書いていて、「アナーキスト大会」として訳されています(青山南編『世界は何回も消滅する』所収)。これについては機会があれば。


     セイルズのことをちょっと調べてみると、炭鉱労働者の組合活動を描いた『メイトワン1920 暗黒の決闘』という作品が面白そうだったのですが、まだDVDにはなっていないようです。去年福岡で上映会があったみたい。

    「フリーターユニオン福岡」のブログ

    http://fnfukuoka.jugem.jp/?eid=53

    http://fnfukuoka.jugem.jp/?eid=62

    最近のセイルズ作品では Honeydripper ブルースを聞かせるさびれたバーが一発逆転をねらうなかで起こる様々な出来事や情景……という作品も気になるのですが、やはり日本未公開ですかそうですか。

全1件中 1 - 1件を表示

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]はこんな映画です

外部サイトの商品情報・レビュー

ブラザー・フロム・アナザー・プラネット [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする