さすらい [DVD]

監督 : ヴィム・ヴェンダース 
出演 : リュディガー・フォグラー  ハンス・ツィッシュラー  リサ・クロイツァー 
  • バップ
3.78
  • (9)
  • (16)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 16
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988021128186

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  男どうし2人でずっと一緒にいるのは、女といる以上に難しかった。むかし、大学1年の夏に男2人で1ヶ月の北海道の旅にでた、ユースホステルを宿としての旅だったので、ずっと一緒というわけではなかったが、それでも7日間が限度で、軽い喧嘩から最後の日を札幌で落ち合うことにして、別々の行動をとることにした。
     この映画の2人はそういった煩わしさをお互いが感じることもなく、どちらかがどちらかに依存するといったこともなく、自立したお互いの世界観があってそこを生きているので、3ヶ月ものあいだ侵食をともにできたのだろう。
    性格的なものもあるのだろうが観ている側も、熱くもならず、飽きもせずに観ていられた。
     そしてロードムービーならではの、哲学的な人生訓みたいなものを探しているのを自分に感じもした。
     そんな遣り取りの一節

    子どもには数字も文字も冒険の一種だ。だが書く習慣ができると空想は失われる。それどころか、逆に空想が障害となって残ることもある。
     ある少年が罫線をペンが走る道だと言った。
    ペンがバイクに乗って文字を運ぶ、うまい表現だ。
    IとEはよく一緒に走る。
    Iは頭がよく鋭い。
    俺がIで君がEだ。
    その子によるとLはバカの見本です暗黒街に住むゴロツキだそうだ。

    という2人の会話がいい。

    まったく違い世界を見つめて生きているのに、あの狭い空間、時間を3ヶ月も一緒にいられたのがやはり妙でならない。
     
     それとは別に、「何故彼ら2人は生きるための生活という基盤に縛られることなく、自由に好きなように思うままに生きていけるのだろうか?」
    ということが常に頭の中でよぎりながらストーリーを追っている自分がいた。
     
     「生きられる」ことがが当たり前で、「生きられるかどうか不安だから、まずは生活の基盤を作ったうえで」と考える、私とは根本的に違う。映画だからといって仕舞えばおしまいだけど、私の小さ頃に目にしていた大人たちはそんな人が多かった。
     何故、私も含めて私たちはこんなに「生きること」縮こまって生きているのだろうと。彼等の生き方を観ていて対比してしまう。

     
     

  • 昔から見たいと思っていたが、劇場公開を逃し続けて幾星霜。やっと見た。
    リューディガー・フォーグラーは「都会のアリス」にも出てた人だし、リザ・クロイツァーはヴェンダースの当時のパートナー(ブリジット・バルドーとレイア姫を足して2で割ったようなルックス)。
    1976年というとまだドイツは東西に別れていたし、映画の中でもナチ党員だったので戦後しばらく仕事がなかったとか、父を戦争で亡くしたとか、主人公二人が泊まった廃屋は米軍が使っていたところだとか、戦争の跡はまだ生々しい。

    バンに乗ってあちこちで映画の映写機の修理をしているブルーノが、ある日車ごと川に突っ込んで浮かび上がってきた男とともに旅をすることになる。

    敢えて白黒で撮り、寂れた田舎町ばかりを行くし、主人公二人も大して喋らないので眠くなるが、眠たさも含めてロードムービーらしい。劇的な仕掛けはないが、それでもいろいろな人と出会ったり、自分のルーツを辿ったりして、最後は別れていく。
    ヴェンダースは放浪が好きなんだなと思う。
    それは他の映画にも現れている。

    ニュージャーマンシネマと呼ばれて活躍した監督たちの中で今も元気で撮影しているのはヴェンダースくらいじゃないか。よく50年以上も撮り続けたなあと感慨深い。

    東西ドイツの国境あたりを走ったそうだが、今はどうなっているのだろう。案外変わってなかったりして。だって、映画の中でも中世を思わせる建物が現役だったもの。木造建築で台風が毎年来る日本とは違う。

  •  ヴィム・ヴェンダースのロードムービーはやはり素晴らしいです。3時間ぐらいあってちょっと長いのですけど、集中して一気に観るべき種類の映画では全くないので、ちょくちょく止めて休憩しながらゆっくり堪能しました。

  • かっこいい、ロードムービー。
    最初に車で沼?湖みたいに突っ込んで登場するシーン。3時間ぐらいあるのに飽きずにゆったりと観れた。
    また観たい。

  • 10回は見た方が良い映画。燃費悪そうなバスと、水面に突っ込む登場の仕方はレジェンド

  • (1976年作品)

  • 映写機器のメンテナンスをする男。トラックで暮らしながら、ドイツを巡っている。その男の前に、川に飛び込む1台の車。そこから這い上がった一人の男は、トラックに便乗する。苦悩を抱える二人の男のロードムービー。

    ヴィム・ヴェンダースは好きだし、悪い映画ではないのだろうけど、なんというか共感できなかった。

  • 0215

  • "モラトリアム"って
    別に立ち止まってることじゃないんだな
    って,なんとなく感じさせてくれる.

  • 製作年:1975年 製作国:西ドイツ 時間:176分
    原題:IM LAUF DER ZEIT
    監督:ヴィム・ヴェンダース

    (3.5点)

  • いいなー主人公になりたい。

  • すごく長くて退屈な映画なので、映画館じゃないと観れません。
    でももう一度観たいので、どこかで上映しないかな。

    「あらすじ: 二人の男のロードムービー。・・・もう忘れてしまった」

  • 宇和島などを舞台とした作品です。

  • この映画を好きな自分はまだまだ捨てたもんじゃないなって観るたびに思う。

全14件中 1 - 14件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×