[鑑賞日:レンタルDVDにて2009年9月10日]
BIRTH
2004年 アメリカ
日本公開日:2006年9月23日
監督:Jonathan Glazer
出演:Nicole Kidman、Cameron Bright、Danny Huston、Lauren Bacall、Alison Elliott、Peter Stormare...他
[英語]
■あらすじ
心臓発作で夫を亡くしたアナは、その10年後、ジョセフと再婚することを決めた。婚約パーティーを済ませたある日、母親の誕生会の席に10歳ぐらいの少年が紛れ込んだ。少年はショーンと名乗り、アナに自分は夫のショーンだと言い出した。からかわれていると思ったアナはこの日は家から追い返すが、彼が夫婦の間の秘密を知っていることに動揺を隠せなくなり、ジョセフとの関係はギクシャクし始める。アナは少年のことを本当に夫の生まれ変わりだと信じるようになった頃、ショーン少年の前に、ショーンの愛人だったと言う女性が現れ…。
■感想
切ないストーリーだった。もし、本当にこんな事があったとして、私がアナ(ニコール・キッドマン)の立場だったら、彼女同様に気が変になってしまいそうだ。
誰を責めたらいいんだろう、この場合? ショーン少年(キャメロン・ブライト)に罪はないと思う。アナにも責任はないが、気持ちが揺らいでしまった事は否めないだろう。やっぱり悪いのは夫のショーンだろうな。始末が悪いから、こんな事になってしまったんじゃないか?
ただ、なぜショーン少年に、そんなことが起きてしまったのかが不思議だ。感受性の強い頃だとは思うが、手紙の束を読んだだけでシンクロしてしまうものだろうか? そもそも前々からアナの事が好きだったとは思うが、彼女の死んだ夫の名前と偶然にも同じだった事が災いして、少年は自分が夫だと思い込んでしまったんだろうか?
ただ、手紙を読んだだけでは、謎が解けない部分もあるのは確かだ。夫ショーンが亡くなった場所をどうやって知っていたのがどうも腑に落ちない。と、なると、本当にショーン少年は夫の生まれ変わりだったのでは?と、疑問も残る。だって、最初のプロローグの映像だって、夫が亡くなってから、すぐにショーンの誕生シーンがある。しかも水中出産だ。最後のラストシーンだって、アナが海に入ろうとしている(?)し、これは何かの伏線か?と、勘ぐってしまう。
どちらにしても、ジョセフ(ダニー・ヒューストン)との再婚はやめておいた方がいいと私も思ったよ。子ども相手に、あんなにムキに怒ってさ。それはやはり、ショーン少年を前夫のショーンだと信じたからでしょ? 嫉妬だよ、嫉妬。いくら頭にきたからって、暴力沙汰になってしまって、後々アナに対してもDVが始まるよ、きっと。