エディット・ピアフ~愛の讃歌~ (2枚組)

監督 : オリヴィエ・ダアン 
出演 : マリオン・コティヤール  シルヴィー・テスチュ  パスカル・グレゴリー  エマニュエル・セニエ  ジェラール・ドパルデュー  クロティルド・クロー  ジャン=ポール・ルーヴ  カトリーヌ・アレグレ  マルク・バルベ  カロリーヌ・シオル  ジャン=ピエール・マルタンス  エリザベット・コムラン  マリオ・アッカール  ロラン・シリング 
  • 東宝
3.60
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本棚登録 : 435
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104046444

感想・レビュー・書評

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  • 私がこれを見てエディット・ピアフという人のことを好きになったかというと、なれなかった。好きな歌とそれを歌う人はやっぱり別モノなんだな…。

  • 小学生で歌の意味もわからないようなころから ずっと愛の賛歌が好きだった。
    この曲が出来上がった背景を知り、過去の彼女の心境などを思うと、この曲を聴くだけで涙がとまりません。

    マルセルの悲報のシーンが記憶に残ってます。
    というか全体を通してマリオンコティヤールはさすが、すごかった。
    すばらしい曲と演技をありがとう。

    はちゃめちゃやけど、それもまた人生。

  • [鑑賞日:民放にて2009年1月4日/WOWOWにて2009年2月22日]

    LA MOME~THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF LA VIE EN ROSE~
    2006年 フランス、イギリス、チェコ
    日本公開日:2007年9月29日
    監督:Olivier Dahan
    出演:Marion Cotillard、Sylvie Testud、Pascal Greggory、Jean-Paul Rouve、Gerard Depardieu、Emmanuelle Seigner、Jean-Pierre Martins...他
    [フランス語]

    ■あらすじ
    第一次対戦中に生まれたエディットは、祖母が経営する娼館に預けられ、やさしい娼婦たちのもと育った。しかし、大道芸人の父親に引き取られ、その側で歌うことを覚える。これをきっかけに彼女にとって歌は生きがいに。パリの名門クラブのオーナー見いだされその才能を開花させるが、オーナーが死体で発見される。彼女に容疑がかけられ、疑いはすぐに晴れるが、世間の目は厳しかった…。(Amazon.co.jpより)

    ■感想
    越路吹雪が「愛の讃歌」を歌っていたが、10年ほど前、たまたま聞いていたカー・ラジオで、この歌のオリジナルは「ピアフが亡くなった恋人に、なぜ飛行機事故で死んでしまったの~って歌っている」と知り、この時は日本語の歌詞の「愛の讃歌」とあまりにも内容が違うんで、失礼と思いながらも運転する車の中で笑ってしまった。その時、初めてエディット・ピアフが歌った「愛の讃歌」を聴いた。

    シャンソンは聴かないので、ピアフに対し、この時は興味を抱かなかったが、この話はウンチクとして覚えておこうと思ったくらいだった。

    しかし、ピアフの生き様を追ったドラマが映画になった。考えてみれば、その「飛行機事故で死んでしまった恋人の歌」がオリジナルだと言うことだけしか知らなかった私は、断然、この人はどんな歌手だったのだろうと興味を持った。

    内容のほうは、脚色と現実の区別がつかないので、あーだ、こーだと考えるのは難しく、ただ一つ伝わることは、どんなに人に囲まれていても、寂しい気持ちを追いやることの出来ない女性だったと言うことではないだろうか? 少なくと私はそう受け止めた。そして、歌うことには貪欲だったってこと。その二つの思いが空回りして、薬や酒に頼ってしまうところが、なんとも切なかった。本当に恋人のマルセルだけが心の支えだったんだろうなあっと思う。

    私はいつもなら女性が主人公のドラマや物語はあまり好かないが、このピアフの生き方は、なぜだか共感が持てた。好きな映画である。ピアフの生涯を演じたマリオン・コティヤールのアカデミー賞主演女優賞受賞も頷けた。年齢を経て行く演技が凄かった。

    コンサートを観に行った気分になって、映画館で観てみたかったと思う一作だったな。

  • 観賞日:2007.10.08
    シネフロント

  • エディット・ピアフ。

    私に似ている部分が多い人。

    シャンソンが好きになった。

    彼女の人生そのものが芸術だと思う。

    最高のアーティスト。

  • なりきり演技ですごい迫力。
    どこかふてぶてしさもある野性的な少女が、天性の声で街角で歌い、人気を博す様子。
    見いだされて歌手となるが、苦難の道が…
    盛りの頃に比べれば晩年は痛々しいが、ユニークでチャーミングなおばあさんだったな…

  • まず、映画として。過去⇔現在を行き来して印象的なエピソードをとりあげるという作りなのでカットバックが多いのは仕方ないのですが、多すぎて話の筋を追うのが大変でした。以下、軽くネタバレになってしまうのですが、公演中に倒れてからの流れが長くってこちらも眠気で少し倒れそうになりました。140分、120分くらいにできたような??そうそう、エディット役の人の演技はすごく魅せますね。本人なんじゃないかと思ってしまいました。タイトルになってる「愛の讃歌」、実際出来ていたのは悲劇の前というのがなんともまた切ない。これがあるシーンでオーバーラップするのは鳥肌もの。感情が、もう。劇中ではインストがBGMとして流れることがほとんどで歌唱してる部分がなかったように記憶してるのでそれが残念。/個人的に今月、サガンにシャネルなど伝記モノばかり観ているのですが、みんな、成功とひきかえに大切なものを失っていて、それでも、だからこそ、それしかないような生き方をしていてすごくハッとさせられます。時に、ひどく痛々しくみえる。たまたまかもしれないけど、みんな愛する人と生き別れになってしまって、酒やドラッグに溺れる。表舞台に立つということは、きっとそれだけの覚悟を決めているということ。それを支えてくれるのが周りの友人や恋人、家族なのだろうけど悲しくも皆、最後は1人。。成功することも幸せかもしれないけど、愛する人と結ばれて穏やかに暮らしていくことが女としては1番の幸せなのではないかと考えさせられしまった。どっちも手に入れられたら最高だけれどさ。賞賛と引き換えに破綻していく生活、それでも、執念と紙一重の情熱を持って舞台に立とうとしたエディット・ピアフ。こういう生き方をした彼女の歌がフランス語はわかんなくってもすごく響く理由がわかった気がする。

  • 迫真の演技。成功の陰には幾ばくの喜びと多くの苦悩があるということ。

    愛する人を飛行機事故で亡くした際、『Hymne à L'Amour 』があの感傷的な歌声でオーバーラップしてくるシーンは、鳥肌。
    http://jp.youtube.com/watch?v=NjR5xFZxZK8&feature=related

  • これまた、名前しかしらないくらいの歌手。時間軸が前後するのでわかりにくかったんですが、とにかく波乱の人生だったみたいですね。特に愛するマルセルを失ってからのピアフは目も当てられない感じで。芸術家ってどこか心が破綻してる気がするけど、それがいいものを生み出すのでしょうか?

  • 愛する人の死、薬物、親友との決別。
    たくさんの辛いこと悲しいことを経験し、何度も倒れる体で、
    それでも愛の讃歌をうたい、「愛しなさい」とおしえ続ける。
    暗い部分もひっくるめて、人生を愛を肯定するその姿勢に、人間のあるべき姿をみた気がします。
    何度みても絶対感動して泣く、名作。
    マリオンの演技も素晴らしいです。

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