サムホエア・ビフォー

アーティスト : キース・ジャレット・トリオ 
  • Warner Music Japan =music= (2008年2月19日発売)
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4943674077175

感想・レビュー・書評

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  • 芸術性の高さと人気の高さを併せもつ、キース・ジャレットの初期の人気盤である。
    帝王マイルス・ディヴィスに誘われるというエリートぶりを見せた、60年代後半。キースは自分のトリオを平行して行うことを条件に、マイルス・バンドに加入した。本作は、そのころに自分のトリオで出演した、名門ジャズクラブ「シェリーズ・マンホール」でのライヴ録音である。
    本作が人気盤となった要因の1つは、冒頭の<1>である。ほとんどがオリジナル曲ながら、めずらしく他人の曲、それもボブ・ディランの曲を取りあげているのだ。クラシックと並んでゴスペルの影響が大きいキースだが、ここでも得意の演奏が繰り広げられる。ほかに、当時一世を風びしていたフリー・フォームのアバンギャルドな演奏もあり、それもキースの個性である。だが、このアルバム最大の魅力は、美しくメランコリックな<1>といえる。20歳そこそこのキースから、早くも天才の片りんが見える作品だ。(高木宏真)

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