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- / ISBN・EAN: 4988113823005
感想・レビュー・書評
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TVにて
聾唖の子供達が読唇術と発声を獲得していくところ,世の中の偏見を覆すひとつの武器になる.子供達が生き生きとしている様子が楽しい.
本筋は聾の女性と教師との恋. -
1986年公開
監督 : ランダ・ヘインズ
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片田舎の聾学校に赴任した教師と、そこで働く美しい聾唖の職員との、つながりのお話。
わかりあうということについてのお話。言葉として文章として会話が成り立っていることと、分かりあっている、つながっているということは違うんだっていう表現がそのまま出てくるけど、その発言自体が「伝わるまで」が大変という二重構造が、簡単ではないことを言っているという表現として秀逸。自分との違いと向き合うときに、「なんで俺と同じようにできないんじゃ!?」ってなりそうになる気持ちは誰にだってあって、どうやって踏みとどまれるかだよなあ。
アカデミー主演女優賞はマーリー・マトリン。ものすごい美人で、しかも本当に聾唖の方だと見た後に知った。迫るものがあったのはそのためなのかな。演技が、演技じゃなかったという迫るもの。 -
ろう学校に赴任してきた教師が、ろうあ者の女性と愛し合いながら教師として献身する姿を描く。。出演は、本作品でアカデミー賞にノミネートされたウィリアム・ハートと、同主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンほか。
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ぼくがこれまで観た映画のなかでもっとも美しい映画かもしれない。
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この作品も何度見ても泣ける。。。。
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主演のマーリー・マトリンは、実際の聾唖者らしく手話も力強いです。手話にも話し言葉のようなニュアンスはあるのでしょうか。なかなか良い作品でした。
<あらすじ>
ジェームズ・リーズ(ウィリアム・ハート)は、片田舎の聾唖者の学校に赴任して来た。11年生の7名の生徒を受け持つことになったリーズは、彼らと対面した後、食堂でサラ・ノーマン(マーリー・マトリン)という若く美しい女性を見かける。校長(フィリップ・ボスコ)の説明によると、サラは5歳の時からここで学び、昔は優秀な生徒だったが、今は学校掃除係をしているという。彼女に興味を抱いたリーズは、自分の殼に閉じこもろうとするサラを根気強く説得していく。イタリアン・レストランで食事をした際、聞こえるはずのない音楽に合わせて踊るサラの姿を見たリーズは、かたくなに心を閉ざし続ける彼女をなんとか救いたいと、遠路はるばるサラの母(パイパー・ローリー)を訪ねる。そして、サラの姉の男友達とデートをするほどだった彼女が笑い者にされるなどして、心を閉ざしてしまったことを知る。その事実をサラにぶつけたリーズは、彼女から、かつて姉の作ったリストの順番に従って男友達に求められるまま体を与えたことをうち明けられた。思いもかけぬ告白に心みだされつつも、サラを愛していることを知ったリーズは、人目をしのんで1人プールで裸で泳ぐサラのもとにいき、愛を告白、プールに飛び込んだ。そして2人は、水深き沈黙の世界で、かたく抱き合うのだった。父兄会の席で、日頃の教育の成果を披露し、生徒達と手をとって喜ぶリーズ。そんな姿に嫉妬し興奮したサラは手に5針も縫うけがをしてしまう。校長に強く叱責されたリーズは、サラと一緒に暮らすことを決意する。サラと順調な同棲生活を続けていたある日、リーズは思わず彼女に自分の名前を呼んでくれるように語ってしまう。かなわずとも遠き願いである禁句の一言を発したリーズの目の前で、心なしかサラは悲しそうだった。ある日、パーティで、経済学者で数学の天才の女性聾唖者マリアン・レッサー(リンダ・ボブ)に出会ったサラは、自分が無能力であることを痛感し、自分を哀れんで一緒に暮らしていると興奮してリーズに言い放つと、泣きながら夜の街に飛び出していった。何日たっても母の許から戻ろうとしないサラを気にかけてリーズは、大学にいく資金を貯めるため美容院で働いていた彼女を窓越しに見ると、その場を立ち去った。家に帰り、リーズが来たことを母から聞いたサラは、卒業パーティで生徒達と別れの挨拶を交わすリーズの前に現われた。愛し合いながら離れ離れになった2人は自分のいたらなさを認め合い、永遠に手をとり合って生きることを、強く、それぞれの心に誓うのだった。