Hilary Hahn: Schoenberg Sibelius Violin Concertos
- Deutsche Grammophon (2008年2月25日発売)
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感想 : 2件
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Amazon.co.jp ・音楽 / ISBN・EAN: 0028947773467
感想・レビュー・書評
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入手性の高さでは事実上デファクトスタンダードとなるシェーンベルクの協奏曲、賛否両論かなり激しいようだが無調曲なのに独奏もオケもロマンチックだからアカンとゆーのはDILLINGERのParanoia (SABBATH)やDEICIDEのBlack Night (PURPLE)を頭ごなしにs**t扱いするのと同様にアワレなことと思います。
生硬さや照れ隠しが必要ない時代に入り、無表情な解釈もそれはそれとして楽しめるようになったことを純粋に楽しめばいいんだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
スウェーデン放送交響楽団 指揮エサ=ベッカ・サロネン
シェーンベルグ ヴァイオリン協奏曲 作品36
シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
(録音 2007年3月シベリウス、9月シェーンベルグ)
難しさは伝説的といわれている難曲のシェーンベルグ作品36。
メロディがあるわけでもなく、休符も予測できず、楽器も金属的で、
刺激を求めていなければ聴くことはないシェーンベルグ。
構成の面白さで、聴き入る。ハーンの腕だ。録音日までハーンは、
どのぐらいの時間と思考力を使ったのだろうかと想像しながら聴く。
シベリウスは、壮大。ヴァイオリン協奏曲なのに、
ヴァイオリンのパートに音楽が引きずられることがない。
ハーンの構成力に圧倒された。
