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- / ISBN・EAN: 4988013473348
感想・レビュー・書評
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WOWOW FILMS第一弾作品。原作未読。
6年前の誘拐事件で責任を負わされ足柄署に飛ばされた巻島史彦は、バッドマンと名乗る犯人による連続幼児誘拐殺人事件の捜査責任者として召喚される。テレビを通じて犯人自身に呼びかける大胆な劇場型捜査が見どころ。最後の呼びかけ「今夜は震えて眠れ」にシビれた人は多いだろう。ローラー作戦でボロボロになった刑事が真犯人に行き着いたシーンには感動した。
劇中でも言っていたように豊川悦司の刑事姿は実に絵になるが、意外にも刑事を演じるのはこの作品が初めてだそうだ。
小澤征悦演じるキャリア組上司、植草の腐りっぷりもよかった。本当に警察の内部はああなのだろうかと心配になってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
複数の要素を混ぜたせいで、
一番盛り上がるところが薄っぺらくなってしまった感がある。
ただしそれを差し引いても、よくできていて面白い良好なサスペンス作品だと評価したい。
いかにもトヨエツらしいトヨエツを堪能できるが、
個人的には岩井俊二のラブレターに出ているトヨエツの方がいいなあというのは全くの蛇足。 -
面白かったです。豊川悦司さん、かっこよかったです。笹野高史さん、渋い演技、よかったです。柄本 佑さん、いい役者さんになりそうです。
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ちょっと尺が足りなかったかな。少し展開に強引さが感じられました。
警察内部のゴタゴタより、犯人との心理戦的なものがもう少しあれば、もっと楽しめたかもしれません。
ちょっとしかでないのに、井川遥が印象に残ります -
「黒」は映画の演出に使いにくい色だとどこかで聞いたことがある。
スクリーンに映す時に見栄えをよくするためには相当なテクニックが必要らしい。
本作はストーリー・役者ともに最高に素晴らしいものであったが、評価を5つにしたのは、演出で黒色を効果的に使っていたことに感動したからであり、最後にまぶしいほどの白を見てしまったからである。
と、ここまで書いていて見返してみるとちょっと格好つけすぎたと反省しております(笑)
この作品は普通に観ても面白いし、色に着目するともっと面白い内容になっております。観たことないかたは是非ご覧になってください。 -
原作に深みがあっただけに残念。全要素を取り込もうとしながらも、原作の面白さは取り込めてない。
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【2008.3】
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犯人が少年を対象にした連続殺人を犯したの理由の深堀がないのが少し残念。
主人公が6年前の自己利益に基づく行動でなく、ただ犯人を捕まえるためという一心で捜査にあたるプロフェッショナル性に目覚めた点が心に響いた。
自己保身、自己利益、を目的とした組織内の人罪とプロフェッショナルの対比がうまく描けている。結局、人罪は滅びるのだというメッセージが込められていると感じた。