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- / ISBN・EAN: 4988013473348
感想・レビュー・書評
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原作通り警察内部のドロドロした人間関係と、巻島刑事(豊川悦司)の葛藤に焦点を当てています。
前半に散りばめられた巻島の苦い経験の数々が後半に繋がるシークエンスは良く出来ていると思いますが、ストーリーを追うことが中心で各エピソードの掘り下げが浅く、原作の様な奥深さが出ていません。
また、リアルを求めているせいか全体的に演出が地味ですし、原作にあったマスコミ同士の報道合戦をばっさりカットされているので、劇場型犯罪としても盛り上がりに欠ける印象です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★☆☆☆
ちょっと拍子抜け
【内容】
巻島警視(トヨエツ)は、少年誘拐事件の捜査で失態を犯し、左遷させられるが、6年後の連続少年殺害事件を指揮することとなった。彼はTVのニュース番組を捜査に利用することにした。
【感想】
あれれ、全然違うな。
もっとTVを利用して、犯人との息詰まる心理戦が繰り広げられると思っていました。
あまりにあっさり終わります。犯人弱すぎ!
どちらかと言うと、くだらない警察内部の対立がメインに据えられていましたが、観客が見たいのは逆では?
その内部対立の方法がいかにも幼稚でくだらないです。結局色恋ですかw
過去の事件の部分はガッツリ削るか、内部対立を削って過去の事件を盛るかしないと!
突然、過去の事件の容疑者の張り込みとかないっしょ。その時点までに、取り逃がしたとか観客に感情移入させないとせっかくの苦労も何も感じず水の泡です。
原作の小説が長かったんだと思うんだけど、脚本家はもう少し大胆にすべきだった。
なお、エンジとカーキの違いは私にもわかりません。 -
マス・コミュニケーション論の授業にて紹介される。
小説もあんまり好きになれなかったけど、映画もなんか苦手だと思ってしまった…。 -
近場のレンタルショップで100円だった為。
始まって1時間30分位は退屈で仕方なかった。
魅力的な登場人物が一人としていない。
でも佳境になるにつれ面白くなってきたと思う。
やはり勧善懲悪は不変に好まれるスタイルなのだなぁ。 -
原作が描きたかったんだけど描き切れていないところ、を一切描いていないのは計算なのか何なのか。映画を先に見た方が違和感はなかったのかな?でもそれにしても描写不足だし他にも色々おかしい。警察内部の物語にしても犯人探しにしても巻島という1人の男の物語にしても、何もかも足りない。
でも豊川悦司はかっこよかった。
しかしあのラストだと、6年間巻島が背負ってきたものは何も解放されてないんじゃあ…。遺族にきちんと謝ることで(捜査関係者として謝罪が必要かどうかではなく巻島個人のけじめの問題で)巻島はようやく先へ進めるのでは?しかも6年前の誘拐は、あの描写だと遺族が巻島1人をあんなに責めることになるとは到底思えない。直後はともかく、6年後に息子を誘拐してまで、ねえ。しかも犯人捕まっていないのに。捜査関係者を恨むより、愛息を殺した犯人を血眼で捜す方が親としてそれっぽいのでは。 -
前日に見た「警官の血」があまりにも鮮烈だったので、どうしても比較してしまうのだがこちらはつまらなかった。
原作でストーリーを知っているというのはあるけど、冒頭の無駄と思われる説明を省くと主人公の行動に深みが出なくなってしまう。
すべてのストーリーを映像に盛り込むことはできないので、大事なポイントは何かということになるのだろうけど、
この作品に付いては主人公である巻島の心象風景だと思うので、そこで時々大きな省略があることが駄作にしているように思う。
監督としては、犯人追及がポイントだと思っているように感じたが、犯人の心情は深く描かれていないので、そこはどうでもいいのだと思うし。
この辺は、価値観の違いなのかもしれないけども。 -
正直あんまり面白くない。
メディアのやりすぎ感(うまく言えない)がテーマの映画なら「15ミニッツ」のほうがおもしろい。 -
原作に結構忠実だった気がするが原作を美妙に忘れた。そして途中寝た…。全体的に暗かったので?08.05鑑賞。