あしたの、喜多善男 ~世界一不運な男の、奇跡の11日間~ DVD-BOX(6枚組)

出演 : 小日向文世  松田龍平  小西真奈美  栗山千明  吉高由里子 
  • 東宝 (2008年6月13日発売)
4.06
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  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104048677

あしたの、喜多善男 ~世界一不運な男の、奇跡の11日間~ DVD-BOX(6枚組)の感想・レビュー・書評

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  • 不条理で魅力的で不可思議なお話し

  • 自分で死ぬ日を決めて
    それまでにやりたいことをやる。
    少しうらやましくもあり
    でも主人公の人柄でないと
    こうは行かないだろうな
    なんて思いました

  • 善人が服を着て歩いている 喜多善男の物語・・・

    副題が
    『世界一不運な男の 奇跡の11日』というのがいい。

    私は 喜多善男役の小日向文世が 好きな役者の一人である。
    ビッグマネーでの ヤクザの親分 が、
    今までにない 不思議な雰囲気を 持っていたので、気に入ったのだ。
    一人の人間を演じる というより、
    ドラマの中で、ニンゲンが変化していくという役が好きなのだ。
    ドラマの進行とともに変化を演じられる役者がいいのだ。

    「風林火山」で、諏訪頼重
    「HERO」で 頼りない 事務局員。ダンスがいい。
    「それでもボクはやっていない」の 折り目のある検事役
    「瑠璃の島」で ちょっとおかしな米盛照明
    それぞれ、味がある役作りをしている。

    このドラマを見ながら・・・
    なぜか、ある人を 連想してしまう・・・
    ふいと、その イメージが浮かぶのだ。
    たしかに、『心優しい 善人』の 雰囲気を持った人を。
    陰謀やタクラミが嫌いで、素直に立ち向かう
    そんな人柄が 妙に好きなのだ。
    元気だろうか・・・・。

    小日向文世をサポートする 青年。
    誰かな・・と思ったら、八代平太(松田龍平)
    いい雰囲気が出ている・・・
    大きく見えたり 小さく見えたり。
    この青年 味があるよ。松田優作の息子だけある。

    栗山千明って、あんな顔だったっけ。
    「キルビル」で見たときは もう少し違った・・
    ちょっと、顔がひきつっているねぇ。

    喜多善男と 11年前に結婚した 小西真奈美
    きれいな子は 演技が平板となってしまうのは、やむをえない。
    どこかで変わらないといけないが・・
    変わりきれないものだ。かわいい お雛様 といったところか。
    ホンとは、瑞穂はもっと奥深い役であるはずなのであるが・・。

    それより 宵町しのぶ(吉高由里子)は、・・・
    あたっていた。いまどきの娘をうまく演じる。
    この どうしょうもない設定で 表情がいい。
    口紅の使い方が 面白いし・・
    小指をかんでほしいおじさんも 出来がいい。

    保険詐欺を暴く 杉本(生瀬勝久)は、
    相変わらずのヒョウキン
    目を剥いて驚いたり、口をとんがらしたり
    ・ ・・・
    原作 島田雅彦・・・。

    このドラマは 役者を見ているだけで期待が持てる・・・。
    眠るときに 楽しみがあるのは、うれしい。

    喜多善男 小日向文世が主役とは思い切った設定。

    中年ファンを狙っているのだろうか?
    ドラマの『味』が、わかるのが・・・いるのだろうか?
    と心配になるが・・
    私は 小日向文世がすきなので 一向構わないが。

    喜多善男 善良であるがゆえにあまりめだたない。
    好きなのは 『カレー』・・・・
    そうだよ・・・喜多善男にはカレーがにあう。

    銀座中村屋のカレー
    喜多善男が カレーを一口ほうばるところで、
    両手を口に持っていって、『おいしい』というシーンが
    いいなぁ。
    カレーの持つ幸福感を感じる。

    母 静子のカレー
    ルーから カレーを作ってしまう。
    見た感じが ドロっとしていて ・・・おいしそう。

    これを見ていたら、
    日本から 『カレールー』を大量に買ってくる私としては
    ちょっと、恥ずかしい思いがした。
    ルーから作って カレーなんですね。
    ちょっと、挑戦してみよう。

    私は カレーの中にうずまった ジャガイモが好きである。
    ジャガイモの ホクホクとした味とカレーのマッチしたのが
    いい・・・・
    喜多善男は 高級なカレー イセエビカレーを食べるが、
    それは、どうも邪道のような気がする・・。
    カレーとは、デラックスであってはいけない。
    私の最後の晩餐の カレー は 
    たっぷりとジャガイモが入ったものがいい。

    喜多善男とネガティブ善男の二役・・・が演じられる。
    こういう設定には めっぽう強い 小日向文世。
    善男自体が もともと、マイナス思考なので、
    ネガティブと ダブッてしまう。
    ネガティブというより デビル という感じである。
    善良な善男をナジル役として出てくる・・・。
    役者のうまさが表現できるが 物語のうまさはもう一つ。

    喜多善男 物語の始まりから 11日目には死のうとしている。
    善男は、11という数字が好きらしい。
    11日目は 親友であると思っている三波の命日なのだ。
    そのために、しづかに、
    時間が過ぎてほしいと思っていたのであるが、・・・。
    喜多善男は『過去の封印』をあけようとしているのである。

    ところで、喜多善男がなぜ死のうとしているのか? よくわからない。

    喜多善男は 八代平太(松田龍平)に出会い 
    いろいろなことに振り回され始める・・・
    11年前に離婚した 瑞穂に会うということができ・・・
    破天荒な娘 しのぶに 振り回される・・・
    熱海への温泉旅行までしてしまうのだ。
    しかし、喜多善男は 瑞穂しか女を知らない。
    瑞穂の想いでいっぱいなのだ・・。

    次第に 明らかにされていく 
    喜多善男の 過去・・・・そこには、いったいどんな真実が。
    人生に 『真実』 なんて、あるのだろうか。

    最後まで見た。ふーむ。
    なんて表現したらいいのだろうか?
    難しいなぁ。
    『狼が来るぞ』といわれて、『狼がいなかった』という感じかな。

    小日向文世は、よくがんばった・・・とほめておこう。
    善人の役 というのは、難しいが・・・
    よく、「すがすがしい善人顔」を作り上げたものだ。
    私の顔は 一目見て 悪人顔であるが・・

    喜多善男が、11日目に死のうとする 
    意味がやはりよくわからなかった。

    三波という、心理学者で、トラブルを起こし、
    会社を設立して、借金をたくさん作った。
    保険金詐欺をたくらみ 喜多善男を対象にした。
    そのため 瑞穂 を結婚させる。
    保険金 5億5千万をかける。
    ところが タイで飛行機事故にあい 三波自身が死ぬ。

    瑞穂は 三波が好きであっても、
    結婚して、なぜ保険金詐欺をしなければならないのか?
    そのことが、よくわからない。
    まして、瑞穂は 看護士なのだ。
    看護士である職業とあまりにも矛盾するが
    そのことに対しての考察はない。
    物語を構成するためには・・やむをえないことなのか。

    その後の瑞穂は 喜多善男との結婚については
    忘れ去ろうとしている・・・
    トラウマがあることは、理解できるが・・・・
    三波が死んで 喜多善男と離婚して 
    次に 鷲巣と結婚するが・・・そのことは
    まったく 瑞穂の人格が変化していない。
    鷲巣は、モーターボート事故で死んで
    10億円の保険がかけられているのだ。
    小西真奈美という 女優さんの『平板』な表情では、
    十分に あらわしきれないことなのだろう。

    タイの飛行機事故では 三波と吾妻の二人が・・・
    事故にあっている。吾妻はあまり意味がない存在である。
    吾妻が、『東』 三波が、『南』 喜多善男が、『北』で・・・
    『西』が出てこなかったのは 残念だ。
    まったく、ストーリーには、関係ないが・・・
    『西』が、鍵を握る人物であるとするならば・・・
    三波が・・・日本に戻った名前が タイ人名 『ナッパ』ではなく
    『ニシ』にすれば 物語は 完結するのであるが。

    それにしても、この三波・・・
    心理学者で トラブルおこし・・・
    タイで 飛行機事故にあり、死んだことになり・・・
    タイ人『ナッパ』として 復活するのでるが・・・
    過去のことは まったくノーテンキで・・・
    犯罪の片棒を担がせた 瑞穂に 連絡も取らずにいる
    というのが・・・この物語の欠落なのだろう。
    『保険金詐欺は犯罪だ』とノーテンキに開き直る。
    この欠落振りが 物語を構成する。

    では、喜多善男 善人として自分を演出する。
    そうでなければ 誰も つき合ってくれない。
    『だまされること』で、自分のアイデンティティを求めようとする。

    性格的には 『サド』的なのだろう。
    その 受け止めた部分は ネガティブ善男に転送する・・・
    本人は善人を演じ続けるのだ。
    人格の 2重構造・・・

    それを、どういうわけか ナッパの三波に・・・
    全部吐き出せといわれて・・・
    ネガティブ善男を全部 吐き出すが。

    『サド』的な自分がいやになって 死のうとするのは
    何かが 欠如している。
    サドであることで、
    自分としての快感を得ているはずなのだから。

    それにしても・・・
    『絵』でつながる・・・幸福?
    ふーむ。
    謎解きのための絵 であったわけですね。

    まぁ。
    このドラマを見て 喜多善男が、死ぬ理由が明らかでなかった。
    みずから 死すには やはり 『根拠』を見つけにくいことだ。
    善人を続けることは 疲れることだということだけは
    よくわかったよ・・。
    自分の中に『ネガティブ善男』を飼っていないといけないわけだから。

    喜多善男という善人の中にある『澱』が、噴出するには 
    もうすこし 違う表現があるのかもしれない。
    それにしても 吉高由里子が、いい味を出していた・・。

  • 松田龍平は天才だよね(・∀・)!!!!!!

  • ネガティブ善男がこわい・・・。笑

  • すごく好きなドラマ。
    何もかもがいいと思う。

    小日向文世がハマり役すぎw

    でもラストがきらい。
    ちゃんと自殺してほしかった。

  • これは隠れた名作です。

    死ぬことを決めた人間はどうなるのか??
    その答えを見てください。

    原題は「自由死刑」

  • 毎週楽しみにしていたドラマ。
    最初の何回か見逃してしまったのが残念(泣)
    このドラマをきっかけに小日向さんが好きになりました。

  • 想像以上に可哀想な人・喜多善男。意外にミステリー。

    小日向さんは、さすがです。

    松田龍平は、ますますお父さんに似てきた。かっこいい。

    最後は「やっぱり」だったけど、でも「良かった」

  • とことん不運な男、喜多善男を巡る、笑いあり、涙ありのドタバタコメディ(だと思ってます)。
    人生に疲れ、絶望した男、喜多さんが命を絶とうと決意してたからの11日間を描いた作品。

    最近のドラマではかなり完成度が高くて、毎週楽しみにしていました。
    毎回、何かしらの事件に巻き込まれてしまう喜多さん。
    いかついヤクザに絡まれ、次第に友情が生まれたり、キャバ嬢のしのぶと逃避行をしてみたり。
    平凡だった日常が一変する様はとても痛快。
    そして、小日向さんの二役(善男とネガティブ善男)の演技は見物!

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