アイランド [Blu-ray]

監督 : マイケル・ベイ 
出演 : ユアン・マクレガー  スカーレット・ヨハンソン  ジャイモン・フンスー  ショーン・ビーン  スティーブ・ブシェミ  マイケル・クラーク・ダンカン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.29
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感想 : 5
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988135704757

感想・レビュー・書評

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  • 2/4/2012

     「アイランド」は2005年に公開されたアメリカのSF映画である。

     世界は何かの病原菌により汚染されている。生き残った人々は衣食住、全てが揃っている近未来的なコロニーに住んでいた。平凡な毎日を過ごしているコロニーの人々にとっての楽しみは外界で唯一、病原菌によって汚染されていないアイランドへの移住が当たるくじ引きである。そんな中、主人公のリンカーン・6・エコーは様々な質問を立て、コロニーの本当の存在意義を知ることになる。

     真っ白い制服、地下に管轄された生活環境、コードネーム、男女の接触禁止。この作品は1971年に公開されたジョージ・ルーカスの処女作「THX-1138」のリバイバルと考えても差し支えないだろう。他にも「アイランド」と同じディストピアをテーマとした作品は「華氏451度」、「未知への逃亡者」などがあるが、共通点が一番多いのは「THX-1138」だと私は思う。これらの類似点を基に比較分析すると「アイランド」は「THX-1138」の解釈を噛み砕いて娯楽映画にしたものなのではないだろうか 。「THX-1138」ではコロニーの人々は明確にクローンだと定義されないが、死体の内臓が全て抜き取られるなど「アイランド」のストーリーと重なる。「THX-1138」の公開後ジョージ・ルーカスは「スター・ウォーズ」シリーズでクローンのコンセプトを作品に埋め込んでいる。これは、「THX-1138」でのコロニーの人々はクローンであるヒントとして捉えることが可能だ。他にも、「THX—1138」の人々は自らを監視する警備ロボットを製造して、自らを苦しめているシステムに間接的に加担している。一方、「アイランド」ではもっとシンプルにクローンがクローンを育成する設定になっている――つまり施設の中枢機能に直接的に関係している。「THX-1138」ではコロニーや人々の存在意義は明らかにされてはいないが、「アイランド」でははっきりと描かれている。要するに、「アイランド」のほうが「THX-1138」より全体的に設定や背景が分かりやすくなっているといえるのだ。

  • 18.7

     「アイランド」は、2005年に公開された米映画である。

     2029年、世界は汚染されて人々は地下の「センター」と呼ばれる施設に住んでいた。彼らの唯一の楽しみは、アイランド、と言われる楽園行きの抽選に当たることだ。しかし、住民の1人であるリンカーンは、「センター」の秘密を知ってしまう。

     科学は人間の好奇心によって始まり発達してきたと言える。古代の人々の視点に立ってみれば、彼らにとって怪奇でしかない自然現象を説明しようとして考え出したのが原点だ。「アイランド」で登場するクローン養成所、「センター」は、科学の進歩を象徴していて、クローン人間は最先端の技術の産物である。「センター」のリーダーは、クローンをモノとして扱い、普通の人間特有の情は育たないと信じ込んでいた。だが彼の妄信はリンカーンによって砕かれる。リンカーンをはじめ、彼と同じモデルのクローンは好奇心を持っていたからだ。リンカーンのキュリオシティ(好奇心)が、「センター」を崩壊へと導くことになる――「センター」を脱出し、クローン仲間を救うために戻り、彼らを施設から解放する。キュリオシティによって、始まり進められていく文明は、科学の卵であるクローンの好奇心によって破壊される――この矛盾は、今世紀最大の問題の一つである核兵器に通じる。核兵器は、科学の最先端の技術と知識の結晶である。最初の原子力爆弾は、アメリカで作られた。マンハッタン計画と呼ばれたプロジェクトは、少数の精鋭科学者たちが知恵を搾り出し、1945年に原子力爆弾の実験に成功する。彼らは核兵器がもたらす尋常ではない危険性を顧みなかったと言われている。ナチスドイツの先に作ることや自国防衛という表立った理由の裏には科学者としての好奇心があったのではないだろうか。指揮を執っていたオッペンハイマーは、広島と長崎に原爆が投下された後、後悔するようになったが、既に手遅れであった。そしてマンハッタン計画から60年余りの現在、世界の主要国が核兵器を持っていて、核戦争が始まったら世界は何度か破壊されると言われている。このような恐ろしいモノを人々は作り出してしまったのである。人々は好奇心によって科学を発展させ、またそれによって自分たちを崖っぷちへと追い込んでいる。この矛盾を「アイランド」を観て考えさせられた。

  • B級SF映画

  • 思っていたよりも面白かったです。クローンの話だなというのはすぐにわかるのですが、なんとかして人間としての尊厳のようなものを得ようとする二人の姿が痛々しかったし、やはりクローン技術は自然界への冒涜という気がします。途中のアクション?シーンは無駄だったし、ラストもあやふやであの会社がどうなったかを追求して欲しかったとは思うけど、楽しめました。

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