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- / ISBN・EAN: 4523215020800
感想・レビュー・書評
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イラクの少数民族であるクルド人の少年少女が主人公。
彼らはイラン・イラク戦争で同胞であるはずのイラク人から虐殺され、
米軍のイラク侵攻をむしろ喜んでいるのだが・・・。
戦闘シーンこそ登場しないが、希望を見出せなくて苦しくなる。
これまで観た戦争映画の中で、もっとも重い作品だった。
暴力、戦争、紛争、内戦というのは人の心を破壊してしまうのだ。
神はいないのか・・・?
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映画の中の、真なる映画に出会った思う。フィクションとしての物語とノンフィクションとしての映像があり、テーマを探りながらのオープニングと、正体は知れないが確かなメッセージを感じるエンディング。だって、観客の笑いがとれてるんだよ!これだけ圧倒的な「世界」とメッセージに溺れさせておきながらも、エンターテイメント性があるんだよ!!すごすぎる…。このすごさは子どもの演技からも来るんだろうな。これメイキングないかな。(2004 イラク)
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救いようのない話。
だけどこれが現実なのだ。小さな子達が稼ぐために地雷除去をする。なんでこんなことか許されるのかと腹がたつ。 -
映画館で観ました。
イラクのクルド地域での物語。
子供が地雷を拾って売って生計を立てるという苛酷な環境のなか、若者らしくエネルギッシュな少年と、絶望の底に堕ちていく少女。
その対比と、ラストのインパクトの強さが印象的。 -
何も言えない。
涙さえ出なかった。 -
テヘラン、イランなどを舞台とした作品です。
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大学で映画について勉強していたとき、講師の方が「映画はあいまいな部分があってこそいいのだ。観賞する側の想像力を掻き立てる力があるものこそ、本当に素晴らしい作品といえるのだ」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
この映画がまさしく映像で見る人に様々なことを考えさせてくれる作品と言えるでしょう。
しっかり見ていないと映像に込められた本当の意味を見失ってしまいます。
ふざけて国境で兵隊を挑発して、銃撃されて笑いながら逃げていくなんて、すごい世界です。それが当たり前の日常である、ということに衝撃を受けました。