Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]
- 新潮社 (2008年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
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ああ、びっくり。7本中6本が当たり。
物語の力を再認識しました。
申し訳ないけど、扉の前書きが最もよくないです。ただ黙って差し出すだけで、充分届く力のある「面白いお話」群でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれの作品に様々な持ち味があり、抑揚を感じられる一冊でした。『読み応えは長編並、読みやすさは短編並』、まさにその通り!!
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有川さんの短編が個人的に一番好きでした。3回も読み返してしまいました。
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有川浩目当て。
有川作品について言えば、破壊力(?)抜群。きちんと地雷を踏んでくれます。個人的なものだけれど。
わたしはあのひとのために書きたいと思った。 -
伊坂幸太郎「首折り男の周辺」・・・伊坂さんらしいぐるっと回ったら話がわかる、伏線いっぱいの話。割りに、すっきり感は少なめだったかな?素手で首を折るって、怖いですね。人助け病。
近藤史恵「プロトンの中の孤独」・・・ロードレースの話。ヒーローってかっこいいなあ、と素直に思えます。石尾好きです。
有川浩「ストーリー・セラー」・・・作家と才能と愛の話。最後のラブレター怖かったけれど。老人放置してはいけない。
米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」・・・以前読んだことがあったので。赤子泣いても蓋取るな。
佐藤友哉「333のテッペン」・・・主人公・土江田の考えている事が怖い?!元の話が気になる感じです。333、は東京タワー。てっぺんで人が死んでいます。
道尾秀介「光の箱」・・・途中までどんだけダークな話だ!!と思ったけれど、きちんとハッピーエンドでした。道尾さんの話では珍しい気がします。
本多孝好「ここじゃない場所」・・・瞬間移動?を偶然目撃した少女とクラスメート。このヒロインが、なかなか強かで面白い。けど、結構人でなし。
なかなか読み応えのあって、良かったです。 -
伊坂幸太郎、近藤史恵、有川浩、佐藤友哉、本多孝好、
道尾秀介、米澤穂信。
各作家の短編というには少し長く、長編でもない、中編?集。
伊坂幸太郎、本多孝良は小説も読んだことのある作家ですが、
他の人のは全くありませんでした。
そして、意外にもその読んだことのない作家の作品が面白かったです。
近藤史恵とか道夫秀介とか。
中でも道夫秀介「光の箱」は文章の仕掛けが巧妙で、かつ途中の雰囲気が最期一気に晴れる感じが好きです。 -
7つの短編が収録されている。
自分的には「ストーリー・セラー」(有川 浩)と「玉野五十鈴の誉れ」(米澤穂信)がおもしろかった。 -
まだ有川浩しか読んでいないけど、心にグサリと来る言葉を使うよなぁ。
こんなギリギリな状態はイヤだ。低め安定がいいなと消極的人生で
いたくなった。 -
この本のおかげで、新しく、道尾秀介や近藤史恵、有川浩に出会えたと思う。
とても感謝する一冊だ。
その中でも、有川浩「ストーリー・セラー」はとても衝撃的で、読み終えた瞬間涙を流してしまった。
この話は、あの子にすすめたい一冊でもある。
この話しの登場人物が、「書くこと」でつながっていたように、自分とあの子も似たような関係にあるのかなって思えてしまうからだ・・・。
とにかく今度会ったら貸してあげようかなって思います。