大人の見る繪本 生れてはみたけれど [DVD]

監督 : 小津安二郎 
出演 : 斎藤達雄  吉川満子  菅原秀雄 
  • 松竹ホームビデオ (2008年6月27日発売)
4.09
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  • 本棚登録 :41
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105056923

大人の見る繪本 生れてはみたけれど [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 1932年公開
    監督 : 小津安二郎
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    家庭で厳格な父親が、会社の重役にゴマすりをする様子を見てしまった息子たちのもやもやを描いたお話。

    白黒でサイレントで、慣れないとなかなか現代人にはハードな90分ですが、よくできたお話で。子どもの、そういう大人に対しての猜疑心とかよくわからん道理に対しての疑問とか、懐かしく描かれていてそうだよねーという感じで。

    いつから人は「大人」になるのかって、物事を決断していく過程で、すべてのことに納得して進めている人なんてそうそういなくて、その過程で「いろいろあるのよ」っていう呑み込みをしていくほどになっていくんだろうなって気がした映画でした。

  • サイレント期の作品ですけど、結構手間ひまかけて細部にこだわったカメラワークが素晴らしです。会社での序列に縛られる大人と、力関係がモノを言う子どもの世界と両方が描かれ、大人世界の秩序を軽蔑する子どもたちに「生れてはみたけれど…」という同情的な視線が送られる、何ともシビア度が高いですね。それにしても、教室の空気とか現代とは全く異質。教師にしろ親にしろ大人の力は絶大なのですが、ココが変だよ大人たち、に気付いて反抗期へ突入するっていう難しい場面がちゃんと出てて、物語が実に面白いです。

  • (1932年作品)

  • サイレント映画。 
    タイトルに絵本とあるけど、メルヘンではなかった。
    父役と母役が色っぽい。二枚目、美人。
    子役兄弟が、可愛くないかわいさで、芸達者な感じ。

    当時の子どもの遊びが描かれていて、おもしろかった。
    自宅で活動写真会など、当時の暮らし、社会風俗。

    子ども社会での上下関係。
    子ども社会、大人社会内で優劣を付ける事の、普遍的な事。
    大まかに見たら、現代と変わらない。

    父親 「こいつらも一生、侘びしく爪を噛んで暮らすのか。」

    父親は作中で、偉くないとか言われてるけど、会社内での立ち回りは、充分うまくやってる社員。に見える。

  • 小津安二郎のサイレント時代の一本。
    大人の世界、子供の世界、それぞれの悩みを小津らしいユーモアを交えて描いた、とてもすばらしい作品です。

    ヴェンダースは自分の墓に「生まれてはみたけれど」と、この映画のタイトルを刻むらしいですよ。

    (1932年 日本)

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