ショート・カッツ [DVD]

監督 : ロバート・アルトマン 
出演 : ティム・ロビンス  ジュリアン・ムーア  ジャック・レモン  ロバート・ダウニー・Jr.  アンディ・マクダウェル 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2008年6月20日発売)
3.32
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本棚登録 : 166
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113758741

感想・レビュー・書評

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  • ★~ショートカッツ派かマグノリア派か・・・~★

    え~と、ショートカッツ派で~す。

    天からカエルが降って来なくても十分、面白かったし
    登場人物一人一人の人間描写が身近で引き込まれた。

    また、自分を含め人間っていかに滑稽かが分かりやすかったな。

    しかし、どちらの作品も持久戦です、
    体調のよい休日にお薦めです。

    あ!この作品のポイントは地震です
    地震は怖いですね。
    内容も人の根源的な意味あいで怖いです。

    面白い

    • kamo_eigaさん
      こんにちは。
      私はマグノリア派(笑)ですけれど
      この作品も大好きです。
      いわば群像劇ファンですね。
      こんにちは。
      私はマグノリア派(笑)ですけれど
      この作品も大好きです。
      いわば群像劇ファンですね。
      2014/10/31
  • 巨匠ロバート・アルトマン監督作品の初見となった本作品。
    十分見ごたえのある群像劇の名作でした。

    私が大好きな群像劇はポール・トーマス・アンダーソン監督の「マグノリア」。
    その監督をしてこの映画の影響を受けていないわけが無いと言わしめた名作「ショートカッツ」。

    鮮やかに映し出される人々の生き様。
    キャラクター設定と配役の妙が光る。
    トム・ウェイツ、ヒューイ・ルイス(!!)など歌手の抜擢や
    往年の名優のジャック・レモンなどが適材適所に配置され輝いていた。

    一見ドラマチックな出来事が起こるが
    案外着地は凡庸だったりする。
    はじめから終わりまで劇的仕立てにはしていない感じ。
    ぶつ切りのままのエピソードもある。
    各々の人生が予定調和的に交差することもない。
    案外ドキュメンタリックだったりもするのだなと思った

    最後の「地震」とそれにまつわるエピソードがちょっと???となりましたが
    一応地震の起こりやすい西海岸の設定と
    散り散りになっている各エピソードに降りかかる共通体験としては
    最初の薬散布で始まり、地震でしめくくるという
    何となくまとまり感を感じさせるイベントにしたということなのでしょうか。
    マグノリアのカエルが降ってくるのと一緒かな。

    三時間超えの大作でしたが、飽きさせず
    人々の毒っけのある日常の暮らし振りが見事に脚本で映し出されていて
    見ごたえのある映画でした。

  • アルトマンの群像劇の中では(といっても全て観たわけではないけど)やはりこの作品が飛びぬけて完成度が高いと思う。
    テーマ的にも好きだ。ものすごく好きだ。
    ショートカッツ=いくつもの短い傷。私たちの日常は小さな暴力に満ちている。自分でも気づかない程の傷をお互いに作りあいながら、お互いをすり減らしあいながら、私たちは関係を形成している。思いもよらぬ形でそれが大きな問題に発展したり、取り返しのつかない事態を招いたりしてしまうこともある。
    人間関係はあらゆるノイズがいきかっていて、毎日が不測の出来事で進行しているのだ。

    それらが飽和し、ある種の臨界点に達してしまったとき、人間たちは自分の力ではどうすることもできなくなり、何かが大きく決壊してしまうのだろう。
    つまり人間同士の不和、もつれはある境界を超えてしまうともはや人為的な力では対処できないということ。
    そのことを示すかのごとく起きる最後の「あれ」は、あちこちで鳴り響くノイズを綺麗に集め、ひとまとめに巨大な轟音によってかき消すように、それまでのすべてを有耶無耶にする形で生じる。そんなまやかしの浄化によって、それぞれの歪んだ関係性は結果的に是正されることとなる。
    映画というフィクションの枠の中で達成された、アルトマンによる一つの精緻で乱暴な試み。
    いうなればアルトマンはこの映画の中の世界において遍在的に現象を見つめる観察者でありながらときとして大胆に手を加える超越者的な存在といえるだろう。羨ましーこんな映画撮れて羨ましー。
    そして「あれ」が起こった後も人間たちは、砂時計をひっくり返した後のようにまた同じことを繰り返すだけなのだろうね。それが人間関係というものだと言われている気がして、全く、つくづく皮肉で嫌な映画を撮る人だなと思う。この人には人間が滑稽に見えて見えて仕方ないのだろう。

    それでも三時間全く退屈せずに観ることができた、驚きの面白さ。
    登場人物の多さや人物関係の複雑さに自分の残念な頭がついていけるかどうか観る前から不安だったのだけど、何の問題もなく楽しむことができた。なんつうかもう面白すぎて。

    ところでアルトマンにシルバニアファミリーとかで遊ばせたいね、すごく高度な遊び方をしそう。そのときも最後はやっぱり何らかの自然災害が起きて終わらせたりするのかな。おっとネタバレ。

  • ロバート・アルトマン監督作品は『マッシュ』に続いて2本目です。
    (だいぶ年代が開いてますけど・・・)
    因みに次に観たいのは『ザ・プレイヤー』。

    PTA監督がアルトマン好き、ってのの意味がわかんなかったけど、
    これを観て「あー『マグノリア』ってこれなんだなー」と納得。
    すっごい面白いと思ったんだけど、好きな感じの映画ではないので
    評価も感想を書くのもすごく難しいです。
    なので感じたことをメモ。


    『ショート・カッツ』ってのは細切れにされた話、
    グランドホテル方式のこの群像劇と、
    あとキャッチコピーでは「短い切り傷」と訳されている。

    ここから思うのは、登場人物それぞれが「些細な罪や過ち」を繰り返す話なのかな、と。
    登場人物はそれぞれ正式な婚姻をしてるようです(エンドロールで苗字が一緒)。
    なので各カップルは恋人ではなく、夫妻。

    夫婦関係での罪というのは作中で多く出てますが、不倫。
    そして嘘。セックスレス。

    加えて親子関係も描かれてます。
    跳ねられた子どもとその両親。
    跳ねられた子どもの父と、さらに父(祖父)の関係。
    ウェイトレス(トム・ウェイツの妻)とその娘(ロバートダウニーの妻)。
    チェロ奏者の女とシンガーの母親。
    白バイ警官とその子ども達と犬(かわいいw)。
    フランシス・マクドーマンドとその息子。

    それぞれがほんのちょっとした罪を犯すのだけど、
    それがものすごい大事になってしまう。
    そして、この話の中ではわりと善良な方な人間ほど
    大きい罪をやらかしてしまう。
    その罪とは人の生死に関わることです。
    逆に、小憎たらしい白バイ警官は、嫉妬がきっかけで円満夫婦に戻ったり(笑)。
    その不条理と人生の虚しさ。

    エンディングテーマが全てを表してますが(これは劇中でも一度流れる)
    「人生の囚人」ってことですね。
    人生は囚人と同じ。
    人間万事塞翁が馬っちゅうか、禍福は糾える縄の如しっちゅうか、
    そんな感じの映画でした。


    しかし、トム・ウェイツとヒューイ・ルイスが同じ画面に並ぶというのが
    なかなかに可笑しかったです。
    エロネタがけっこう多くて、観てると自分の小ささを感じてしまったり(笑)。
    「こんなんで喜ぶ俺、ちっちぇー!」ってね・・・。

  • 日常的なエロ場面がよかったかなと

  • 細切れになったハートのタイトルロゴや、劇中で挟まれる老齢の女性シンガーが歌う内容の通り、この映画が言わんとしていることはたった一つ「結局、人は他人のことを理解することなどできないのだ」ということ。これに尽きる。

    すべてのエピソードはその一点に着地しており、人の持つ意識的・無意識的な欺瞞が群像劇によって描かれていく構成になっている。面白いところは、その欺瞞が他人だけではなく、本人すらも自覚できていない場合もある、ということ。リアル。とてもよくできていた。

    やや解り辛いかもしれない。人によってはなんのこっちゃ?な映画かも。

  • レイモンド・カーヴァーの短編を下敷きにしてそれぞれのエピソードをオムニバス風に展開させている本作。個人主義がもたらす孤独やすれ違いが描かれているのだが、不幸なことにメディアなり何なりで「アメリカとはこういう国だ」というイメージをばっちり刷り込まれている私にはその深刻さというものがいまいちピンと来なくて、なんというかその深刻さに同情しようとする一方で「でもアメリカではそういうものなんだろうな」という思いもあり、話を「文化の違い」の方へと持っていて、それに寄りかかって安心するというか、どうにも醒めた見方をしてしまう。こんな見方は全然いけなくて、おそらく他人の気持ちやアメリカの抱える病理に気付けずにいる普通の人たちの鈍感さをこの映画から汲み取って「ジーンときちゃう」べきなのだろう。私はそうしたメッセージをなんとか捻り出して受け取ったけれども、実感を伴って考えるまでもなくそう思えたというわけでもなくて、つまり映画の出来があんまりよくないからうまく伝わらなかったんじゃないかと思っている(ラストに地震を持ってくるシナリオも下手糞だと思っている)。それとも私のほうが恐ろしく鈍感なのだろうか?

    ささやかだけれど確かなことは、アンディ・マクダウェルはいい女だということ。クリス・ペンは異常な男を演じるのが天才的に上手いということ(はたしてあれは演技なのか)。

  • ロサンゼルスでは害虫駆除のためヘリで殺虫剤を散布していた。
    そのニュースを読み上げるTVキャスターのフィニガンは息子が車にはねられたと連絡を受ける。

    作家レイモンド・カーヴァーの10本の作品を映画化した主要な登場人物22名という群像劇。
    何も知らずにみたら とっ散らかった話だが、元々は別の短編小説と知ると登場人物間の関係 上手く作られてるなぁと感心してみちゃいました。

  • 家庭不和、孤独、自殺、殺人、死者に対する態度、結婚、離婚、浮気、そして親子関係。

  • (1993年作品)

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