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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4932545985091
感想・レビュー・書評
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2015/07/10
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下放政策のことについて知りたくて視聴。下放によって人生を翻弄された人達の真実のドキュメンタリー。なかなか見応えがあった。
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中国、延安などを舞台とした作品です。
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文革期に下放(都市住人の農村移住運動)していた青年同士の子どもだったため、里親に出された娘がそのまま貧しい延安の農村で成人し、自身も親になってから北京にいる実の親に会いに行くという再会の話を軸に、下放青年のけっこうドロドロした生き様とその周辺の人々がわりと細やかに描かれている。日本人の監督なので歴史的な背景も外国人が分かるように丁寧に説明している。脇の人だけど印象に残ったのが老紅兵の、たぶん80代半ばぐらいのお爺さん。彼は、8歳まで物乞いをして、12歳までフルモンティで、15歳で革命に参加して馬の小便を飲んでいたと昔を懐かしみながら、文革以降の毛沢東を批判しつつ、下放なんてただの労働、俺たちの革命は命をかけた本物だったと言って、革命歌を歌う。そして延安の土肌の見えるゆったりした山野を背景に、からっと晴れた空の下、仲間の爺やたちとプッカリ煙草を吹かして麻雀をジャラジャラやっていた。
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