第37作 男はつらいよ 幸福の青い鳥 HDリマスター版 [DVD]

監督 : 山田洋次 
出演 : 渥美清  志穂美悦子  長渕剛  倍賞千恵子  前田吟  下條正巳  三崎千恵子  桜井センリ 
  • 松竹
3.27
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105058699

感想・レビュー・書評

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  • "男はつらいよ"第37作。福岡県筑豊地方を訪れた寅さん。かつてひいきにしていた芝居一座の座長の死を知って線香を上げに行った先で、同じく一座で活躍していた座長の娘と再会する。幸せの青い鳥が欲しいという彼女を励ますが。。。

    寅さんの影は薄く、のちに結婚する長渕剛と志穂美悦子の物語の感が強い。そして彼女の化粧や衣装に80年代を感じる。。。ベッドに押し倒すシーンは意外に思ったけれど、全体的に(ナイーブなほうの)長渕の味がよく出ていて、それはそれでよかったかな。
    繰り返すけれど寅さんの影は薄い笑

  • シリーズ第37作。マドンナは志穂美悦子。あの旅芸人一座の大空さゆりちゃんがマドンナになるというまさかに設定。しかし志穂美悦子は年齢もイメージも全然違って、こりゃ無理あるよ〜。

    彼女はとても好きな女優さんですが。本作の野暮ったい髪型とメイクは受け入れがたい(笑)。本作がきっかけで長渕剛と結婚して、そのまま引退してしまったことまで考えると、なかなか冷静にみることはできないですね。まぁ長渕剛はいい芝居をしてましたけどね。

    本作はほとんどが志穂美悦子と長渕剛の2人の話に終始し、寅さんの存在感は薄い(過去にも数作ありましたが)。寅さんも年をとって、若い2人のためみ奔走するというポジションは自然にも見えます。

    と色々違和感の多い作品ですが、相変わらずあけみちゃんの出るシーンは滅法面白いし。結婚相談所での笹野高史とのやりとりも笑えた。志穂美悦子の就職先をとらやのみんなが世話しようとするシーンなども良かったです。

    そういや、出川哲郎がちょっとだけ出てましたね(しかもセリフあり)。この後もちょくちょく出てくるみたい。

  •  寅さんが旅先で良く会う旅芸人の座長さんが亡くなっていた。座長の家を訪ねた寅さんは座長の娘と再会する。

     マドンナの志穂美悦子と長渕剛がメインの話。
     若い男女の話になると、それまでの寅さんでタブー化していた性が急に前面に出ちゃうんだよなぁ。。。
     長渕剛は合ってるようで合ってない。というか後の長渕のイメージが邪魔してしまう。。。

  • まさかあの大空小百合ちゃんがアクション女優へと転身してしまうとは。いや、まて、ヤッターマン2号のアイちゃんとしてはその素養はあったということか(笑) ただ本作での彼女の身体能力の高さのご披露はかなり絞られており、いつ出るかいつ出るかとつい期待して集中力をそがれてしまった感も。

    長渕ががっつりと芝居をしていたことは知っていても、みた作品数が少なすぎていまいち記憶に無い。こうしてあらためて観てみると先に本作に登場した同業者、沢田研二に比べてもきちんと芝居しているなぁと感じた次第。

    脇役陣では今回も光る笹野高史、しかも前回出演時の配役とは真逆の役どころであるところがスゴイ。桜井センリさんの登場は一回目は不覚にもスルー、ただその後台詞もたっぷりで登場されたので嬉しさ倍増。有森也実がなぜこんなに持ち上げられているのかなと思ったらやはり「キネマの天地」が絡んでいた。こちらもいい加減鑑賞しなければ。

    ちなみにこの頃の出川くん、若いころの今田くんに雰囲気似てた(笑)

  • 地元・福岡飯塚の炭坑町から物語が始まるとあって、良い意味でも悪い意味でもひいき目で観てしまう本作。

    見捨てられた街が舞台であり、全編暗い雰囲気で進行する。おまけに長渕剛の恋愛も寅とは真逆を行くようなリアルさを持っていて、観ていて気が晴れるという類のものではない。

    満男の成長は数少ない明るい面として印象に残る。美保純演じる明美ねえさんに恋愛相談をしているシーン(女の子からもらった大量のラブレターを見せびらかしているシーンとも言えるが)は微笑ましい。

    出川哲朗がちょい役で出ててびっくり。以降の数作にも出てるらしい。

  • 結婚直前の志穂美悦子と長渕剛が競演する異色作。なんでこの二人が結婚したのか謎だったが、案外うまくいってる感じ。ときおり出てきた旅一座の団長の家を訪ねたところで、出てきたのが志穂美悦子。あれなんで岡本茉莉じゃないのと首をかしげたが、志穂美悦子が出てくるだけでOKという感じ。長渕剛の出来損ないな感じとか、無理矢理なラブシーンとかも良い味を出している。寅さんは控えめだけど、二人に花を持たせたと言うことで。寅さんシリーズを見たことがない人に一本勧めるとしたらこれかなあ。長渕剛が出てるってだけで勧めたくなる。
    有森也美とか出川哲朗とかが出ているのも面白い。

  • だいぶ飽きてはきたが、この回は良かった。とにかく、若かりし長渕剛が良かった。可愛いし、意外と演技もうまい。TPにそっくりだった。

    2016.10.29.

  • 昭和61年12月公開の『男はつらいよ』シリーズの第37作です。

    マドンナは志穂美悦子さんで、彼女が魅かれて結婚する若い画家役が後に本当に旦那さんになる長渕剛さんでした。

    このあたりになると寅さんは初老に差しかかっているからか、若い女性に惚れても、彼女を見守る役が定番になってきたね。

    内容としては、将来本当に夫婦になる志穂美さんと長渕さんの共演作ってことくらいしか特筆することはないかな…。

    画家の割にはブルースハープを吹いているシーンのが多くて、長渕さんは長渕さんでしかない感じだったけどね~(笑)

  • 志穂美悦子、オフロードには乗るけど、乱闘せず。
    本人は幸せだったかもしれんが、日本映画の損失となりし。
    出前スタイルの渥美清は、サービスショット。
    シリーズ2回目の笹野が結婚相談所。
    桜井センリのセリフがないなあと思っていたら、あとでたっぷりと。

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著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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