フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : リチャード・ラグラベネーズ 
出演 : ヒラリー・スワンク  スコット・グレン  イメルダ・スタウントン  パトリック・デンプシー  マリオ  エイプリル・ヘルナンデス 
  • Happinet
4.12
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感想 : 79
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本 ・映画 / ISBN・EAN: 4988113759106

感想・レビュー・書評

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  • 泣けます。教育とは何か,人の成長とは何か,考えさせられます。映画の前半は,人間がいかに環境に作られるものであるか,その不平等さを目の前につきつけます。そして後半には,どのような環境でも,内面に働きかけることで,その環境さえも変えることができるのでは,という一筋の希望を投げかけてくれます。読書のすばらしさを感じさせてくれる一本でもありました。

  • (The Freedom Writers Diary; 2007/米、123min.)

    舞台はロス暴動から2年後(1994年)、人種間のいがみ合いがいつ暴発してもおかしくないロス郊外の公立高校。学校でもストリートでも家庭のなかでも人種偏見と人種対立。ホロコーストとは。憎悪、否定、貧困、許容、無償の愛、真の教育。

  • 良い映画だった。

    人間って、やっぱすてたもんじゃない
    実話だから余計そう思える。

    仲間意識って大事なんだんだな~
    ある程度の組織をまとめる時って
    それが大事なんだとつくづく感じた。

    いろいろ参考になった映画でした。

  • 多民族国家であるアメリカの負の部分を凝縮したような学校だった。
    生徒が人種や部族・貧富、それぞれグループ同士でがいがみ合い傷つけ合い、学校も過去の素行による更生プログラムでとりあえず来ているだけ。その日生きるのに精一杯で学ぶ気もない。そんな学校に赴任してきた新人教師エリン。明日すら見えない問題児だらけの生徒達をいかにして立ち直らせたのか。
    実話ってことでアメリカの裏の恐ろしさをまざまざと見せられた感じ。明日生きていられる保証がこれっぽっちもない子供達が将来なんて考えられる訳もなく、そんな子供達にお互いを尊敬することや連帯感、暴力の無意味さなどを教えるのでなく、生徒それぞれに考えさせることで変えていくという方法に感心した。

    あと、アメリカンなバイクに跨がり、ブオンブオンってアクセルを煽りながら「俺たちは自由だぜ!」的な映画を想像してたのは内緒!w

  • 4,5年前の高校の英語の授業で鑑賞。
    その時に気に入って、DVDも買ってしまった。この作品の影響で、日記をつけるようになった。

    人の素直の気持ちとは、なんて強い力になるのだろう。
    エリンにしても、エリンの教え子たちにしても。

  • 感動した。とても。悲惨で困難な時代に生きて傷を負った若者が強かに前向きに人生を歩もうとする、その変化に心揺さぶられた。そして諦めない真っ直ぐなミスGは本当にすごいと思う。

  • これ実話なんだね〜いいね!!

    評論するといろいろあるけど
    純粋にほっこりできる作品だと思いますよ☆

  • 実話を元にした話。
    底辺校に熱意ある教師が来て見放された子供たちときちんと向き合ったら素晴らしい効果をあげましたというストーリーは、よくあるといえばよくある。
    「ルアン先生には逆らうな」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4150501912とか「ニューヨークの高校生、マンガを描く」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4000242873、ギャレス先生と合唱、「天使にラブ・ソングを2」もそうか。
    こういうものを見るたびに、たったこれだけの支援で様変わりするほどこの子たちが放置されているってことを思い知らされる。
    そして、これが話題になるほどに目をかけられるケースは稀だ。


    舞台はロス暴動のちょっと後。
    人種統合を形だけ実施した(色んな人種をただ同じ箱に詰めただけの)学校は、暴動以来「優秀な(白人の)」生徒が激減、人種ごとに固まって一触即発の緊迫した状態。
    有色人種の多くはスラムからバスで30分くらいかけて通っている。

    自ら希望して赴任したエリンは安全な場所で育った白人で、自分の知っている世界とのあまりの違いにショックを受ける。
    世界の違いとは、暴力が日常の中にあるとか、「さべつやへんけんはいけません」が常識じゃないとか、まずはそういうわかりやすく怖い部分。
    それから、生徒たちが置かれている状況や扱われ方が徐々にわかってくる。

    映画は良かったけどだいぶ省略されているんだろうとも思った。
    時間制限のなかで描ききるのは無理だろうし、映画としては良いんだけど本を一緒に読みたい。
    ヒラリースワンクの笑顔はつられてニコニコしちゃいそうな素敵な笑顔だ。

    実在の人たちを描くのに夫や父親の描き方はこれでいいのかな?
    本人はどう思ってるんだろう。ちょっと疑問。
    だいたいこの手の話で教員を語り手ではなく主役にしてしまうのも違うだろう。

    追記:元の本を読んだらあっちはちゃんと生徒がメイン。
    検索した感じだと映画の家族部分はフィクションっぽい。
    ミュージックオブハートとかぶりまくりなところをみると「いかにもウケそうな感じ」の創作しちゃったのか?
    実在の、しかも存命の人の人生を創作しちゃうのは好きじゃない。

    B級サスペンスみたいなジャケットはどうにかならなかったのか。


    印象に残ったシーン

    ・エリンが生徒の状況に気づくところ。
    ホロコーストを知っているかと問われて挙手したのは白人ひとりだけ。銃撃されたことがあるのは白人ひとり以外の全員。

    ・新品の本をもらって喜ぶ生徒たち
    においをかぐのは万国共通なのか。かわいい。と同時に、与えられてこなかったものが見える。

    ・優秀クラスのアフリカ系女子がクラスを移ってくるところ
    優秀クラスで「カラーパープル」を扱ったさいに「黒人としての感想」を求められてげんなりする。黒人文学を扱わないのかと問えば「暴力やドラッグばかりで駄目」と返される。
    「きょうだい」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4805833742で、障害児のきょうだいが人権作文を期待されるのが嫌だったと書いていたのを思い出した。
    私もむかし学校でこういう景色をみたことがある。教材に使われたのはコリアンや障害者だったけど、教員の無神経さは同じだった。
    理解しようという気持ちからくるものだったとしても、あれは「言葉の通じる猿」への態度だ。「他の猿の言葉はわからないから通訳しておくれ」っていう。

    ・白人男子がフリーダムライドの白人に自分を重ねるところ
    アフリカ性を押し付けられた優秀クラスの女子と、ロールモデルを自分で見つけた白人男子の違い。

    ・エリンと敵対する主任
    生徒のためになっていない人なんだけど、悪役のための悪役じゃない。
    あなたは生徒を嫌っていると指摘されて、私だって生徒に好かれたことがあるとしぼりだすように激昂するシーンが、色々間違っているし、しんどすぎる状況で磨り減ってしまったけれど、この人はちゃんと教師だったんだと思わせる。
    「三月のライオン」の先生を思い出した。

  • どんな国の子どもたちでも、”仲間”と愛情が必要で、その大切さがちゃんとわかる。
    日本では想像もつかない、それぞれの人種ならではの壮絶な経験をしている生徒たち。それならグレてもしょうがない・・・とせず、”ホロコースト”を使って生徒たちに”変わる”ことを教える新人教師エリン。
    生徒たちのために、組織にも立ち向かう。
    あれだけ荒れていたクラスが心を開くまでがあっという間と思わなくもないけど、愛情に飢えている子の表情が変わっていく様子には涙が・・・。

  • DVD (英語字幕/授業)

    実話に基づいた物語。
    生徒たちがアンネフランクに自分を重ねたように、
    わたしも1ヶ月の経験を彼らに重ねる。

    生徒ひとりひとりの持つ物語の深みが、ずしりと心に入ってきた。

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