クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : マット・リーヴス 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012年3月10日発売)
3.04
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感想 : 169
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113823654

感想・レビュー・書評

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  • 思いの外面白かったです。
    POV形式の映画は初見だと思ったけど、人民寺院の映画観てました。
    これは発見なのですが、あんなに手ブレしてたのに画面だけだと酔わなかった。車・バス・電車・地下鉄・新幹線・飛行機・エレベーター・ジェットコースター等乗り物全て酔うのですが視覚情報だけじゃ酔わないのか……

    いきなり謎の巨大生物に襲われたら、人間は為す術もなく逃げ惑うしかないのか、とつくづく絶望しました。
    叫び過ぎやろと思いますがこうなるよな。
    妙にリアルでした。本気で逃げ惑ってるし、緊張してる時に要らんこと言うハットもこういう人いるな…と。本人は緊張に耐えられないんだろうけど、ほんと、黙れよ、と。

    ロブの友人を助けに行かせてくれ!ってのを見るに見かねて外に出してくれた米軍人良い人でした。マンハッタン爆撃も脱出ヘリの時間も場所も教えてくれて。このシーン良かった。
    噛まれてたらなんかダメなんですかね?これ伏線っぽい……一般人には“あれ”が何かわからないのに、米軍が「噛まれたらダメ」をこの時点で把握してるってことはさ。。

    全滅したので一旦この設定(この人々の話)はここで終わりっぽい。続きも観ます。

  • 結末の曖昧さ、見にくさ含めて良い映画。
    最近SNSで見られる海外のアニメーターの怪物・怪異系の動画がこれに影響受けてるんじゃないのか??!っていう感じで面白かった。
    オタク感のあるSFで好き。

  • 今まで観てきた映画の中で一番面白くなかったといっても嘘じゃない!
    何が面白いんだろう、、

  • 面白すぎて眼が離せなくなり明日仕事なのに。
    凄かった。とにかくすごかった。

    リアルさどうこうよりも、迫力。
    ストーリーどうこうよりも緊迫感。
    だって人間たち頑丈すぎでしょ。その点は冗談っぽさが活きている。

    重ね撮りされた前の映像もよし。憎い演出。

    そしてエンド曲にさらににやり。

  • オリジナリティを売りにしてるが他にもこういう撮り方の映画はある。でストーリーだけ観ると、ホンマにおもんない映画(笑)なんかもっとこのアングルを活かすストーリーはなかったんかぁ?て思う。中身空っぽの映画(笑)

  •  マンハッタンに突如現れた怪獣の顛末を一台のハンディカメラの視点のみで描く。

     この映画普通に撮ったらきっとヒットしなかっただろう。酔うという人もいるようだが、カメラ映像視点は雰囲気を出すという点でかなり成功してると思う。
     完全な一人称視点でただ逃げてる市民の視点だけだとつまらないのでは? と思っていたが、起承転結のストーリーがちゃんとあるのがうまい。巨大怪獣に超接近するし、ミニ怪獣も出てくる。
     自由の女神の首が飛んできたとこで、写メ撮ってる人がたくさんいるシーンが好き。
     この映画は、なぜ怪獣が発生したのか、最後倒されたのか等、普通の映画なら語られるべきものがほとんど語られない。これを物足りないと思う人も多いと思う。
     ただラストの、以前撮った映像の中に空から謎の物体が海に落ちてくるのが映っているという普通に見てるだけでは絶対分からないオチは本当にうまいと思った。

     評判に違わぬ独特の面白さがある映画。

  • 従来の映画の一般的な形式である―物語を演じるもの〈役者〉とそれを鑑賞するもの〈観衆〉の両者が存在するのに対して、ハンディカメラというツールを通して、加害者や被害者・傍観者や経験者、主観者と客観者、そして破壊者と逃亡者、とに実に多くのポジションが生まれる。また、それらの存在はムービーを見るものが存在し、それらを定義づけることにより可能になったことから、今まで鑑賞するとう役割のみを持っていて、いわば映画という娯楽を消費しているのに過ぎなかった観衆は、否応なしに実証者とう役割を与えられ、物語に引き込まれて行く。
    本作は終始、記録することを意識しており、記録映像を見るひとを意識して登場人物は撮影を続ける。小説にしたらきっと二人称になるに違いない。というほどメッセージ性の強いものだ。愛し合う二人の行く末を主軸に物語は成り立つことが可能になり。その一方では、一人の女性だけが助かったかもしれないという物語としての不純性がリアリティを増し、記録映像としての作りこみを完成度高いものにしている。
    また、自由の女神の上半身が破壊され、市街地の墜落するシーンがあったが、アメリカでは国家の崩落にしばしば自由の女神の破壊が象徴的に使われているような気がして、実に興味深い。
    都市が破壊されることに、一部の人は強い情念を持っているようだ。それが何の象徴になるか、またそのルーツがどこにあるのか、私には分からない。それは暴力によって生まれる不協和に対する憧れか、それとも現在ある秩序なに対する不満か。または、やがて今の文明の繁栄も廃れて行くのではないかという素直な不安か。

    映画をミステリーとして観るとまた違う視点から考えることができる。隠された伏線が繋がったときは衝撃を受けました。

  • 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来の、こういうハンディ撮影形式の映画を見た。
    やはり臨場感具合は格別で。
    例えば今、自分の住んでいるところで、何か得体は知れないがとにかく足下で人々がめちゃめちゃ騒いでるとしたら…。その物事の正体や原因なんてすぐに分かりっこない。時間が経つにつれて、事実が少しずつわかってくるはず。映画「ミスト」や「ハプニング」もそんな感じだけど。そういう言わば身の丈にあっている“何らか”の不安を抱えている状態は、不気味で、恐怖であることは鉄板ネタのようです。

    この映画で出てくる得体の知れない“何か”はかなり現実離れしてますが…(笑)それを抜いたら構成とかは面白いっす。
    壊れて傾いて隣のビルに寄りかかったビルから、隣のビルに移るシーンがあるんだけど、まともな精神状況ではあんなことできないっすよねぇ。

  • 超傑作の体感型ムービー。モンスター・パニック映画の歴史にその名を刻んだといって良い。POVはもはや珍しい手法ではないけれど、それを怪獣映画でやったというのが新しい。臨場感が圧倒的です。

    カメラを回し続ける行為が、実は極限の状況で気を紛らわせる手段であり、生き残れないかもしれないと半ば自覚した彼らの存在証明でもあるところが深い。ラストシーンも“始まり”を描いたことでしっかりと〆まっていました。

  • ネタバレしないようにかなり厳重にキャンペーンを張ってたけど、実際ネタバレしててもこのジャンルが好きな自分は絶対見たな、とおもいます。

    ポラロイドが2枚だけのHPとか、情報を小出しにする感じとか、自由の女神の首が吹っ飛んでくる予告編とか、たまらんくらいワクワクしましたが、大体は想像通りな展開でした。

    面白かったけど注意すべきは画面の手ぶれ。
    車酔いする人は吐きそうになるかも。
    終始ハンディカムでブレブレなので、視点がとてもリアリティがあるといえばありますね。
    自分が災害に巻き込まれてる気にさせてくれます。
    ところで、お前はどんだけジャーナリスト根性の据わったカメラマンなんだ(ただの素人ってのがまたすごい)、と思うこと請け合い。
    こんな状況でカメラを捨てないことがこの映画の一番のツッコミどころでっせ。

    個人的にはディズニーのアトラクション的な、サービス精神旺盛な展開が残念かな。
    もっともっと絞り込んで極限の状況を作り出してほしかったなあ。
    見終わったあとは面白いアトラクションだったなあって感じ。

    意外と万人受けするブロックバスター映画ではなくて、マニア受けする作り。
    そんなに新しい視点じゃないんだけど、とにかくこのジャンル映画のファンが昔からやってほしかったことは存分にやってくれてます。
    いわゆる”神の視点”の排除です。
    それだけで大評価!
    なんかありそうでなかった映画かなあ。
    あとはキャンペーンの張り方がうまいねえ。

    あ、そうそう、最後の曲!!
    最後の曲が、泣かせます!J.J.エイブラムス、やっぱそういうことだよね?!この映画自体がオマージュだって思って良いんだよね。じゃないと曲調が似すぎです。

    邦画では到底到達できない映像が見られます。
    東宝、マジでこういうセンスを見習って。。。
    こんなに愛してもらってるんです。

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