ガチ☆ボーイ【スタンダード・エディション】 [DVD]

監督 : 小泉徳宏 
出演 : 佐藤隆太  サエコ  向井 理  仲 里依紗  宮川 大輔  泉谷しげる 
  • ポニーキャニオン
3.73
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本棚登録 : 258
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632502146

感想・レビュー・書評

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  • たくさん貼られた何枚もの写真にいる佐藤隆太の笑顔の裏に隠された想いを考えると、すごいなと思う。この笑顔は練習したい。
    自身のハンディキャップを知られないようにする気持ちは分かるが、周りの部員と同じく、何で言わないんだよと。カミングアウトまで長くて退屈ではあった。
    ただ、4回告白はお互い切ない。

  • 前向性健忘症とプロレスという組み合わせ、記憶がなくなっても、体は覚えているという設定は秀逸。だけど活かしきれていない。「メメント」と違って日本映画的なシリアス路線なのだから、逆に笑えるところは思いっきり笑えないといけないはず。大学の部活ということでどうしても「サマータイムマシンブルース」と比べてしまう。中盤からの主人公の喪失感がグっとくるので期待も高まったが、結末もいまいち空振りでもったいない。脚本家の西田征史さんの演技が見られたのは予想外の収穫。☆3

  • 面白かった。

  • 監督, 小泉徳宏. 脚本, 西田征史

    記憶障害に悩む大学生が、自らが生きていることを実感するため、命をかけてプロレスに挑む。何もひねりもない、まっすぐな物語だが、だからこそ心動かされた感も否めない。

    佐藤隆太の演技は、その純真な笑顔のためか、観ている人の心を温かくさせる。向井理、さえこはいたって普通。仲里依紗は、こういう清純系の役の方が似合っている気がする。

    2回目の告白のシーン、そして最後の無制限マッチは、展開が読めていても自然と涙が湧いてきた。

    「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやれよ」

    キザだがぐっとくるセリフ。向井理だから女性は余計にくらっとするだろう。

  • 2008/120min/Japan

    http://youtu.be/RcA5PKHdjls

  • プロレスあついな!
    最後の試合は燃える。

  • 2014/12/17

  • 2008年作品 小泉徳宏監督

    青春のにおいと 息子が父親に対する思いが伝わる映画。
    期待しないで観ていたが 意外とおまけつきだった。

    五十嵐(佐藤隆太)は 大学三年生。
    司法試験の1次試験を受かった秀才である。
    学生プロレス団体HWAは北海道学院大学のプロレス研究会。
    五十嵐は プロレスの勧誘のショーを見て 入部を希望する。
    五十嵐は カメラとメモは欠かせない生活を送っていた。
    なかなか段取りが覚えられないが・・・・

    大学のプロレスにいるのは 体力や筋力ではない。
    あくまでも 演技力だ と先輩たちに教えられる。
    ショービジネスのプロレスであり・・・
    奥寺 レッドタイフーン(向井理)は 
    『安全第一』 を基本としている。
    レッドタイフーンは 熱血漢である。

    商店街の試合で 五十嵐は 
    マリリン仮面として始めて登場。
    ガチ勝負をしてしまう。
    それで、マリリン仮面に人気が出て 
    プロレス連合の加入をみとめられる。

    ところが、五十嵐は 自転車事故をして 
    一晩眠ると 記憶がなくなってしまうという 
    脳障害を持っていた。
    五十嵐は 朝起きると 
    必死に 日記を読んで記憶を取り戻すのである。
    それを妹から 麻子(サエコ)とデビルドクロは聞かされる。
    五十嵐は みんなに黙っていてくれと頼む。

    プロレス連合の代表のシーラカンズに認められた 
    マリリン仮面は 4戦4勝 と言う好成績を揚げ
    レッドタイフーンとタッグを組んで 
    シーラカンズと戦うことになる。

    マリリン仮面を4戦4勝にしたのは 
    シーラカンズの策略で・・・
    マリリン仮面を徹底的にやっつけて 
    人気を取ろうという魂胆だった。

    マリリン仮面はドロップキックをドロップキック佐田より
    教えてもらって 練習する。なかなか上達しないが練習に励む。

    父親(泉谷しげる)に
    プロレスをやっていることがばれてしまう 
    五十嵐は
    『記憶がないと言うのは 生きていないと同じ。
     しかし、身体の傷や打撲が 身体が覚えている。
     そういうことが 楽しいし、生きているんだ。
    だから、プロレスが必要だ。』という。

    試合の前日 興奮して眠れない 五十嵐は・・・
    徹夜をして 記憶が残っていることに歓ぶが・・・
    会場に向かう バスの中で眠ってしまう。
    五十嵐は バスの中で目覚めるが・・・
    記憶はすべてなくしている。
    かろうじて 妹に連絡が取れるが・・。
    五十嵐は どうなるのか?
    この後が 実に見ものである・・・面白かった。

    泉谷しげるの父親が いぶし銀の演技。
    寿司屋での 弁護士になって・・・
    銭湯をただにしてやらぁと言う場面
    五十嵐の日記を見ながら 息子が何を悩んでいるのかを
    読みながらの 表情。引き締まりましたね。

    眠ると前日のことを
    すべてリセットされてしまうと言う記憶障害。
    この病気の設定が あざとらしい物語になるが
    深く考えないで、そういう脳障害があるのだ 
    と思ってしまえば楽しめる。

    前向きに生きようとする五十嵐に拍手を送りたくなるのだ。
    記憶をなくしたら 生きている証はどこに存在するのか。
    身体性の記憶 無意識の記憶 というテーマが広がる。
    周りにいるヒトたちの暖かい 視線が 物語をはぐくむ。

  • ラストがあっさりしすぎだと思ったけど、告白した時に「それ4回目だから」と言われてるシーンは切なかった。

  • 以前から気になっていた作品だったものを、ようやく観た。
    予想通り、号泣した。

    友情と、父親との関係と。
    愛にあふれた映画だった。

    毎朝、日記を読んで、記憶障害だということを知る。
    知らないうちに月日が進んでいるような状態。

    想像もつかない。

    文字の記録として思い出は残っていくけど、そのときの自分の思いや感情は残らないんだなぁと思うと辛い。

    それでも笑顔で仲間とプロレスをする佐藤隆太がピッタリだった。

    ラストは勝っちゃうのかと思ったけど、そうではなかった。
    それでも、それ以上のものを得られたのかもしれないな。

    プロレスとか格闘技とか見るのは苦手だけど、胸が熱くなった。


    笑いもあって、とてもいい作品だった。

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著者プロフィール

1980年、東京生まれ。ROBOT所属。2006年『タイヨウのうた』で劇場長編映画監督デビュー。監督作品は他に2008年『ガチ☆ボーイ』、2010年『FLOWERS』、2013年『カノジョは嘘を愛しすぎている』など。『ちはやふる 上の句』『同 下の句』に続き、監督と脚本を担当。

「2018年 『小説 映画 ちはやふる 結び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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