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- / ISBN・EAN: 4988632502146
感想・レビュー・書評
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前向性健忘症とプロレスという組み合わせ、記憶がなくなっても、体は覚えているという設定は秀逸。だけど活かしきれていない。「メメント」と違って日本映画的なシリアス路線なのだから、逆に笑えるところは思いっきり笑えないといけないはず。大学の部活ということでどうしても「サマータイムマシンブルース」と比べてしまう。中盤からの主人公の喪失感がグっとくるので期待も高まったが、結末もいまいち空振りでもったいない。脚本家の西田征史さんの演技が見られたのは予想外の収穫。☆3
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面白かった。
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2008/120min/Japan
http://youtu.be/RcA5PKHdjls -
プロレスあついな!
最後の試合は燃える。 -
2014/12/17
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2008年作品 小泉徳宏監督
青春のにおいと 息子が父親に対する思いが伝わる映画。
期待しないで観ていたが 意外とおまけつきだった。
五十嵐(佐藤隆太)は 大学三年生。
司法試験の1次試験を受かった秀才である。
学生プロレス団体HWAは北海道学院大学のプロレス研究会。
五十嵐は プロレスの勧誘のショーを見て 入部を希望する。
五十嵐は カメラとメモは欠かせない生活を送っていた。
なかなか段取りが覚えられないが・・・・
大学のプロレスにいるのは 体力や筋力ではない。
あくまでも 演技力だ と先輩たちに教えられる。
ショービジネスのプロレスであり・・・
奥寺 レッドタイフーン(向井理)は
『安全第一』 を基本としている。
レッドタイフーンは 熱血漢である。
商店街の試合で 五十嵐は
マリリン仮面として始めて登場。
ガチ勝負をしてしまう。
それで、マリリン仮面に人気が出て
プロレス連合の加入をみとめられる。
ところが、五十嵐は 自転車事故をして
一晩眠ると 記憶がなくなってしまうという
脳障害を持っていた。
五十嵐は 朝起きると
必死に 日記を読んで記憶を取り戻すのである。
それを妹から 麻子(サエコ)とデビルドクロは聞かされる。
五十嵐は みんなに黙っていてくれと頼む。
プロレス連合の代表のシーラカンズに認められた
マリリン仮面は 4戦4勝 と言う好成績を揚げ
レッドタイフーンとタッグを組んで
シーラカンズと戦うことになる。
マリリン仮面を4戦4勝にしたのは
シーラカンズの策略で・・・
マリリン仮面を徹底的にやっつけて
人気を取ろうという魂胆だった。
マリリン仮面はドロップキックをドロップキック佐田より
教えてもらって 練習する。なかなか上達しないが練習に励む。
父親(泉谷しげる)に
プロレスをやっていることがばれてしまう
五十嵐は
『記憶がないと言うのは 生きていないと同じ。
しかし、身体の傷や打撲が 身体が覚えている。
そういうことが 楽しいし、生きているんだ。
だから、プロレスが必要だ。』という。
試合の前日 興奮して眠れない 五十嵐は・・・
徹夜をして 記憶が残っていることに歓ぶが・・・
会場に向かう バスの中で眠ってしまう。
五十嵐は バスの中で目覚めるが・・・
記憶はすべてなくしている。
かろうじて 妹に連絡が取れるが・・。
五十嵐は どうなるのか?
この後が 実に見ものである・・・面白かった。
泉谷しげるの父親が いぶし銀の演技。
寿司屋での 弁護士になって・・・
銭湯をただにしてやらぁと言う場面
五十嵐の日記を見ながら 息子が何を悩んでいるのかを
読みながらの 表情。引き締まりましたね。
眠ると前日のことを
すべてリセットされてしまうと言う記憶障害。
この病気の設定が あざとらしい物語になるが
深く考えないで、そういう脳障害があるのだ
と思ってしまえば楽しめる。
前向きに生きようとする五十嵐に拍手を送りたくなるのだ。
記憶をなくしたら 生きている証はどこに存在するのか。
身体性の記憶 無意識の記憶 というテーマが広がる。
周りにいるヒトたちの暖かい 視線が 物語をはぐくむ。 -
ラストがあっさりしすぎだと思ったけど、告白した時に「それ4回目だから」と言われてるシーンは切なかった。