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- / ISBN・EAN: 4988142687524
感想・レビュー・書評
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孤独に負けると人間は正気ではいられなくなるのかな
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飛行機の中で見て、慄いた記憶があります。
舞台が原作だったような…(うろ覚え)。
日本人で言うと誰でしょう、大竹しのぶvs中谷美紀みたいな、演技派の二人の演技バトル。
ケイト・ブランシェットもジュディ・デンチもすごいです。ケイトの退廃した雰囲気も素晴らしいですが、ジュディ・デンチのまるで元から彼女自身がこうだったのじゃないかと思わせる性格形成は圧巻のひとこと。最後の丘のベンチのシーンは、背筋を悪寒が走る恐ろしさです。ひとって、みんながみんな失敗から学べる生き物ではないのね。
ケイトの濡れ場(と呼ぶべきか?)は、劇場でみていたら赤面ものの色っぽさ。彼女の苦悩や誰にも言えない辛さには同情を禁じ得ませんが、でもやっぱり、あれは罪なのでしょう。罪を犯してしまうことが、すでに人間のデフォルトなのかもしれません。だとすれば、罪を犯さないようにすること、そして犯した人間をどう裁く(許すことも含めて)のかが、人間の真価かもしれません。
すごく好きな作品です。 -
ケイト・ブランシェット、巧い。
15歳の教え子と関係を持ってしまった女教師の物語。
どこぞのAVにありそうなストーリーですが、ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技でそれっぽく仕上がってます。
とはいえ、見所はその二人のやりとりくらい、どうしてもストーリーが安っぽいというか、現実的に感じられませんでした。
倦怠期の主婦なんかが見ると共感できるのかな?ブランシェットの顔の変わりようはすごかったんですが。 -
ケイト・ブランシェット見たかったので借りたがいまいち。
まずばあちゃん(ジュディ・デンチ)がきもい。 屈折したばあちゃんストーカー、怖い!
そして、ケイトの相手役の男子生徒がぜっんぜんかわいくない。
孤独な女たちのスキャンダル、好みではなかったということで。 -
この映画はこわい
別にホラー仕立てじゃないのに、
ヒトの気持ちって怖いって思った。
何をしても何をされても許せるときと許せない時があって、
その違いはなんだろうって考えてみたんだけど思いつかなくて、
音楽聞いてたらふっと答えが入ってきたりして、
それはやっぱり私にはマイラバやハナレグミやミスチルだったりして。
許せる理由はそりゃ
君が好きだから
これに尽きる -
おもしろい。
バーバラの偏執的愛情がとりあえず怖い。そして見応えありです。
これだけ歳とってもこんな感情で行動してしまうなんて。
ケイトブランシェットの作品の中でこの映画が一番好きです。 -
最高傑作かと言われるとそうではないが、ディンチとブランシェットの見応えある演技合戦は十分五つ星に値するだろう。ストーリーはやりたいさかりのガキと欲求不満の主婦の話で他愛もないのだが、そこに絡むディンチの役が、エルキュール・ポアロ最後の作となるカーテンに出てくる犯人を思い浮かばせる。って、そんなこと思うの私だけだろうが、なんかイギリスという共通点を感じる。しかし、映画の中ではブランシェットはより美しく、ディンチはより醜く映っており、女優ってすごいなぁ〜
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ジュディ・デンチ&ケイト・ブランシェット、二人の「エリザベス」女優の競演!なんとも豪華。
ケイトの夫役でビル・ナイが出てきて、へんてこなダンスを踊ってくれたり、(ラヴ・アクチュアリー・・・)こないだ観たばかりの「つぐない」のいとこ役(ジュノー・テンプルという女優さんみたい)が娘役で出てきたのも、なんだかうれしかった。
バーバラ(ジュディ・デンチ)の昔の友人の話が出てきたあたりで、このDVDに「Lの世界」第1話が特典映像で入っていることを思い出し、これは伏線か!と余計なことに気が散ってしまった。ラストまで観れば、バーバラのシーバに対する感情は、シンプルな恋愛感情ではないことは明白。
バーバラの孤独感は実は、彼女をとてつもなく強くしているのかもしれない。ラストで、また別の女性と出会うシーンを観たらなんだかほっとしてしまった。彼女はまた、日記に金星をつけることができるだろう。また同じ災いを起こすとしても。 -
どちらの女性にも共感し、
どちらの女性にも嫌悪感を抱いた。
人間の弱さ・ずるさといったものが、
いやーな感じで浮き彫りになってます。
二人の女優の競演で見ごたえたっぷりかと思いきや、
少々物足りなさあり。