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本 ・映画 / ISBN・EAN: 4988111285690
感想・レビュー・書評
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見比べる意味で新しい方の市川崑作品も再鑑賞。同じ脚本で同じ演出家なので違和感はないが、何か全体的に昭和22年の雰囲気が薄く、荒廃冷めやらぬ感が足らない。また演者の容貌、特に松嶋菜々子が現代過ぎて馴染まない。キレイではあるけど、島田陽子の方が戦後って感じが強い。石坂浩二や加藤武、大滝秀治のように同じ役をやるのもどうかと思う。また、古館弁護士はやはり小沢栄太郎で、決して中村敦夫ではないし、坂口良子が深田恭子って無理にもほどがある。今回はじめてわかったが、前作の竹子役の三條美紀が、松子の母・お園役なのは乙。
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30年前の作品のリメイクなのに、石坂浩二(金田一耕助)大滝秀治(大山神官)加藤武(署長)が旧作と同一役で出演しているのが凄い。旧作で詳しく語られていた犬神佐兵衛のBLな過去は今回ぼかしてあり、その分佐清と珠世の爽やかな恋愛の方に力が入っているようだ。主題曲「愛のバラード」もお洒落にアレンジされていた。湖面に突き出た足の意味はリメイク版でもその見立てが解説されなくて残念。何度も読んだり観たりしているのでストーリーはよく理解できるが、やはり旧作のインパクトは凄い。日本映画の金字塔と言われるのも納得。
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どうしても、旧版と比較してしまう。
横溝特有のおどろおどろしさに欠ける。
松嶋は綺麗だけどさあ。