六ヶ所村ラプソディー [DVD]

監督 : 鎌仲ひとみ 
出演 : ドキュメンタリー映画 
  • グループ現代
4.03
  • (11)
  • (12)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 95
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215037129

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 川手先生にチケットもらって行ってきました。
    怖いよ・・・地球どうなっちゃうの。

  • 778.7||Ka

  • 3.11後、何が変わったか。

  • 「原発に反対か、賛成か?
    中立は賛成と同じ。
    声をあげなければ楽だし、そのとき毎に意見を変えれる。」だったかな、農家のTさんの言葉。

    誰かがやってくれるとかでなく、自分の魂の声を聞いて、『自発的』に動く問題ですね。
    自分の命に関わる問題ですから。

    斑目氏の「結局は金でしょ。そういう世界みたいですよ。」「そりゃ怖いでしょ、あんなもん」等の言葉は必見です。

  • 核燃料再処理工場を建てられた青森、六ヶ所村のドキュメンタリー映画。
    脱原発を考える今こそ鎌仲ひとみさんの映画は観ておきたいと思う。

  • この前帰省したときに実家でみた。
    六ヶ所村の歴史にただただ悲しくなって、途方にくれてしまう。
    田中角栄の日本列島改造論。中曽根康弘の原発導入。2度にわたる政治の波によって、土地を追われ地域がばらばらに切り刻まれて、そして今となっては原発関連施設に依存しなくては成立しないような自治体になってしまった。それは六ヶ所だけでなく青森県全体にいえることでもあって。
    みんなただただ、「そこ」でささやかながらしあわせな日常を送りたいだけなんだよなー。東京からはまるで見えない下北半島の付け根に、突然現れる無機質な建造物の群れ。日本中の原発が廃炉になったって、核燃料棒はすべて、六ヶ所に保管される。すべて、青森にくる。絶望っていうのはこういうことなんだなあと思う。

  • 「ヒバクシャ」に続く鎌仲ひとみ監督の原発ドキュメンタリー。06年に青森に完成した六ヶ所村再処理工場をめぐる人々の姿を描く。

    静かな語り口で入っていった前作と違い、今回は冒頭から直前に迫った同工場の試験稼働を反対する2人にスポットをあて、主張をはっきりみせている。

    一時期は多くの人々が参加していた反対運動だったが、次第に沈静化していった。工場が稼働すれば、大気、海に大量の放射性物質が流れることになるが、その実態はあまり知られていない。次第に、その経緯、この村が抱えている問題が明らかになっていく。

    村は寂れている。収入もない。再処理工場が出来れば、「一生モノ」だと、ある男性は言う。

    「これは国家プロジェクト。私一人が反対しても止まらない。共存共栄してくしかない」と、ある女性は話した。

    原発は果たして安全なのか。原子力安全委員会の班目春樹委員長は作品中で、こんなことを言っている。

    「(原子力の危険性は)分からないところがあるから、余裕をもたせるようにやっている。危ない状況があったらやめる。(これまでは)よかった、よかったで、きている。ただし、そうではないシナリオもあるでしょう」「原子力で安心出来る日なんてこないですよ。せめて信頼はしてほしいが、安心はできない。だって、大きいものだもの」

    再処理工場には1000トンの放射性廃棄物が持ち込まれ、8トンのプルトニウムを抽出する。再処理するといっても、日本の放射性物質の全体量は変わらない。工場の最大容量3000トンのプールには既に1000トンが入っている。また、最終廃棄物の処分についても明確な方法は決まっておらず、受け入れを表明している自治体はいまだにない。

    これについても、「最後はお金の問題。足りなければ、2倍、さらに足りなければ、10倍出す。そうすれば、どこかで納得するところが出てきます。(地盤調査の)ボーリングをするだけで20億円も出している。原発は1日とめると、損失1億円どころじゃない。あるものはできる限り使いたい。これが電力会社の本音」と斑目委員長は言う。

    村周辺には、いろんな立場の人がいる。再処理工場で働くことになった人、自然栽培にこだわる農家…。

    その農家の女性はこれまで沈黙を保っていたが、ある学者の話を聞いて、考えを変えたという。

    「中立ということは賛成しているのも同じ」

    まずはその実態に目を瞑らず、いろんな情報を積極的に知ることではないか。その意味でも、今見るべき作品。

  • 110318by岡

  • 青森県六ヶ所村には
     
    『核燃料再処理工場』が、あるんです

    原子力発電所から出る使用済み核燃料からプルトニウムやウランを取り出し、
    もう一度燃料として使えるようにするもので、
    効率がよくリサイクルであると言われている、が、

    プルトニウム、角砂糖5個分で、日本が全滅するほどの致死量

    そもそも、取り扱いに1ミリたりとも気を抜いてはいけない物質の再利用が
    グリーンなりサイクルとは到底思えない

    さらに、原子力発電所1基1年分の放射能を1日で放出すると言われている

    しかもウランの放射能の半減期は45億年ある

    ほんとに、ほんとに、考えなくちゃいけないこと

    このドキュメンタリーフィルムは
    六ヶ所に住んでいる人々、反対も賛成も、再処理工場で働いてる人も、そうじゃない人も
    主人公にした、問題提起するフィルムです

    とにかく、見て、知って!

  • 2009年2月6日購入

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映像作家。早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめ、NHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」などの番組を監督。2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。国内外で受賞、2006年「六ヶ所村ラプソディー」、2010年に最新作 「ミツバチの羽音と地球の回転」を完成、目下全国500ヶ所、海外でも上映が進んでいる。2011年度全国映連賞・監督賞受賞。2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売開始。著書に 「ヒバクシャ ドキュメンタリーの現場から」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」以上、影書房)、共著に「ドキュメンタリーの力」(子どもの未来社)、「今こそ、エネルギーシフト」(岩波書店)などがある。

「2012年 『鎌仲監督 vs. 福島大学1年生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×