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- / ISBN・EAN: 4582196801006
感想・レビュー・書評
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およそ70年前に書かれたぷプロレタリア文学の代表作。
表紙の扉部分に、左翼っぷりが露見して拷問死などと書かれていて時代背景が今と違いすきて馴染むのに大変だった。
基本的に主人公はナシで、蟹工船という労働者を敷き詰め監督が見張りを強引に行うといった内容。
労働場面は苦痛の連続だし、休む場所もダニが沸いたりして「糞壺」と描写されている。
当時の日本の風潮は労働者にいたわりの気持ちなど皆無で、利益を追求し一部の金持ちを潤わせている・・
みたいな内容だった。その意見に反発した作者は国家権力(一部の金持ち)にとっては面白くなかったのであろうか。
こういう歴史が確実に存在しているのだという認識を持った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
去年蟹工船ブームなったん?
なんで今更?? -
【原作】小林多喜二【イラスト】ヤマシタトモコ【キャスト】中村悠一(山下耕介)・石田 彰(沢木真人)・小杉十郎太(浅川)・阿部 敦(山田健吉)・羽多野渉(学生)・中井和哉(漁師頭 田村)他【発売日】20081023(モモグレ) ===== [<a href="http://www.momogre.com/inter/bjca-0100.html" target="_blank">出演者コメント</a>]
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かなり重いテーマだが、今、軽すぎるストーリー物が多い中
こういう物もあっていいと思う。
というか、むしろ聞いて欲しい。
原作は未読だがおそらくコレよりも相当重いものだろうと予想される。
そういった意味ではまだ聞きやすく仕上がってるのかもしれない。
中村悠一が熱血漢の役をしているが
こんなにボコられる役は他にはないだろう。
そういう意味では熱烈なファンなら聞いててソンはないと思う。
個人的にシリアス嗜好なのでこういうお話は大好物。 -
「蟹工船」は、最近若者の間で人気だとかなんだとか聞いて気になってたんですが、読んだことはなかったのでドラマCDで聴いてちょっと衝撃でした。
たぶん小説だともっとリアルに想像しちゃうから読めないだろうなぁと思う反面、あれが小説でどんな風に描かれているか、細かい部分はどんな感じなのかとか、すごく気になったり。
ワーキング・プアとストライキの関係とか、民主主義の利点とか、色々改めて考えられて、ちょっといい目覚ましになった感じです。
最近平和ボケというか、頭の中ぽわぽわしてたんで(苦笑)
ちなみに目当ては蟹工船の内容知りたかったのもあるけど、まぁぶっちゃけ中井さんなわけで←
ナレと漁師頭の2役だったので意外と出てらっしゃってうはうはだったり(笑)