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- / ISBN・EAN: 4582194841875
感想・レビュー・書評
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ベニチオ・デル・トロ!!すき!!
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喪失と再生の物語。
存在の喪失が胸に落ちた瞬間。見ていて胸が痛くなった。
けれど、そこが再生の出発点で、そのシーン以後の表情の変化は凄いと思う。
禁断症状と戦うシーン、「人間やめますか」というフレーズが頭を過った。 -
夫や父親、無二の親友を失い、遺された者達が、喪失感に苛まれながら一歩を踏み出そうとする物語。主人公の二人はもちろん、二人の子どもや彼らを取り囲む人達を含めて、感情表現が繊細で見応えがある。特に、薬物中毒者にして親友を失った男を演じるBenicio Del Toroが圧巻。大人の挟持を感じさせる顛末もいい塩梅。
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この映画のメッセージ性を受けきれなく、ただもやもとした。お互いに大切な人を失った喪失感からか、お互いを段々と求めていくけど、決して結ばれることはなかった。正直な感想は、それでいいんだという感じ。結ばれることである意味納得することが出来るけど、結ばれない事の美しさもある。いまいちそこが理解出来ずにもやもやした。
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そこには愛があった。
だからとても哀しかったんだ。 -
奉仕と、嫌悪、誤解、解放、希望。人間の様々な感情のレンズを曇らせる「中毒」が、ある男の人生の再生も曇らせる。それを分かっているからこその逃避、繰り返す堕落を奇跡的な愛情が掬い上げ、新たな自分が誕生する。
結局、目を曇らせるのは何かに偏りすぎる「中毒」なんじゃないかな。
必要な人達の間に必要な関係が築かれて、見出した道に涙を流すほど過去を悔やみ今を感謝できるのは、それはその人に道徳が存在するから。そう思う。 -
思いがけず、いい映画に出会いました。
派手さはないけど、
これぞ映画。
テレビドラマではなく、
映画でしか作れない作品だもの。 -
ベニチオ・デル・トロが渋すぎる。
タバコをウマそうに吸うシーンとか,ヤケっぱちでドラッグやっちゃう人間ぽさがたまらん。 -
デルトロもハルベリーもとても美味しそう
そして役はまりすぎです。危険な色気! -
この監督はすごい才能の持ち主だと思う。喪失、愛、続いていく日常、どれもせつなくて、苦しい現実。それを的確に捉えていると思う。
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2008年鑑賞
トロちゃんプリティー〜〜
ベニチオ・デル・トロが麻薬中毒患者を演じるのです。おいしくないはずがありません。
ストーリーを事前に知らずに見に行ったのですが、超アップ、毛穴がみえるくらいのアップの連続でとても生唾ものでした。
ある男が事故で死んだ。彼はハル・ベリーの夫であり、トロちゃんの唯一の親友だった。お互いに一番信頼する人が死んだ喪失感を受け入れられず、悲しみも吹き出すことができずに欠落感だけが生活を支配する。やがてお互いにその欠けた部分を埋めあうように近づくことになる。
とはいえ、決して触れあうことはしない。だから余計に切なくてセクシーなんですね。
トロちゃんの麻薬禁断症状はみているこちらも苦しくなるくらいの熱演です。目の焦点が合わず、白目をむいて気絶するところさえもプリティーと映る私はおかしいのかしら、、。
でも間違いなくトロちゃん作品のベストに入る映画でした。